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死にかけのダンジョンコアに拾われたので、清い水から生活インフラ迷宮を始めます  作者: 乾燥しいたけ


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第76話 調査団が来る前に、村は街の準備を始める



 翌日。


 白い小箱の側面に浮かんだ数字は、九七になっていた。


 昨日は九八。


 その前は九九。


 ここまで来れば、もう偶然とは言えない。


 霧蔵の小箱の数字は、毎朝ひとつずつ減っている。


 清水の第1層では、マイラが朝一番に記録帳へ書き込んだ。


 側面表示、九七。


 前日より一減少。


 日数表示の可能性、高。


 残日数と仮定して管理継続。


 小箱は、仮受付奥の管理机に置かれている。


 周囲には仕切り。


 見張り。


 記録帳。


 確認印を押すための紙。


 小さな箱ひとつに対して、紙と人が増え続けていた。


 カイルが小箱を見て、ぽつりと言う。


「毎日減る箱って、落ち着かないですね」


 カティアが腕を組む。


「むしろ、減るって分かるだけマシだろ。黙って期限切れになる箱よりは」


 メリダは小箱の周囲を見ている。


「今日も中身は空ですね?」


 マイラが頷く。


「はい。昨夜の時点で空にしています。今朝も確認済みです」


「なら、今すぐ荷物が出る危険は少ないですね」


 メリダはそれだけ言って、少しだけ息を吐いた。


 戻り道を見る癖が、小箱相手にも残っている。


 俺は黒い水膜の前で、その様子を見ていた。


「九七か」


『順調に減っているわね』


「順調って言われると、なんか怖いな」


『管理できている証拠よ』


「こっちの胃も順調に減ってそうだけど」


『胃は数値表示されないから安心なさい』


「安心の方向が違う」


 ヴェルティアは涼しい声で言う。


 小箱の期限について説明を受けたあとだと、九七という数字の意味も少し違って見える。


 ただの制限ではない。


 便利すぎるものに付けられた手綱だ。


 けれど、その手綱を握る人間側は、朝から走り回っていた。


 ロザックが紙を広げる。


「王都調査団が来る前に整理する。小箱の保管。踏破者報告。第6層挑戦制限。貴族使者対応。商人受付。村人居住区の保護」


 カイルが目を瞬かせた。


「多いですね」


「多い」


 ロザックは否定しない。


「だから、来てから考えると遅い」


 グラントが別の紙を差し出す。


「商人ギルド側も、霧蔵の小箱関連の売買交渉をすべて保留扱いにします。紅肌の雫と琥珀の雫は既存の取り扱いを継続。ただし、小箱との抱き合わせ交渉は禁止です」


 カティアが顔をしかめる。


「抱き合わせって、そんなことするやついんのかよ」


「います」


 グラントは即答した。


「紅肌の雫を大量に買う代わりに小箱交渉を優先しろ。琥珀の雫の贈答契約に小箱の購入予約を混ぜろ。湯溜まり護衛依頼に冷霧区域の案内を付けろ。言い方はいくらでも変えられます」


「うわ、嫌な知恵だけ回るな」


「商売の場では、嫌な知恵ほど早く回ります」


 オルド村長が胃を押さえた。


「こちらの紙も、早く回さねばなりませんな」


 マイラが黙々と書く。


 紅肌の雫。


 琥珀の雫。


 湯溜まり。


 霧蔵の小箱。


 それぞれを別枠として扱う。


 第5層湯溜まり護衛依頼に、第6層挑戦を含めない。


 第6層報酬目的の依頼は、冒険者ギルド登録制。


 踏破者への直接交渉は禁止。


 小箱の売買交渉は、王都調査団および領主府確認まで保留。


 紙の上で、清水の迷宮が切り分けられていく。


 水。


 美容の雫。


 酒。


 湯。


 小箱。


 全部同じ迷宮の中にあるのに、同じ扱いにはできない。


 それだけ、清水の迷宮が大きくなってしまったということだった。


 その時、仮受付の外が騒がしくなった。


 早馬ではない。


 だが、普通の来訪でもない。


 領主府の紋章をつけた馬車が、迷宮前の広場に入ってきた。


 降りてきたのは、領主府の文官だった。


 昨日の報告を受け、侯爵家領主の先触れとして派遣された男である。


 若くはない。


 だが、疲れている暇を自分に許していない顔をしている。


 オルド村長が急いで迎えに出る。


「これは、領主府から」


「侯爵閣下より、清水周辺整備に関する先触れを預かっております」


 文官は礼をしてから、すぐに紙を出した。


 挨拶より紙が先に来る。


 そういう速さだった。


「清水の村周辺を、迷宮前拠点として整備します」


 仮受付の空気が止まる。


 文官は続けた。


「村道の拡張。荷馬車待機場の設置。領主府詰所の常設。冒険者ギルドおよび商人ギルド窓口の拡張。外部商人の出店許可制。貴族使者の受付区画設置。村人居住区への無断立ち入り禁止」


 言葉が次々に落ちる。


 マイラの筆が追いつかないほどだった。


 オルド村長の顔が、村長の顔から、村長では足りない顔へ変わっていく。


「村長の判で済む話ではなくなりましたな」


 文官は、少しだけ表情を柔らかくした。


「ですので、領主府の判を持ってきました」


 その言葉で、オルド村長は深く息を吐いた。


 安心ではない。


 背負う荷物が消えたわけではない。


 だが、自分ひとりで背負う荷物ではなくなった。


 文官は地図を広げる。


 清水の村。


 迷宮入口。


 既存の道。


 畑。


 民家。


 水場。


 そして、これから増えるもの。


「村を壊して街にするのではありません」


 文官が言う。


「村が迷宮に飲まれないよう、外側に受け皿を作ります」


 オルド村長が静かに頷いた。


「村人の生活は」


「守ります。村人居住区へ無断で入る商人、使者、冒険者は取り締まります。貴族使者用の受付は村外へ置きます」


 グラントが頷く。


「良い判断です。村内に入れれば、交渉ではなく圧力になります」


 ロザックも言う。


「冒険者側の受付も分ける。第1層に入る者、依頼を出す者、ただ見に来た者を同じ列に並べるな」


「承知しています」


 文官はすぐに別の紙を出した。


「本日より仮設の領主府詰所を置きます。正式な建物ができるまでは、帳簿と印の管理を優先します」


 カイルが小声で言った。


「街を作るって、まず紙からなんですね」


 ティアが答える。


「人が集まる場所は、紙がないと先に揉めるわ」


 カティアが鼻を鳴らす。


「揉めてから剣を抜くよりは、紙で止めた方が安いってことだな」


「その通りです」


 文官が真顔で頷いた。


 カティアは少しだけ気まずそうに目を逸らした。


 文官に正面から肯定されるとは思っていなかったのだろう。


 外では、すでに人が動き始めていた。


 領主府の兵が、迷宮前の広場に杭を打つ。


 まだ土の匂いがする地面へ、木の杭が一直線に並ぶ。


 杭と杭の間に縄が張られる。


 縄の端には、仮札が下がる。


 商人馬車待機。


 冒険者受付。


 貴族使者受付。


 村人通行路。


 荷下ろし一時停止。


 文字が増えるたび、広場の形が変わっていく。


 兵が声を張る。


「商人馬車はこちらへ」


「村へ向かう荷は、奥の道を空けてください」


「貴族家の使者は、領主府仮受付へ」


 まだ建物はない。


 石畳もない。


 屋根もない。


 けれど、人の足はもう線に従い始めている。


 迷宮へ向かう道と、村へ続く道が分けられる。


 村人の居住区へ向かう小道には、領主府の兵が立つ。


 その横を、村の子供が不思議そうに見ながら通っていく。


 兵は腰を折って、道を空けた。


 清水の村は、まだ村のままだ。


 けれど、村の周りに、街の骨が置かれ始めていた。


 俺は水膜の前で、思わず呟く。


「街づくりって、もっとこう、大工が木を組むところから始まると思ってた」


『まず、人がぶつからないように線を引くのね』


「迷宮の通路作りと似てるな」


『ええ。導線は重要よ』


「ヴェルが言うと説得力があるな」


『当然でしょう』


 ヴェルティアは少し得意げだった。


 その得意げな空気の中で、第1層の仮受付はさらに忙しくなる。


 小箱の管理。


 領主府の詰所。


 ギルド窓口。


 貴族使者の受付区画。


 村人の保護。


 そして、王都調査団の受け入れ準備。


 紙が、まるで増殖するスライムみたいに机を占領していった。




 昼前。


 最初の先走った使者が来た。


 領主府の正式な受付区画がまだ杭だけの時点で、すでに馬車が入ってきたのである。


 紋章は、紅肌の雫の買い取りで名を出していた貴族家のものだった。


 降りてきた家令は、丁寧な礼をした。


 礼は丁寧だった。


 だが、目は早かった。


 小箱の場所を探している。


 そういう目だった。


「清水の迷宮第6層報酬について、当家より購入相談を」


「現在、霧蔵の小箱は売買対象ではありません」


 グラントが即座に言った。


 柔らかい声ではない。


 商人としての窓口の声だった。


 家令は笑みを崩さない。


「もちろん、詳細確認後で構いません。当家は以前より紅肌の雫の取り扱いにも」


「紅肌の雫と霧蔵の小箱は別枠です。抱き合わせ交渉は禁止されています」


 グラントは紙を示す。


 家令の笑みが、ほんの少し薄くなる。


「では、第6層踏破者への支援契約という形で」


「踏破者への直接交渉は禁止です」


 今度はロザックが言った。


「第6層挑戦依頼は冒険者ギルド登録制。霧蔵の小箱目的の指名依頼も審査対象です」


「当家は十分な報酬を」


「金貨で霧は薄くなりません」


 カティアが横から言った。


 使者の視線がカティアに向く。


 少しだけ、値踏みするような目だった。


 カティアの眉が動く。


「今、値踏みしたな」


 家令の笑みが固まる。


「いえ、そのような」


「第6層を値段で測るなら、まず霧の中で自分の足元を見てこい。金貨の山は戻り道にならねえよ」


 家令が黙る。


 そこへ、領主府の文官が紙を出した。


「侯爵家管理下の受付区画へどうぞ」


 声は静かだった。


「清水の迷宮周辺における貴族使者の交渉は、領主府記録を通します。こちらに記名を」


 侯爵家の印。


 それがある紙には、さすがに逆らいにくい。


 使者は笑みを整え直した。


「承知しました」


 丁寧な礼。


 だが、足取りは重くなっている。


 カティアが小声で言った。


「早いな」


 ロザックが答える。


「もっと来る」


「嫌な予言だな」


「予言ではなく予定だ」


 その予定通り、午後には別の使者が来た。


 琥珀の雫を贈答用に欲しがっていた家。


 湯溜まり護衛の空きを確認したい夫人側の代理人。


 第6層踏破者を専属契約で雇えないかと探る者。


 小箱そのものは買えないなら、次の小箱を得るための冒険者を雇いたいと言う者。


 全部、止められた。


 領主府の紙。


 冒険者ギルドの紙。


 商人ギルドの紙。


 清水側の記録。


 それらが、刃物ではなく壁になった。


 ただし、壁を叩く者は途切れない。


 受付区画の杭の前に馬車が止まり、文官が名前を書き、グラントが条件を読み上げ、ロザックが冒険者依頼の線引きを繰り返す。


 村人の通行路へ入りかけた護衛を、領主府の兵が止める。


 荷馬車が待機場を間違え、縄の前で向きを変えさせられる。


 仮札が風で揺れる。


 まだ街ではない場所が、もう街の面倒を始めていた。


 オルド村長は何度も頷き、何度も胃を押さえた。


「紙で止められるうちは、紙で止めましょう」


 文官がその言葉を書き留めているのを見て、俺は少し笑ってしまった。


「オルドさんの名言が行政文書になってる」


『良い言葉は使われるものよ』


「胃痛込みだけどな」


 ヴェルティアは答えなかった。


 その間にも、カティアとメリダは何度も呼ばれた。


 昇格推薦中の踏破者。


 足元と戻り道を見た者。


 第6層を越えたパーティの一員。


 使者に見せるためではない。


 むしろ見せないために、ロザックが先に確認する必要があった。


「なんで俺の名前がまた増えてんだ」


 カティアが紙を睨む。


「第6層踏破者の保護対象だからだ」


 ロザックが答える。


「保護って面倒なんだな」


「面倒から守るための面倒だ」


「言い方」


 メリダは、領主府の受付区画を見ていた。


 商人。


 使者。


 冒険者。


 村人。


 それぞれの流れが分けられている。


「逃げ道ができてる」


 彼女がぽつりと言った。


 カティアが横を見る。


「まだ杭と縄だけだぞ」


「でも、混ざらない。混ざらないだけで、逃げやすい」


 ロザックが少しだけメリダを見た。


「その視点は必要だな」


 メリダが首を傾げる。


「私の?」


「ああ。今すぐ任せる話ではないが、後で正式に意見を聞く。人が詰まる場所、逃げにくい場所、見えたら教えてくれ」


 メリダは少し困った顔をした。


「街のことは分からないよ」


「迷宮前の人の流れだ。君が見ていた戻り道と、無関係ではない」


 メリダは受付区画をもう一度見た。


 杭。


 縄。


 仮札。


 馬車。


 村人の道。


 領主府の兵。


「……分かった。見える範囲なら」


「助かる」


 カティアが口元を歪めた。


「昇格って、強くなる前に紙と杭が増えるのかよ」


 メリダは小さく笑った。


「戻り道も増えるなら、いいんじゃないかな」


 カティアは言い返そうとして、やめた。


「まあ、ないよりはいいか」


 そう言って、彼女も受付区画の足元を見た。


 Bランク推薦中の斥候と、Cランク推薦中の撤退役。


 2人は戦場ではなく、迷宮前の広場で導線を見ている。


 それでも、やっていることの根は変わらない。


 誰がどこを通るか。


 どこで詰まるか。


 どこに逃げるか。


 迷宮の外にも、見なければならない足元があった。




 夕方近くになって、ようやく小箱の共同管理方針がまとまった。


 所有権は踏破パーティに属する。


 検証終了まで売却、譲渡、貸与は保留。


 保管は清水側、冒険者ギルド、商人ギルド、領主府で共同確認。


 毎朝、側面表示を記録。


 使用時は、中身と使用者を記録。


 持ち出しには、踏破パーティ代表と各所確認が必要。


 クレスは、その内容を黙って聞いていた。


 最後に、短く言った。


「俺たちは箱を守りたいんじゃない」


 ロザックが顔を上げる。


 グラントも、オルド村長も、文官も見る。


 クレスは小箱を見る。


「箱のせいで人が壊れるのを避けたい」


 誰もすぐには答えなかった。


 小箱は便利だ。


 価値がある。


 欲しがる者は増える。


 だが、箱が人を便利にするのではなく、人が箱に壊されるなら意味がない。


 メリダが小さく頷いた。


「戻れるように、ですね」


「ああ」


 クレスが答える。


 ロザックはその一文を、管理方針の最後に加えた。


 霧蔵の小箱の管理は、所有権保護だけでなく、過剰利用および過剰交渉による人的被害防止を目的とする。


 カイルが紙を見て、少し目を細めた。


「難しい言い方ですけど、クレスさんの言ったことですね」


 マイラが頷く。


「記録用の言い方です」


「なるほど」


 カティアがぼそっと言う。


「紙にすると、全部ちょっと硬くなるな」


「柔らかい紙はありません」


 マイラが返した。


「そういう話じゃねえ」


 少しだけ笑いが起きる。


 すぐに、その笑いを遮るように、伝令が入ってきた。


 王都からの追加写し。


 調査団の護衛名簿。


 ロザックの顔が変わった。


 文官が封を確認する。


 グラントが一歩下がる。


 オルド村長が、胃ではなく胸の前で手を組む。


 ロザックが紙を開いた。


「王都調査団、護衛責任者」


 その場の空気が、細く張る。


「王都所属Aランク冒険者」


 カイルが息を呑んだ。


 ラハルの目が鋭くなる。


 ティアも、珍しく紙の方をまっすぐ見た。


 ロザックが名前を読む。


「ライラ」


 短い名前だった。


 けれど、その場の何人かには十分だった。


 ロザックの眉が、少しだけ動いた。


「……王都も、本気だな」


 カイルが聞く。


「有名なんですか」


「有名だ」


 ロザックは紙から目を離さない。


「王都所属のAランク攻撃魔道士。小柄だが、見た目で測ると痛い目を見る。火力だけで見ると、もっと痛い目を見る」


 カティアが嫌そうな顔をした。


「うわ、そういうタイプか」


「そういうタイプだ」


 ロザックの声に、少しだけ疲れが混じった。


「頭も回る。交渉もする。報酬にも厳しい。相手が悪党なら容赦しないが、味方でも油断すると財布と胃を持っていかれる」


 グラントが目を細める。


「商人としては、会う前から少し胃が痛いですね」


「正しい反応だ」


 ティアが小さく息を吐いた。


「火力が高くて、頭が回って、報酬にも厳しい。調査団護衛としては有能。現場としては面倒」


「その通りだ」


 ロザックは頷いた。


 カティアが腕を組む。


「で、短気か?」


 ロザックは少しだけ間を置いた。


「短気だ」


「最悪じゃねえか」


「ただし、馬鹿ではない」


 ティアが紙を見る。


「馬鹿ではない短気が、一番面倒なのよね」


 カイルの目は、少し輝いていた。


 王都のAランク。


 攻撃魔道士。


 調査団の護衛責任者。


 厄介だと聞いても、少年の剣士には十分な刺激だったのだろう。


 クレスは静かに紙を見ていた。


 ラハルは腕を組む。


「王都の火力が来るか」


 メリダは、いつものように出口を見た。


「火力にも戻り道はいるよね」


 誰も笑わなかった。


 ロザックは紙を閉じた。


「来る前に、紙と道を整える」


 グラントは小箱を見て、次に名簿を見た。


 オルド村長は、今度こそ深く息を吐いた。


「王都のAランクまで来ますか」


「来ます」


 ロザックが言った。


「小箱が呼んだんだ」


 俺は黒い水膜の前で、机の上の白い小箱を見る。


 側面には九七。


 王都から届いた名簿には、ひとつの名前。


 ライラ。


 清水の村は、まだ村だった。


 けれど、村の外には杭が打たれ、縄が張られ、仮札が揺れ、馬車の列が分けられている。


 街になるための骨が、少しずつ組まれている。


 そして、その骨組みの上へ、王都から火力のある名前が近づいていた。



後書き

ここまで読んでいただきありがとうございます。


今回は、王都調査団が来る前に、清水側が受け入れ準備を始める回でした。

霧蔵の小箱の数字は九七になり、日数の減少がほぼ確定してきています。

領主府も動き、清水の村周辺は迷宮前拠点として整備される方向へ進み始めました。


そして最後に、王都調査団の護衛責任者として、王都所属Aランク冒険者ライラの名前が出ました。

次回以降、清水の迷宮に王都側の視点と火力が入ってきます。


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