第66話 雫の依頼は机に積もる
ーーーーside プロンテラ
クレスたちが第6層を発見していた頃。
プロンテラでは、まだ湯溜まりの奥に冷たい霧があることなど、誰も知らなかった。
知らないまま、別の白いものに追われていた。
紙である。
朝一番に届いた封書。
昼前に追加された紹介状。
昼過ぎに持ち込まれた代理人の名刺。
夕方には、商人ギルド経由の確認書まで積まれた。
冒険者ギルドの応接室に、紙の山ができている。
受付係が、その山を見て言った。
「また、紅肌の雫です」
プロンテラ冒険者ギルドの担当官、ロザックは眉間を揉んだ。
「何件目だ」
「今朝から数えると、11件目です」
「朝から?」
「朝からです」
机の上には、依頼書が並んでいる。
紅肌の雫を買い取りたい。
紅肌の雫を優先的に確保したい。
デビュタントを控えた娘のため、紅肌の雫を1本用意したい。
第3層を踏破できる冒険者を紹介してほしい。
琥珀の雫を買い取りたい。
琥珀の雫を贈答用に確保したい。
琥珀の雫を、王都の晩餐で出せる形で入手したい。
そして、別の束にはこう書かれている。
第5層湯溜まり護衛依頼。
令嬢本人の同行希望。
夫人本人の同行希望。
護衛費用の確認。
第5層門番戦への対応。
内容は少しずつ違う。
けれど、向いている方向は同じだった。
清水の迷宮の報酬が欲しい。
それだけだ。
ただし、全部を同じ依頼として扱うわけにはいかない。
受付係が新しい封書を開く。
「こちらは、子爵家からです。長女が来月デビュタント。紅肌の雫を1本。第3層踏破者からの買い取りでも構わない、と」
「それは商人ギルドへ回せ。冒険者への買い取り条件も確認する」
「はい」
別の職員が、別の紙を持ってきた。
「こちらは伯爵家代理人からです。琥珀の雫を3本。価格は相場の3倍まで出すそうです」
ロザックは顔を上げた。
「3本か」
「はい」
「第4層を踏破できる冒険者は増えている。金を積むなら、集まらない数じゃないな」
「では、受けますか」
「受ける。だが、冒険者の報酬を買い叩かせるな。商人ギルド記録つきだ」
「承知しました」
職員は余白へ注記を入れた。
琥珀の雫は、棚に置かれた商品ではない。
第4層を踏破した者が得る報酬である。
だが、入手不可能な幻でもない。
第4層を越えられる冒険者は、少しずつ増えている。
1人が踏破すれば、1本。
5人が踏破すれば、5本。
貴族が金を積み、冒険者が納得して売るなら、琥珀の雫は市場に出る。
高い。
安定供給でもない。
けれど、仕組みとしては回る。
問題は、そこではなかった。
扉が叩かれた。
入ってきたのは、プロンテラ商人ギルドの交渉役、グラントだった。
いつもの柔らかい笑みを浮かべている。
ただし、その笑みの下で、目はもう書類の山を数えていた。
清水の迷宮で現物を見て、プロンテラで依頼を受ける。
その両方を知っているからこそ、彼は笑ったまま軽くしない。
「こちらにも来ています」
ロザックは少し嫌な顔をした。
「そちらにもか」
「紅肌の雫の買い取り希望が9件。琥珀の雫の確保希望が6件。湯溜まり護衛の相談が4件。すべて、本日分です」
数字になると、騒ぎは重くなる。
グラントは机に書類を置いた。
「紅肌の雫と琥珀の雫については、商人ギルドである程度整理できます」
ロザックは頷いた。
「だろうな。第3層と第4層は、突破できる冒険者が増えている」
「はい。紅肌の雫は、第3層踏破者からの買い取りで対応可能です。琥珀の雫も、第4層踏破者が増えれば本数は出ます」
「高値にはなる」
「なります。ですが、高値で済む依頼です」
その言い方に、受付係が少しだけ目を瞬いた。
グラントは続ける。
「紅肌の雫も琥珀の雫も、欲しい者が金を出し、冒険者が納得して売るなら成立します。記録、相場、偽物対策は必要ですが、依頼としては整理できます」
「問題は第5層か」
「はい」
グラントは別の紙を机へ置いた。
そこには、リューベック男爵夫人の依頼記録が写されている。
第3層。
第4層。
第5層入口撤退。
再編成。
門番戦。
湯溜まり。
帰還。
救護席確認。
護衛人数。
参加冒険者の格。
撤退申告語。
それらが細かく並んでいた。
「男爵夫人の依頼は、成功例です」
グラントが言う。
「だからこそ、危険です」
ロザックが頷いた。
「成功した、という部分だけが走る」
「はい。あの依頼は、成功する前に一度戻っています。第5層入口で撤退し、条件を組み直し、護衛を整え、本人が申告語を持った上で再挑戦しています」
「だが、噂ではそこが落ちる」
「落ちます」
グラントは淡々と言った。
「噂に残るのは、男爵夫人が湯溜まりへ届いたこと。手肌が整ったこと。侯爵家へ紅肌の雫と琥珀の雫が渡ったこと。そのあたりでしょう」
ロザックは机に指を置いた。
軽く叩く。
1回。
2回。
3回。
「紅肌の雫は、金で冒険者を動かせばいい」
「はい」
「琥珀の雫も、同じだ。第4層までなら踏破者は増えている」
「はい」
「だが、第5層湯溜まりは違う」
「違います」
グラントは即答した。
「第5層湯溜まり護衛は、報酬の買い取りではありません。本人を迷宮へ連れていく依頼です」
その一言で、部屋の空気が変わった。
ロザックが頷く。
「そこだ」
紅肌の雫を買うなら、冒険者が第3層を歩けばいい。
琥珀の雫を買うなら、冒険者が第4層を越えればいい。
貴族本人は屋敷で待っていても構わない。
金で買える。
時間と人数で集められる。
だが、第5層湯溜まりは違う。
湯に入りたい本人が、そこまで行く必要がある。
門番戦の奥まで。
熱と湯気と濡れた床を越えて。
護衛対象として。
戻る判断を持って。
そこが、別物だった。
受付係が、紙の山を見ながら言う。
「こちらの依頼は、令嬢本人の同行希望です」
ロザックが手を出す。
「見せろ」
紙には、丁寧な文字で書かれていた。
デビュタント前に、可能であれば第5層湯溜まりの利用を希望。
衣服、身支度、帰還後の休憩場所について相談したい。
同行護衛の格と人数を提示してほしい。
ロザックは短く息を吐いた。
「迷宮を、舞踏会の控室か何かと思っているのか」
グラントは否定しなかった。
「まだ、そう思っている方もいるでしょう」
「なら、思わせたままにするな」
「そのために、依頼を3つに分けます」
グラントは紙を3枚に分けた。
「第1分類。紅肌の雫の買い取り、または第3層踏破依頼」
「これは受ける」
「はい。通常の迷宮報酬依頼として整理できます」
「第2分類」
「琥珀の雫の買い取り、または第4層踏破依頼」
「これも受ける。高値にはなるが、依頼としては分かる」
「はい。踏破者の人数分だけ報酬が出ます。冒険者への支払いと商人ギルド記録で管理します」
「第3分類」
「第5層湯溜まり護衛依頼」
部屋の空気が、はっきり重くなった。
グラントは続ける。
「これは通常の護衛依頼では受けません。本人講習、撤退申告語、同行冒険者条件、第5層経験者の確認、帰還後の救護席確認。すべて必須です」
ロザックは頷く。
「紅肌と琥珀は、金で話が進む。第5層だけは、金だけで進ませるな」
「その整理でよろしいかと」
「よろしい、じゃない。そうしないと死ぬ」
受付係が唇を引き結んだ。
その時、扉がまた叩かれた。
新しい封書が届いた。
封蝋つき。
別の貴族家からだった。
受付係が表を確認する。
「男爵家です。次女のデビュタント前に紅肌の雫を希望。可能なら、湯溜まり護衛依頼も」
ロザックは空を見た。
天井しかない。
「紅肌の雫は買い取り依頼へ。湯溜まりは別紙に分けろ」
「はい」
「同じ依頼書に入れるな」
「はい」
受付係がもう1通を見る。
「伯爵家です。琥珀の雫を2本。贈答用。価格は応相談」
「それは商人ギルドへ。出所記録つきで進められる」
グラントが頷く。
「対応します」
「次」
「別の子爵家です。令嬢本人の第5層湯溜まり護衛を希望。第3層、第4層は不要。直接第5層へ、とあります」
ロザックの顔が変わった。
「差し戻しだ」
受付係が筆を構える。
「理由は」
「第5層湯溜まり護衛依頼は、本人講習と撤退申告語の確認なしには受理しない。第3層、第4層の経験確認もなしに第5層へは進めない。直接第5層へ、という条件では受付不可」
「はい」
グラントが小さく息を吐いた。
「これが増えます」
「増えるな」
「紅肌の雫は買える。琥珀の雫も買える。では、湯溜まりも高い護衛を買えば届く、と考える方は必ず出ます」
「違う」
「ええ。そこを最初に潰します」
紅肌の雫。
琥珀の雫。
この2つは、商売になる。
値が上がり、依頼が増え、冒険者が動く。
それはそれで騒がしい。
だが、騒がしいだけなら処理できる。
問題は、第5層湯溜まり護衛だった。
そこには、本人が来る。
本人が歩く。
本人が怖がる。
本人が戻ると言えなければならない。
どれだけ金を積んでも、護衛対象の足が止まらなければ意味がない。
どれだけ高位冒険者を並べても、本人の呼吸が止まれば危険は残る。
ロザックは紙の山を見た。
「領主府へ回す」
部屋の全員が顔を上げる。
「冒険者ギルドと商人ギルドだけで捌く量じゃない。紅肌と琥珀は流せる。だが、第5層湯溜まり護衛は領主府の整理がいる」
グラントが頷く。
「すでに下書きは用意しています」
「早いな」
「遅いくらいです」
その言葉に、ロザックは苦く笑った。
受付の机には、また新しい紙が置かれていた。
紅肌の雫。
琥珀の雫。
湯溜まり。
清水の迷宮の報酬は、プロンテラの机に積もっていた。
ただ、その紙の山は、もう1つではない。
買える雫。
集められる酒。
そして、本人を迷宮へ連れていく依頼。
3つに分けられた山のうち、最後の1つだけが、妙に重く見えた。
ーーーーside プロンテラ領主府
領主府に報告が届いた時、担当官はまず数ではなく署名を見た。
男爵家。
子爵家。
伯爵家。
侯爵家の名も、写しの中にある。
数字より先に、家名が重かった。
「紅肌の雫と琥珀の雫は、商人ギルドで処理できるな」
「可能です」
文官が答える。
「第3層、第4層の踏破者は増えています。貴族側が金を出すなら、買い取り依頼として回せます」
「価格は上がる」
「上がります」
「だが、価格で済む」
「はい」
担当官は次の紙を見た。
第5層湯溜まり護衛相談。
その文字の下に、令嬢本人同行希望、とある。
担当官の指が止まった。
「問題はこれだ」
文官たちは頷いた。
「湯溜まり護衛依頼は、第5層門番戦を含みます。リューベック男爵夫人の成功例はありますが、あれは一度入口で撤退し、条件を組み直した上での再挑戦です」
「成功例は、責任を薄く見せる」
担当官が言った。
会議室が静かになる。
「失敗すれば、誰が責任を取る」
誰もすぐには答えなかった。
担当官は紙を1枚持ち上げた。
「冒険者ギルドか。商人ギルドか。護衛を受けた冒険者か。依頼した家か。許可した領主府か」
文官の喉が鳴る。
「令嬢が第5層で死ねば、家名が動く。夫人が戻らなければ、婚姻関係も相続も動く。貴族が迷宮で死んだ、で済む話ではない」
「はい」
「しかも、成功した家があれば、失敗した家は言うだろう。なぜ我が家は許されなかったのか。なぜ護衛の質が違ったのか。なぜ撤退させられたのか」
文官たちは黙って筆を握る。
紅肌の雫は買える。
琥珀の雫も買える。
そこには価格と記録の問題がある。
だが、第5層湯溜まり護衛には、責任の問題がある。
誰が行かせたのか。
誰が止めなかったのか。
誰が戻る判断を握っていたのか。
その問いが残る。
「第5層護衛依頼を、貴族家が直接冒険者へ出すのは禁止できるか」
「全面禁止は難しいです」
「なら、条件をつける」
担当官が言う。
「プロンテラ領主府、冒険者ギルド、商人ギルドの三者確認なしに、第5層湯溜まり護衛依頼を受理しない。本人講習、撤退申告語、同行冒険者条件、帰還後確認を必須にする」
文官が書き留める。
「紅肌の雫は」
「通常の迷宮報酬買い取りとして扱う。価格と出所の記録は残す」
「琥珀の雫は」
「同じく買い取り可能。ただし贈答用として扱われるなら、本数と出所を記録する」
「第5層湯溜まり護衛は」
「別枠だ」
担当官ははっきり言った。
「紅肌の雫、琥珀の雫と同じ箱に入れるな」
「はい」
「特に湯溜まり護衛は、貴族令嬢の身支度依頼ではない」
文官が筆を止めた。
担当官は続ける。
「迷宮攻略だ」
その一言で、部屋の空気が決まった。
紅肌の雫は、社交の道具になる。
琥珀の雫は、贈答の道具になる。
湯溜まりは、美容の噂になる。
だが、湯溜まりへ行くことは買い物ではない。
報酬の前には、危険がある。
危険の前には、戻る判断がいる。
そして、貴族をそこへ連れていくなら、責任が発生する。
領主府はその責任の入口に、印を押すことになった。
ーーーーside 王都
王都に報告が届いたのは、さらに遅れてのことだった。
だが、遅れて届いたからといって、軽く扱われるわけではない。
報告書は複数の机を回った。
財務を扱う部署。
貴族間調整を扱う部署。
軍務に関わる部署。
そして、王家へ上げる前の整理役。
その部屋で、1人の文官が報告を読み上げる。
「清水の迷宮より、紅肌の雫。肌の血色やくすみを整える報酬。病、傷、傷跡、若返りには効果なし。第3層踏破者からの買い取り希望が増加」
別の文官が続ける。
「同迷宮第4層より、琥珀の雫。高級酒に近い報酬。量は少ないが贈答価値が高い。第4層踏破者からの買い取り希望が増加」
さらに別の文官が紙をめくる。
「第5層湯溜まり。髪、手肌、肌表面の荒れなどを整える効果あり。ただし第5層門番戦を経た奥の報酬。浴場ではない」
最後の一言で、部屋に小さな沈黙が落ちた。
浴場ではない。
わざわざそう書かれている時点で、浴場として見た者がいるということだ。
上席の文官が、細い指で机を叩いた。
「紅肌の雫と琥珀の雫は、買い取りで回せるな」
「はい。価格は上がりますが、冒険者への報酬として成立します」
「なら、そこは商人ギルドと領主府の記録でよい。問題は」
「第5層湯溜まり護衛依頼です」
「貴族令嬢本人の同行希望が増えている、と」
「はい。プロンテラ領主府からの報告では、デビュタント前の令嬢を持つ家からの問い合わせが急増しています」
「親は何を考えている」
声に、わずかな苛立ちが混ざった。
報告を読む文官は、表情を変えない。
「娘の社交上の価値です」
部屋が静かになる。
誰も否定しなかった。
否定できなかった。
王都にいる文官たちは、社交の重さを知っている。
デビュタント。
初めての舞踏会。
顔合わせ。
婚約の噂。
家の評価。
娘本人の意思だけではなく、家同士の見栄と計算が絡む場所。
そこに、紅肌の雫という報酬が現れた。
血色を整える。
くすみを和らげる。
傷も病も治せない。
それでも十分だ。
十分すぎる。
琥珀の雫も同じだ。
晩餐に出せる。
贈答に使える。
当主同士の席で話題になる。
これも、金で動く。
高値にはなるが、まだ整理できる。
上席文官は次の紙へ目を落とした。
「第5層湯溜まりは、本人が行かねばならない」
「はい」
「そこを、紅肌の雫や琥珀の雫と同じ依頼にしている家がある」
「あります」
「分けろ」
上席文官の声は短かった。
「王都からの指示案を作る。プロンテラ領主府の三者確認案を支持。紅肌の雫、琥珀の雫は買い取り記録で整理。第5層湯溜まり護衛依頼は、通常護衛依頼と分ける」
文官たちが書き留める。
「貴族令嬢本人の同行は、講習、撤退申告、護衛編成、帰還確認を必須とする」
「はい」
「効果範囲も明記しろ。病や傷への誤認を防ぐ」
「はい」
「琥珀の雫は、贈答品として動く。本数と出所を残せ」
「はい」
「だが、琥珀の雫を難しく見せすぎるな。問題は酒ではない」
文官が顔を上げる。
上席文官は続けた。
「問題は、貴族本人を第5層へ入れようとする依頼だ」
「はい」
そこで、部屋の奥にいた若い文官が口を開いた。
王太子府から一時的に記録整理へ回されている、若い文官だった。
名をイリオと言う。
発言は多くない。
だが、報告書の矛盾を拾う目はある。
「清水の迷宮は、生活支援型と報告されていました」
上席文官が目を向ける。
イリオは続けた。
「水、酒場、洗い場、救護席。第1層は生活を支える。しかし、第3層以降は報酬と危険が明確です。今回、貴族側は報酬だけを見始めています」
「だから、報告が来ている」
「はい」
「では、どう見る」
イリオは少しだけ息を整えた。
「紅肌の雫は、令嬢たちを動かします」
部屋が静かになる。
「琥珀の雫は、当主たちを動かします」
誰かが頷いた。
「湯溜まりは、本人を動かします」
その一言で、さらに静かになった。
紅肌の雫は、届けられる。
琥珀の雫も、届けられる。
だが、湯溜まりは届けられない。
だから人が動く。
貴族本人が。
護衛対象として。
迷宮の奥へ。
「では、迷宮は?」
上席文官が聞いた。
イリオは答えた。
「人を選びます」
その言葉に、部屋の空気が変わった。
清水の迷宮は、ただ報酬を吐き出す場所ではない。
生活を支える。
訓練を与える。
報酬を見せる。
そして、進む者を試す。
貴族が望めば開く扉ではない。
金を積めば柔らかくなる道でもない。
そこを間違えれば、王都の貴族が迷宮で死ぬ。
それは単なる事故では済まない。
上席文官は、しばらく黙った。
それから、報告書の最後に一行を加えた。
清水の迷宮は、人を選ぶ。
後書き
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は、清水の迷宮の報酬がプロンテラと王都側でどう受け止められ始めたかの回でした。
紅肌の雫と琥珀の雫は高価な報酬として依頼が増え、第5層湯溜まり護衛は別格の危険を持つ依頼として整理され始めます。
ただし、外側ではまだ第6層の存在は知られていません。
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