分割された47都道府県、底辺を脱するため傭兵となった男は人型可変機動二輪で戦場を駆ける。

第三次世界大戦と大災害が人類を襲い、文明は崩壊した。
人々は傘で覆われた人工都市「テラリウム」に暮らしていたが、底辺生活に陥った主人公・桐柄剣人は都市での生活を失い、傭兵稼業に身を投じることになる。

配属された荒野では、都道府県ごとの経済戦争がすでに繰り広げられていた。
剣人に与えられたのは、欠陥だらけの二輪戦闘機――バイク形態から人型兵器に変形する小型可変兵器だ。
捨て駒扱いの機体だが、巧みな戦術と機転で剣人は初陣を生き延びる。

冷徹な小隊長・秋鷹や、技術顧問の円加、個性豊かな仲間たちと共に、剣人は戦場を駆け抜け、やがてチートスペックの県機と対峙する。