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第100話・ラスト・バレエエッセイ


 前のバレエエッセイと併せたら二百話目です。大好きなバレエの話をここで綴ることができて幸せです。幼いころからずっとしていて、まったく上達しなくても続けられるのはなぜだろう。バレエがやめられないのはなぜだろう。

 私はとある人に言われたことが胸にささっています。その年でもバレエに執着するのは子供時代の承認欲求が満たされてなかったのではないかと。その時には失礼だと感じましたが、でも……当たっているかも……。

 ルルベといってかかとをあげる位置も低くなってきて、大きく足をあげる角度も鋭角になってきている。直角以上の鈍角を目指したいです。せめてひざだけはまっすぐ伸ばそうとはしています。

 そんな私でも、バレエを知らない人からバレエのどこがいいのか、と聞かれることがあり、その返事もこのエッセイで綴ってきたつもりです。以下はそのまとめというか総集編です。


◎ バレエを踊ってみたい人には

 1、踊ると体にいいよ~  ⇒  (すべての人へ)

 2、背筋が伸びるよ~  ⇒  (これから始める人へ)

 3、やせたい人はやせるよ~  ⇒ (私がいうと説得力ゼロ、やせていないから)

 4、私でも大丈夫?  ⇒  (もちろんです。誰でも親しめるのがバレエのいいところです)

 5、バレエってイジメあるよね  ⇒  (昔のバレエ漫画の読み過ぎ。しかし、ないとはいえぬ。人の心を傷つけて平気な人種はバレエに限らずどこの世界にも一定数存在します。相手にしないで、上達すること、楽しむことに専念してほしいです)


◎ 追記として、先生はコワイ? 優しい? と聞く大人のビギナーさんは人間関係を気にする人だと思って「チャコット」 という全国チェーンのバレエスタジオを教えています。入会金など必要ですが一度払えば永久会員。(六十五才以上は入会金無料)で、都合のいいときに受講ができる。初心者向けのクラスが多い。もちろんチャコット以外にもオープンクラスはほかにもいっぱいあります。一人の先生に絞ってお教室を決めるのももちろんいいと思います。これも縁のもの。

 お子さんがゼロから始める場合はレッスン見学、もしくは体験レッスンで様子を見たほうがいいと思います。発表会などの費用面、親の裏方の役割などを気軽に教えてもらえるところなら、入会後の悩みがその分少なくなると思います。



◎ バレエを観てみたい人には

 1、クラシックバレエのおすすめ演目を聞かれたら、大人子供に限らず、私はストーリーがわかりやすいものをすすめます。

「くるみ割り人形」もしくは「眠りの森の美女」「シンデレラ」 は公演数自体が多いのでそれが一番いいかと思います。

 2、どのバレエ団がいいかと聞かれたら国内でもいっぱいあるので、検索してといいます。これまた縁のものだと思っている。ちなみに国内で知名度が一番あり、世界ツアーもしているのは東京バレエ団です。群舞の美しさは必見です。

 3、コンテンポラリーは振付家コリオグラファーの意図がわからぬことも多い。当たり外れが激しい。バレエを観たことのないまったくの初心者にはおすすめしない。

 4、おすすめのダンサーは? とも聞かれますが私は答えない。書いているうちに気づいたのですが、どうも私は、「バレエ」 をピンポイントでみていない。バレエ全般が好きなので、このバレエ団のこのダンサーがいいと力説しない。良い舞台の良い印象は個人的なもので、伝えた人が同じように感じるとは限らない。結局何も言わないです。


 日本のバレエの隆盛は先人の努力があってこそ。昔のバレリーナたちを支えた故大屋政子氏、佐々木忠次氏らのはじめ、バレエに人生をささげた人々の努力あってこそ。そして現在のバレエの指導者たち、レッスンを続けてきたダンサーたち。受け継いでいく子供たち。応援する親、後援者たち。一人だけでバレエを続けることはできない。バレエに魅入られた人々あってこそ今の隆盛がある。

 私自身がレッスンを受ける機会が激減したこともあり、後半はバレエ関連の映画や舞台感想シリーズになりました。それでも読んでくださった皆様に心からお礼申し上げます。本当にありがとうございます。











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