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よくわからん素材の実験

どうしても展開が遅くなっちゃう。

「ただいまー」


ていっても今一人暮らしだから誰もいないけど。


まず、この黒い物体について調べてみたが、同じようなものが見つかった事例はなく、能力を無効化する能力などが宿っていることはあるが、それらは反動のせいで使う人も能力を使えなくなるから、使われることが少ない。このようなこの物質にかかる能力だけを軽減し、反動がないものは発見されていないようだ。反動がないと判断した理由は、単純にガントレットにこれをつけた状態でガントレットの能力が使えたから。


この物質をガントレットにしまうことはできなかった、またスラグショックで振動させようとしたけど、全然動かなかった。能力由来だったらこの前買った大盾で無効化できるかと思ったが、それもダメだった。

かなり効力値が高い能力か、そもそも能力由来のものではないのだろう。


重さは軽く感じる。そこそこの大きさの段ボール一箱分程度の量があるが、全部まとめて持っても500gくらいだろう。反重力物質かと思ったけど、移動させるのも簡単だからおそらく違うだろう。


僕は能力の探知できないし、明日白滝にちょっと見てもらうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「白滝、今日暇か?暇だったら、珍しいもん見つけたから検証手伝ってくれ。」


「おう、いいぜ。何すれば良いんだ?」


「これって探知できるか?」


そう聞くと白滝は少し集中した後に、


「いや、何もわからん。これなんだ?普通の黒いものに思えるけど。」


「多分それはない、じゃあこれは探知できるか?」


「それもわかんないな。なんなんだそれ?」


「この物体に能力を使うと、なんかよくわかんないけど妨害される。」


「よくわかんないけどそれすごくね?能力抵抗が素でついてるようなもんだろ。」


「なぜか、工房広場の素材のとこで売ってた。誰か買っててもおかしくないと思うんだけど。」


そんなことを話しながら、白滝に協力してもらって検証を進める。

やったことは、探知で見れるのか試すのと、能力効力値が8000くらいある白滝ならこれの妨害貫通できないかやってもらった。


探知はどうやっても見えなかったらしい。黒いやつで覆った工房製の武器も探知できなかったから、隠密用とかに使えそう。


能力を白滝が使ってみたが、黒いやつは無傷だった。


「ありがと、白滝。」


「おう、どういたしまして。なんかわかったら教えろよ!それ何か気になるわ。」


「了解、またな。」


「またな。」


そうして互いに帰路についた。明日からまた学校だな。これおじさんにも見せに行くか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おじさーん。いるー?」


「お、玲か。どうしたんだ?」


奥の方からおじさんが出てきた。今日は特に急ぎの依頼とかもないようだ。


「なんか珍しい素材買ったから、おじさんなんかわからないかなと思って。」


「どれどれ、見せてみろ。なんだこれ?みたことないな。」


おじさんはしばらくそれを観察していたが、見るだけじゃわかんなかったようだ。


「なんかこれについて調べたか?」


「うん、それはそれを対象にした能力を妨害して、能力探知も阻害するのはわかったよ。」


「能力探知の阻害か、能力由来じゃないなら初めての効果だな。」


「おじさん、それ使って僕の武器とか探知できないようにしてくれない?」


「おう、いいぞ。まずフラグメント使えるのか調べるから、ちょっと待っててくれ。」


そういっておじさんは作業を始めた。少し時間がかかるだろうから、湊さんに依頼されたやつの情報を見てみるか。


直近一ヶ月での関連事件発生は3回。1回目は炎の能力者の暴走で、現場にいた炎の魔法士によって鎮圧。2回目は能力者の集団で、物体射出の能力を持っていた1人が唐突に暴走、一緒にいた能力者複数人で、負傷者を出しながらも鎮圧。3回目は身体強化の能力者の暴走で、暴走した能力者がかなり暴れ、建物にある程度の被害があったが、人的被害は無く、現場に駆けつけた封印の能力者により封印され、その状態で検査されたが、結果は異常なし。どれも相当能力が強くなっていたようで、2回目の暴走した能力者を知っていた他の人たちは、いつもの何倍も威力があったと報告があった。

そして、暴走した能力者は現状誰も目を覚ましておらず、植物状態である。


かなり省略してあるのだろうが、能力が強化されている状態で暴れられるのはかなり迷惑だろう。幸い、能力効力値が高い能力者の暴走はまだ起きていない。能力の暴走は過去に事例があったそうだが、その時は無理に能力を使用したことによる暴走だったようなので、今回とは似て非なるものの可能性が高いようだ。


「玲、できたぞ。使って大丈夫なのかはわからんが、まあお前ならなんとかなるだろ。」


「ありがと、おじさん。」


どうやら情報を見ている間に終わったようだ。これでできる依頼の幅が増えただろう。


「また来るね、おじさん。」


「おう、また来いよ。」


そういって僕は帰路についた。


魔法:能力の中でも、理論的な制御が可能なものをそういうことがある。


魔法士:魔法を使う者の中で、実力がある人がそう呼ばれる。ちなみに今の炎の魔導士は2代目である。

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