魔法少女隊入隊試験
「記憶飛追跡」
ほのかは飛び上がる。上空で手足をばたつかせてる女の子を追いかける
「あわわわわわ!だれか!だれか!」
「ほいほーい。大丈夫かい」
「ひゃ!!ほ、ほのかさん?!」
「はい、落ち着いて。大丈夫だから」
「でも、でも」
くるくると回り続ける彼女に声をかける。
「あなたは今、飛に使う魔力を出しすぎてる。飛ばなきゃって想いが強いの。プールで水に浮いてるイメージを持つの」
「プールで、浮かぶ、イメージ」
「そう、ぷかぷかって」
彼女の動きは次第に落ちつきを取り戻していく。
「ね!」
「は、はい!ありがとうございます!」
「じゃあ、下におりようか。次は、ゆっくりゆっくり、沈むイメージで」
「はい!」
「ほんとうにありがとうございました。」
「大丈夫、大丈夫!」
地上におりたのち、彼女はほのかに散々お礼を言いまくっていた。
「あなた、名前は?」
「狐綿って言います。」
「狐綿さんね!よろしく」
「わたし、不合格でしょうか」
「あなた、魔法は好き?」
「失敗続きで、正直」
「ははは、じゃあ、今日のことは失敗かな」
「はい」
しょんぼりする彼女。そんな彼女の頭に手を乗せる。
「あなたは、暴走した魔法を制御して、無事にここに自力で戻った。暴れ馬みたいになった魔法を扱うのって相当難しい。狐綿ちゃんはたしかに、失敗したかもしれないけど、成功したこともある。だって次はうまくいきそうでしょ。」
「は、はい!」
「あなたと一緒に働けることを楽しみにしてる」
彼女を試験会場に送り届け、ほのかは帰路についていた。
「頭に手を乗せたとき、図に乗るな小娘って言うかと思ったっきゅ!」
「んなこと言うかい!」
「なんで、ちゃっちゃと助けなかったんだきゅ?」
「まぁ、後輩の成長を楽しみにしてるから、かな?」
「ふーん」
「彼女が魔法を嫌いになってほしくなかったからね」
「どこかほのかに似てたっきゅ」
「そうかな?あんなに可愛かったかしら」
「ドジなところとか」
「は、は、はー!」
「痛いっきゅ!痛いっきゅ!」
そんな彼女のもとに手紙が届く。
「ほのか、あなたに、教官として、働いてほしいの」




