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努力しても一般人。  作者: きゅうりの浅漬け
修行
11/12

日記

努力回です。

読まなくてもストーリー上問題ありません。

特訓二日目


進歩はほぼない。

今日も朝早くから坂ダッシュに勤しんだが、昨日つけた印のところでちょうどダウンした。

今日もアーマは一緒だった。

今日はちょっとアーマに負けた。

明日は勝つ。


木剣を使い、素振りをする。

この世界にきて、7年が経ったが、剣道で練習した型はまだ覚えている。

昼は暇だし、練習するに越したことはないだろう。

もちろん読書もする。


魔法はまだ使えそうにない。

今日は二回吐いた。

こんなの楽になる気がしない。


ご飯はシチューだった。

美味しかった。

母に牛乳のようなものがあるのか聞いてみた。

牛ではなく、ヤギのようなものから乳を取っているらしい。

牛もいるが、牛乳は高級食材らしい。




特訓三日目


体が痛い。

下半身がものすごい筋肉痛になった。

しかしアーマが家にに迎えにきてしまったので、サボるわけにはいかない。

100メートルくらいまでしか行けなかった。

アーマは大丈夫そうだ。

どんな体してんだ。



魔法の訓練が少し楽になった気がする。

体に入ってくるスライムをうまく体からはき出す感じだと思う。

体に穴をあけるイメージだろうか。

今日も二回吐いた。


訓練の後、アーマの家に行き、遊んだ。

柔らかいボールで、野球もどきをした。

流石に野球はこの世界にないようで、近くの家の大人たちも興味を持ったのか、一緒になって遊んだ。


ご飯は野菜炒めだった。


父に聞いたところ、塩、胡椒は一般的に流通していて、安価なものらしい。




特訓四日目


筋肉痛が酷いので今日は休むことにした。

父によると、アーマもベットの上で悶えているらしい。

今日は座学だ。


剣の種類を教えてもらった。

剣には、短剣、短中剣、中剣、中長剣、長剣と言った5種の長さがあるらしい。

父は中剣、おれの木剣は短剣の長さらしい。


だいたいだが、薙刀くらいの長さで長剣、竹刀くらいの長さで中剣、

長い包丁くらいの長さで短剣、それより短いとダガーというようだ。


一般的に戦闘や軍で使用されるのは短中剣、中剣の2種で、他は儀式などで使われるようだ。


もちろん槍、弓、棍などの武器もあるようだ。


座学は、図鑑などを見てニヤニヤしていた俺にとってはとても楽しい時間だった。

またやりたい。


魔法は、コツをつかんだつもりだが、なかなかうまくいかない。

今日は三回吐いた。


ご飯は魚の塩焼きだった。

近くに川があるようで、父がとってきたものらしい。

今度釣りにでも行こう。



特訓五日目


坂を走った。

休んだおかげで、少し記録が伸びた。

180メートル、傾斜25度くらいだ。

アーマは10メートルくらい後ろでダウンした。

初めてアーマに勝てた。

アーマは悔しがっていたが、勝ちを譲ってやるほど優しくはない。


魔法は、しばらくはうまくいかなそうだ。


今日はアーマが遊びにきて、一緒にチャンバラをした。

ついつい白熱してしまい、気がついたら夕方だった。


ご飯はタケノコの煮物のようなものだった。

竹があるのか聞くと、あるようだ。

今度竹刀を作ろう。

やっぱり、木剣より竹刀の方が好きだ。

ついでに釣竿も作ろうかな。



特訓六日目


記録に変化なし。

尻が痛い。


母が今日は休みにすると言ってきた。

毎日吐くのもよくないので、甘えることにした。


ご飯は煮魚だった。

竹刀と釣竿の紐と布をどうしようか。



特訓七日目


1週間突破!

日記に書くと続けやすいというのは本当のようだ。


坂はアーマがおれの記録に追いついてきた。

190メートル、30度。

数歩差でおれが勝った。

負けるわけにはいかない。


母に、一人でもできる魔法の練習はないか、と尋ねたが、残念ながら今の段階ではできることはないようだ。

仕方がないので、素振りと読書に勤しむとしよう。


父にお願いして、一緒に竹を取りに行く約束をした。

斧やノコギリなどの工具は家にあるようだ。

使用許可を得た。

親のいないときに使わない、という約束を結ばされだが。


ご飯は鶏肉だった。

卵は高級だが、鶏肉はそうでもないらしい。

まあ昔の日本でも卵は精力剤がわりにされていたし、そういうことなのだろう。



★



今日の分の日記を書き終えたので、俺は布団へと潜り込んだ。


前の世界でこのくらいの歳の頃に、こんなに頑張っただろうか。

いや、前の世界で、こんなに頑張っただろうか。

異世界転生で、もちろんフィクションなのはわかっているが、彼らが強く、カッコよく、勇者のようになれるのは、小さい頃から努力していたからだろう。

もちろん、俺も。


前の世界でも、歴史に名を残すような人は幼少期から周りと違かった。


(よーし、勇者を目指す俺の物語、この調子だぜ〜!)


この世界の俺は、やる気に満ち溢れているようだ。

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