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アニマルユートピア・ワールドコネクション  作者: 牧屋へいり


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28/40

◆七つのエリア◆

 ■ 草原エリア ■

 広大な空間と豊かな土壌。

 最も多くのプレイヤーが在籍し、最も活気溢れたエリア。

 プレイヤー同士の交流が盛んで、オフ会も積極的に開催している。


 ◆ボスエネミー:死骸犀(ライノセラス・ネクロ)

 草原エリアの特殊な太陽光で成長した植物が、動物の死骸に憑りつき操る。

 触れただけで植物が根を張り、十数秒で肉体に種子が埋め込まれる。

 死骸が発酵し、ガスが体内から漏れ出ているため、発火させれば勝手に燃え死ぬ。




 ■ 密林エリア ■

 縦横無尽に走る大小の河川と、視界を覆い尽くす木々。

 普通に移動するときでさえ、パルクールのように跳び回らなければならない。

 スポーツが得意なプレイヤーが多く所属しており、プロアスリートもこのエリアで遊んでいると言われている。


 ◆ボスエネミー:地帝蛇(ダーティアナコンダ)

 ただでさえ視界の悪い場所なのに、地面から飛び出してくる大蛇。

 不意討ちの達人だが、孤立しているプレイヤーを狙わない。

 三人以上の集団で行動しなければ出会うことが出来ないエネミー。




 ■ 山脈エリア ■

 高い、細い、急斜面。

 足場が悪すぎるため、セカンドレベルで多くのプレイヤーが翼を生やす。

 楽しい空の旅へようこそ。ただ、天候の変化にだけは気を付けて……。


 ◆ボスエネミー:雷神大鷲(ライジングイーグル)

 雷雲を携えやってくる山脈エリアの王者。

 鷲が雲を呼ぶのか、雲が鷲を生むのか。雷を纏う大鷲は天空から稲妻を落とす。

 雷を回避しても、強靭な爪と嘴に肉を裂かれてしまうだろう。




 ■ 砂漠エリア ■

 無限に続く砂漠。昼と夜の寒暖差。

 厳しい環境にそっと存在するオアシスはこのエリアの動物にとって楽園。

 オアシス以外で動物を見かけることは非常に珍しい。


 ◆ボスエネミー:辻斬蟷螂(マーダーマンティス)

 蟷螂の狩りは待ち伏せが基本。砂に潜み、夜に潜み、近づく獲物を瞬時に切り裂く。

 捕らえるための鎌ではなく、肉を裂くために進化した武器による一撃必殺。

 しかし遠距離での攻撃や、鎌を潜り抜け至近距離での戦闘は苦手。




 ■ 大海原エリア ■

 見渡す限りが海、海、海!

 ときどき無人島や珊瑚礁の島があるが、9割以上が海で構成されたエリア。

 当然水中に適応できない動物はこのエリアで活躍することは不可能に近い。


 ◆ボスエネミー:大喰鯨(ホワイトノーズ)

 でかい。とにかくでかい。大型の動物さえ一口で飲まれるほど。

 第三海原エリアのプレイヤーを一呼吸で全員捕食したのは有名。

 どないして倒せって言うが、20人以上のパーティーを組めばなんとかなるとの噂。




 ■ 火山エリア ■

 脈動する火山。噴出する黒煙。常に煙が立ち上ぼり、日の光は届かない。

 燃える溶岩の光だけが動物たちの姿を照らす。

 エネミーだけではなく、噴石、溶岩、毒ガスなどの環境で死を届けてくる。


 ◆ボスエネミー:極限亀(ウォールタートル)

 それは壁のように巨大な亀。

 岩のような肌と言われるが、この大亀の甲羅は金属同等の硬さを持つ。

 動かず、騒がず、揺るがず。このボスに負けることはないが、このボスに勝つことも出来ない。

 つい先日までは──




 ■ 北極エリア ■

 南極と北極の要素を合わせた環境に、変則的な進化をしたエネミーたち。

 自然環境だけなら火山エリアよりましだが、エネミーたちを合わせると1日生存するだけでも難しい環境。

 なぜか性格に難のあるプレイヤーが在籍しがちな上、クセのあるプレイングが横行する。


 ◆ボスエネミー:神速鯱(ゴッドオルカ)

 通称クソオルカ。

 1時間ごとに全エリアを周回する速度で回遊し続ける。当たり前のように空を飛んでいる。

 視界に入った瞬間に捕食行為をしてくるが、スピードを緩めたり戻ってくることはないので、刹那の会敵さえ凌げれば生き残れる──が、1時間もしないうちに2週目がやってくる。

 運が悪ければリスポーン先が次の回遊先だったりする。

 最高記録はダークウイングの五連続リスポーン捕食。


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