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死にかけのダンジョンコアに拾われたので、清い水から生活インフラ迷宮を始めます  作者: 乾燥しいたけ


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第74話 白い小箱は、王都まで騒がせる



 白い小箱が机の上に置かれてから、清水の第1層は静かではなくなった。


 騒いでいるわけではない。


 叫んでいる者もいない。


 けれど、空気が忙しい。


 紙が増える。


 筆が走る。


 人が呼ばれる。


 言葉が短くなる。


 マイラは記録帳を押さえながら、別の紙へ写しを書いている。


 グラントは商人の顔を半分失くしたまま、小箱を見ている。


 ロザックは冒険者ギルドの担当官として、すでに次の制限案を書き始めている。


 オルド村長は、村長の顔で頷きながら、村長の胃を片手で押さえていた。


 クレスたちは救護席の近くにいる。


 霧冷えの番隊を越えたばかりだ。


 休ませるべきだ。


 休ませるべきなのに、白い小箱が休ませてくれない。


 机の上の小箱は黙っていた。


 白い。


 小さい。


 側面には、薄く九九の文字。


 ただそれだけなのに、そこにいる全員の予定を飲み込んでいく。


「確認済みの内容を整理します」


 マイラが言った。


 声は落ち着いている。


 でも、筆先は速い。


「霧蔵の小箱。第6層報酬。見た目以上の収納あり。持つ者の前への取り出しあり。人の手への反応は不明。側面に九九の表示あり。所有者固定の有無、不明。破損時の挙動、不明」


「不明が多すぎますね」


 グラントが低く言った。


「不明のまま欲しがる者は、もっと多いでしょうが」


 オルド村長が目を閉じる。


「胃が、先に分かっておりますな」


 グラントは小箱から目を離さない。


「紅肌の雫は、令嬢たちを動かしました」


 誰も否定しない。


 第3層の紅肌の雫。


 肌の血色をよくし、くすみを改善する報酬。


 貴族の令嬢たちには、それだけで十分な理由になった。


「琥珀の雫は、当主たちを動かしました」


 第4層の琥珀の雫。


 高品質の酒として扱われる、小瓶の報酬。


 贈答、会談、家同士の顔。


 酒は、飲み物でありながら、言葉の前に置かれる武器でもある。


「湯溜まりは、本人を動かしました」


 第5層の湯溜まり。


 持ち出せない。


 だから本人が行くしかない。


 そのために護衛依頼が積み上がった。


 そして。


 グラントの目が、白い小箱へ落ちる。


「霧蔵の小箱は、家と領を動かします」


 その言葉で、仮受付の前が少し黙った。


 商人の誇張ではない。


 全員がそれを感じていた。


 ロザックが紙を1枚引き寄せる。


「冒険者ギルド側の制限を先に決める。第6層挑戦依頼は登録制。第5層湯溜まり護衛とは完全分離。霧蔵の小箱目的の指名依頼は、ギルド審査を通す」


 カティアが腕を組んだ。


「金貨で霧がどくなら、番隊はいらねえよ」


「その通りだ」


 ロザックは即答した。


「貴族が金を積んでも、冷霧区域は薄くならない。だが、金を積まれた冒険者は無理をする」


 カイルが少し顔をしかめる。


「それで死ぬやつが出る」


「出る」


 ロザックは短く言った。


「だから、入口で止める」


 マイラが記録する。


 第6層挑戦依頼、登録制。


 第5層湯溜まり護衛依頼とは完全分離。


 霧蔵の小箱目的の依頼、冒険者ギルド審査必須。


 貴族本人同行、原則不可。


 踏破パーティへの直接交渉、禁止または届出制。


 カティアが紙を覗き込む。


「直接交渉って、来るのか」


 グラントが静かに答える。


「来ます」


「断言かよ」


「断言です。紅肌の雫で使者が来ました。琥珀の雫で当主の名が来ました。湯溜まりで本人が来ようとしました。小箱なら、契約書を持った家令が来ます」


「うへえ」


 カティアが心底嫌そうな顔をする。


 メリダはもっと静かに嫌そうだった。


「私たちにも来る?」


「来ます」


 グラントはまた断言した。


「第6層を越えた者として」


 メリダは少し身を引いた。


「私は、そういうの苦手なんだけど」


「苦手で済めばいいですね」


 グラントの返しが柔らかくない。


 ロザックがすぐに紙へ書き足す。


「昇格推薦中の2人を、貴族依頼の客寄せに使うな。これはギルド内通達に入れる」


 カティアが目を細める。


「おい、俺たちもう客寄せ扱いされるのか」


「される前に止める」


「ならいい」


 メリダは少しだけ息を吐いた。


 小箱は机の上で黙っている。


 その沈黙に押されるように、紙がまた増える。


 俺は黒い水膜の前で、その様子を見ていた。


「うわ、速い。決めること多いな」


『外の人間は忙しいのね』


「原因が机の上にあるんだけど」


『報酬よ』


「報酬の顔をした業務増加装置だろ、あれ」


『便利なものは、仕事も生むわ』


「名言っぽく言うな」


 ヴェルティアの声は少し得意げだ。


 九九については、まだ何も言わない。


 絶対に何かある。


 でも、今は小箱の説明より、外側の混乱の方が先に走っていた。


 グラントが別の紙を取る。


「商人ギルドへは、私から緊急報告を出します。取り扱い未定。買い取り不可。鑑定未了。転売交渉禁止」


「禁止で止まりますか」


 オルド村長が聞く。


「止まりません」


 グラントは即答した。


「ですが、禁止の紙がないと、止める者が止められません」


 オルド村長は深く頷いた。


「紙で止められるうちは、紙で止める」


「はい」


 ロザックが短く笑う。


「前に決めておいてよかったな。湯溜まり護衛と冷霧区域を分けた件だ」


 クレスが頷く。


「同じ皿に乗せていたら、今ごろ混ざっていた」


 グラントは、少しだけ苦い顔をした。


「紅肌の雫、琥珀の雫、湯溜まり、小箱。全部を同じ依頼窓口で扱えば、必ず誰かが取り違えます」


「取り違えるだけならまだいい」


 カティアが言う。


「取り違えたまま第6層へ行くやつが出る」


 その一言で、また紙が増えた。


 小箱は動かない。


 けれど、小箱の周りだけが嵐だった。




ーーーーside 領主府


 プロンテラ領主府に、清水の迷宮からの報告が届いたのは、その日のうちだった。


 報告書は1通ではない。


 冒険者ギルドから。


 商人ギルドから。


 清水側の仮受付記録から。


 そして、それらを束ねる緊急要旨。


 机の上に紙が積み上がる。


 領主府の文官たちは、最初の数行を読んだ時点で顔を見合わせた。


 第6層踏破。


 霧冷えの番隊。


 報酬、霧蔵の小箱。


 収納機能。


 取り出し機能。


 側面表示、九九。


 詳細未確定。


 文官の1人が、報告書を持ったまま低く言った。


「これはもう、地方迷宮の報告ではありません」


 部屋の奥にいた侯爵家領主が、ゆっくり顔を上げた。


 年齢を重ねた男だった。


 華やかさよりも、紙の重さを知る顔。


 戦場よりも、道と税と人の流れを見てきた領主の顔。


「読め」


 文官が読み上げる。


 紅肌の雫。


 琥珀の雫。


 湯溜まり。


 霧蔵の小箱。


 それぞれが人を動かしている。


 商人、貴族の使者、護衛、冒険者、薬師、職人。


 そして、今後は小箱を求める者がさらに増える。


 読み終える前に、別の文官が紙を差し込んだ。


「清水周辺の宿泊数、すでに増加傾向です」


「商人馬車の待機場所が不足しています」


「第1層外での買い取り交渉を止める人員が足りません」


「村道では、貴族馬車と荷馬車がすれ違えません」


「冒険者ギルド出張窓口の常設化が必要です」


 報告が重なる。


 部屋の中の足音が増える。


 紙が回る。


 地図が広げられる。


 清水の村の周辺図。


 迷宮入口。


 道。


 畑。


 川。


 村人の居住区。


 荷馬車が待てそうな空き地。


 領主は地図を見たまま、静かに言った。


「村のまま受け入れれば、村が壊れる」


 文官たちの手が止まる。


「街にするしかない」


 誰も反論しなかった。


 できなかった。


 清水の迷宮は、もう村の横にある奇妙な水場ではない。


 紅肌の雫で商人が来た。


 琥珀の雫で貴族の使いが来た。


 湯溜まりで本人が来ようとした。


 霧蔵の小箱で、家が来る。


 領主は地図に指を置く。


「道を広げろ。荷馬車の待機場を作れ。冒険者用の宿舎を増やす。商人用の倉庫を置く。領主府の詰所を常設する。ギルド窓口も臨時では足りん」


 文官が書く。


 別の文官が走る。


「村人居住区の保護も必要です」


「当然だ」


 領主は即答する。


「迷宮で村を潰すな。村を街にするのは、村を消すためではない。村が飲まれないためだ」


 その言葉に、文官の1人が深く頷いた。


「貴族使者の受付区画は、村内に入れない方がよろしいかと」


「外に作れ。迷宮へ近づきたい者ほど、まず紙の前で止める」


「税と買い取り記録の窓口は」


「領主府管理で設ける。商人ギルドと連携。冒険者報酬への過剰干渉は禁止だが、外部取引は記録する」


「警備は」


「増やす。小箱の噂が広がれば、盗みも増える」


 領主はそこで一度、目を閉じた。


 そして、低く言う。


「王都へ上げろ」


「すでに写しを準備しています」


「早馬を使え」


「はい」


 文官が出ていく。


 別の文官が入ってくる。


 地図の上に新しい線が引かれる。


 村道ではなく、街路の線。


 柵ではなく、詰所の線。


 空き地ではなく、荷馬車待機場の線。


 清水の村は、紙の上で少しずつ形を変えていく。


 領主は小さく呟いた。


「迷宮を村に合わせるのではない。村を、迷宮の価値に耐えられる形へ変える」


 誰かが、その言葉を書き留めた。


 それもまた、次に人を動かす紙になった。




ーーーーside 清水の第1層


 領主府へ向けた報告が出ると、第1層はさらに慌ただしくなった。


 報告を出したのに、仕事が終わらない。


 むしろ増える。


 小箱の一時保管。


 踏破者の記録。


 第6層挑戦制限。


 外部への買い取り交渉禁止。


 貴族使者対応。


 昇格推薦の正式書類。


 カティアとメリダは、休ませるはずが、名前を書かれる紙に何度も呼ばれた。


「なんで俺の名前がそんなに出る」


 カティアが低く言う。


 ロザックは紙をめくりながら答えた。


「第6層踏破者だからだ」


「面倒だな」


「面倒になる前に、ギルドが囲う」


「囲うって言うな」


「保護する」


「最初からそう言え」


 メリダはその横で、小さくなっていた。


「私、本当にCになるの?」


「なる」


 ロザックは短く答えた。


「推薦という形は取るが、実質は決まりだと言った」


「聞いたけど」


「聞いたなら覚えておけ」


 メリダは困った顔でクレスを見る。


 クレスは静かに頷いた。


「必要な評価だ」


 メリダはそれ以上、言い返さなかった。


 ただ、記録帳の端に自分の名前が増えていくのを見て、少しだけ肩を落とした。


 グラントは別の机で、商人ギルド宛の文面を整えている。


「紅肌の雫の買い取り依頼は継続。ただし小箱との抱き合わせ交渉禁止。琥珀の雫の贈答目的買い取りも継続。ただし第6層踏破報酬との同時交渉は禁止」


 マイラが確認する。


「そこまで書きますか」


「書きます。書かなければ、必ず誰かが言います。紅肌と琥珀の取引をまとめて出すから、小箱も優先しろ、と」


 オルド村長が深く頷く。


「言いそうですな」


「言います」


 グラントはもう予言者みたいに断言している。


 ロザックも同じように別の紙へ書く。


「第5層湯溜まり護衛依頼に、第6層挑戦を含めない。湯溜まり到達後の奥部確認希望は不可。霧蔵の小箱取得希望者は、別途第6層挑戦依頼として登録」


 カイルが横から覗く。


「これ、また分けるんですね」


「分ける」


 ロザックが言う。


「混ぜたら死人が出る」


 カティアが鼻を鳴らす。


「湯上がり気分で番隊に会わせるなって話だな」


「その通りだ」


 小箱は、机の上で黙っている。


 その周りだけ、紙が防壁のように増えていく。


 俺は黒い水膜の前で、小さく呟いた。


「箱ひとつで、すごいな」


『箱ひとつではないわ』


 ヴェルティアが言った。


『第3層、第4層、第5層。その積み上げの上に、第6層の報酬が乗ったのよ』


「紅肌、琥珀、湯溜まり、小箱」


『ええ』


「完全に水だけの迷宮じゃなくなってる」


『最初から、水だけで終わるとは言っていないわ』


「言ってないけどさ」


 俺は水膜を見る。


 第1層の机では、マイラが紙を束ねている。


 ロザックが封を確認する。


 グラントが商人ギルドの印を押す。


 オルド村長が村の名前を見て、少し遠い目をしている。


 小箱はまだ黙っている。


 九九。


 その数字だけが、紙の嵐の中でも変わらず浮かんでいた。




ーーーーside 王都


 王都へ報告が届いた時、イリオは別の書類を整理していた。


 王太子府の若い文官。


 清水の迷宮については、すでにいくつもの報告を読んでいる。


 紅肌の雫。


 琥珀の雫。


 湯溜まり。


 それだけでも、地方迷宮としては十分に異例だった。


 だが、今回の報告書を開いた瞬間、イリオの指が止まった。


 第6層踏破。


 霧冷えの番隊。


 霧蔵の小箱。


 収納機能。


 取り出し機能。


 側面表示、九九。


 彼は読み進める。


 1枚目。


 2枚目。


 3枚目。


 途中で、机の上に置いていた別件の書類を横へ寄せた。


 清水の報告を中央に置く。


 優先順位が変わった。


「……美容品でも、酒でも、湯でもありません」


 イリオは小さく呟いた。


「運べるのです」


 その言葉の重さを、彼は知っていた。


 物を運べる。


 それは、税を動かす。


 軍を動かす。


 薬を動かす。


 密輸を動かす。


 貴族の欲も動かす。


 彼は席を立った。


 廊下を歩く速度が、普段より速い。


 途中で別の文官が声をかける。


「イリオ殿?」


「清水の迷宮です」


 それだけで、相手の顔が変わった。


 イリオは王太子府の奥へ向かう。


 報告書はすでに束になっている。


 領主府の写しも入っている。


 村を街にする開拓方針。


 冒険者ギルドの第6層依頼制限案。


 商人ギルドの取引保留案。


 霧蔵の小箱の初期記録。


 イリオはそれらをまとめ、上申用の紙を1枚足した。


 そこに、短く書く。


 清水の迷宮、王都調査団派遣を要する。


 王太子府内の会議室に、報告が広げられる。


 王都の者たちは、地方の水場を見る顔ではなかった。


 制度を見る顔。


 税を見る顔。


 軍を見る顔。


 貴族を見る顔。


 迷宮を見る顔。


 それぞれの目が、同じ小箱に集まっていた。


「小箱は現在、清水側で保管中」


「所有権は踏破パーティにあるのか」


「買い取り交渉は」


「貴族家が直接動く前に、制限を置くべきです」


「軍務への転用可能性は」


「まずは機能確認です」


 言葉が重なる。


 イリオは一度、報告書の端を押さえた。


「清水側は、すでに第5層湯溜まり護衛と第6層挑戦依頼を分離しています。領主府も村を街へ整える方針を出しました」


「早いな」


「現場が早いのです」


 イリオは言った。


「だから、王都が遅れるわけにはいきません」


 会議室の空気が変わる。


 決定は長くかからなかった。


 王都調査団を出す。


 目的は攻略ではない。


 霧蔵の小箱の確認。


 清水側の保護。


 踏破者への過剰交渉の抑止。


 領主府の開拓方針確認。


 そして、必要なら王都基準の管理案を作る。


「護衛は」


「王都所属のAランク冒険者を同行させます」


「攻略者としてではなく」


「調査団護衛として」


 イリオは頷いた。


「清水の迷宮へ、調査団を出します」


 その言葉が、紙に変わる。


 紙は命令になる。


 命令は人を動かす。


 紅肌の雫は、令嬢を動かした。


 琥珀の雫は、当主を動かした。


 湯溜まりは、本人を動かした。


 白い小箱は、領主と王都を同時に動かした。




ーーーーside 清水の第1層


 その頃、清水の第1層では、まだ紙が増えていた。


 王都へ出す写し。


 領主府へ出す追記。


 冒険者ギルドへの制限案。


 商人ギルドへの取扱保留。


 村側への人員要請。


 仮受付の机は、もはや机というより、小さな紙の堤防だった。


 オルド村長が、静かに言った。


「村長の仕事では、ありませんな」


 その声は、疲れていた。


 でも、投げ出す声ではなかった。


 ロザックが顔を上げる。


「だから、村長だけに背負わせない」


 グラントも頷く。


「商人ギルドも動きます」


 マイラが筆を握り直す。


「記録は続けます」


 クレスが小箱を見る。


「冒険者側も、無理な依頼は止める」


 カティアが肩をすくめる。


「止めても来るだろ」


「来る」


 ロザックが言う。


「だから止める準備をする」


 メリダが小さく言った。


「戻り道みたいだね」


 その一言で、少しだけ空気が和らいだ。


 戻り道。


 第6層だけの話ではない。


 人が押し寄せるなら、戻れる道がいる。


 紙も。


 道も。


 街も。


 迷宮の外にも。


 俺は黒い水膜の前で、黙ってそれを見ていた。


 清水の迷宮は深くなった。


 けれど、それだけではない。


 外の世界が、清水の迷宮に合わせて形を変え始めている。


 白い小箱は、机の上で黙っていた。


 その側面に、まだ薄く数字が浮かんでいる。


 九九。


 小箱は何も言わない。


 けれど、その沈黙のせいで、王都も、領主も、村も、しばらく静かではいられそうになかった。


後書き

ここまで読んでいただきありがとうございます。


今回は、霧蔵の小箱が清水の第1層だけでなく、領主府と王都まで動かしていく回でした。

紅肌の雫、琥珀の雫、湯溜まりに続き、第6層報酬の小箱によって、清水の迷宮周辺は村から街へ変わる方向へ動き始めます。


次回以降は、王都調査団や侯爵家の開拓方針、そして霧蔵の小箱の詳しい検証にも触れていく予定です。


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