第58話 湯気の向こうから来る紋章
仮受付の机に、昨日の確認紙が残っていた。
誰かが忘れたものではない。
グラントが、あえて置いている。
端に書かれた短い1文。
核が見えた時、盾を見る。
その紙の前で、何人かの冒険者が足を止めていた。
長く読むわけではない。
読んで、少し黙る。
それから、自分の盾や靴や杖袋を見る。
それだけだ。
だが、昨日までとは少し違う。
第5層は、核が見えたら勝つ場所ではない。
核が見えた時に、何を見るかを試される場所だ。
その空気が、朝の第1層に残っていた。
紙を書いた本人、Bランク剣士のヴァルクは、壁際にいた。
腕を組み、不機嫌そうな顔で。
ただ、今日は第5層入口だけを見ていない。
作業台の上に置かれた盾を見ている。
昨日、革帯を直した盾ではない。
別のパーティの盾だ。
縁に古い欠けがあり、内側の革が少し伸びている。
持ち主はBランク盾役。
今日は、その盾役を中心にした5人組が第5層へ入る予定だった。
Bランク盾役。
Cランク槍使い。
Cランク斥候。
Cランク魔術士。
Cランク治癒役。
構成は堅い。
派手さはない。
だが、仮受付に出された確認紙は細かかった。
盾の縁が2箇所以上欠けたら撤退。
治癒役の魔力が4割を切ったら撤退。
斥候が戻り道に2箇所以上の不安を出したら撤退。
魔術士の喉に痛みが出た場合、風魔法を減らして撤退寄り。
槍使いが核へ踏み込みそうになった場合、盾役が肩を叩いて止める。
グラントが確認紙を読み、視線を上げた。
「細かいですね」
Bランク盾役は淡々と答えた。
「昨日戻った組の記録を見た」
ヴァルクが壁際で顔をしかめた。
「俺を見るな」
Bランク盾役は見ていなかった。
だが、周囲の冒険者が少しだけ笑った。
笑いが出るくらいには、昨日の撤退は第1層に残っている。
悪い残り方ではない。
メリダが確認紙を覗き込む。
「核が見えた時の止め方まで書いてある。いいねえ」
槍使いが苦い顔をする。
「俺が走る前提みたいで嫌なんだが」
カティアが作業台の盾を軽く叩いた。
「走らない奴は、走らない条件を書かれても困らねえよ」
「言い方」
「困るなら自覚があるってことだろ」
槍使いは口を閉じた。
カティアは盾の内側を覗く。
「革、伸びてる。門番前で1回確認しろ」
Bランク盾役が頷いた。
「その予定だ」
「予定じゃなくて、声に出せ。第5層の湯気は、頭の中の予定をすぐ腐らせる」
斥候が小さく笑う。
「腐る前に言います」
「よし」
カティアはそれだけ言って下がった。
偶然の口出しではない。
今日は朝から、盾と靴と喉を見ている。
第5層に慣れ始めた連中が、慣れた顔で奥へ行かないように。
それを、カティアは見張っていた。
黒い水膜の前で、俺はその様子を見ていた。
「今日はあの5人か」
『ええ。昨日とは違う組ね』
「細かいな、確認紙」
『昨日の記録が効いているわ』
「ヴァルクは、まだ認めてない顔だけどな」
『認めるより先に、周囲が使い始めたわね』
ヴェルティアの言う通りだった。
ヴァルク本人が反省を口にしたわけではない。
むしろ、何か言われるたびに嫌そうな顔をしている。
でも、彼の確認紙の1文は、もう他の冒険者に使われ始めている。
それは、本人が立派なことを言うより重いかもしれない。
俺は水膜の奥の第5層を見る。
湯気。
濡れた床。
熱水。
見える核。
見えるからこそ、足が出る場所。
ここで戻る文化が少しずつ育っている。
いや、文化というと大げさか。
でも、言葉は育つ。
紙に書かれて、口に出されて、実戦で使われて、戻ってきた者の顔に残る。
そういう言葉は、たぶん強い。
『第6層の言葉も、いずれ必要になるわ』
「まだ早い」
『分かっているわ』
ヴェルティアは今日は急かさなかった。
昨日より、少しだけ俺の迷いを分かっている声だった。
『今日は第5層を見る日でしょう』
「そう。湯気の中で、昨日の言葉が別の組にも通じるか見る日」
『なら、見ましょう』
水膜の中で、5人組が第5層へ入っていった。
第5層入口の湯気は、相変わらず白い。
5人組は入口で止まった。
斥候が床を見る。
盾役が盾の革を引く。
治癒役が自分の魔力を確認する。
魔術士は軽く喉を押さえ、詠唱の長さを調整している。
槍使いは、核の話をされたせいか、やけに足元を見ていた。
スチームバットが来た。
2体。
1体は上。
もう1体は湯気の横から低く。
斥候が短く言う。
「上、右。低いの左」
盾役は上を見ない。
正面を塞ぐ。
魔術士が風を薄く通す。
槍使いが上の1体を落とす。
低く来た1体は、斥候が短剣で羽を裂いた。
動きは派手ではない。
だが、乱れない。
スチームウルフは横から来た。
湯気の奥を低く走り、盾の外側へ回ろうとする。
槍使いが追いかけそうになる。
盾役の左手が、槍使いの肩を叩いた。
軽い音。
それだけで、槍使いの足が止まる。
スチームウルフは、追われる前提で動いていた。
追われなかったせいで、半歩浮く。
そこを斥候が声で拾う。
「左、止まった」
槍使いが突く。
深追いしない。
脚を止めるだけ。
盾役が正面を塞ぎ、魔術士の風で湯気が割れる。
2撃目で倒した。
槍使いは息を吐く。
「肩、早いな」
盾役が答える。
「書いた」
「書いたら早くなるのか」
「迷わない分だけ」
短い会話だった。
でも、いい会話だった。
ホットウォーターリザードが出る。
熱水。
盾の下。
濡れた石の溝。
昨日も見た危険だ。
盾役は受ける角度を変えた。
熱水を横に流す。
だが、床の溝に残った湯が、斥候の足元へ流れた。
斥候が後ろへ跳ぶ。
「戻り道、1箇所悪化」
治癒役がすぐに言う。
「確認済み。まだ継続可能」
魔術士が風を少し弱める。
「喉、問題なし」
槍使いがホットウォーターリザードの首元を狙う。
今度は前へ出る。
だが、盾の内側からは出ない。
倒した。
ミネラルクラブは、濡れた石に化けていた。
斥候が見つける。
「右足、踏むな。石じゃない」
槍使いの足が止まる。
足元の石だと思ったものが、ゆっくり動いた。
ミネラルクラブの甲羅だった。
「助かった」
「礼は戻ってから」
「分かってる」
会話は短い。
短いから、湯気の中でも消えにくい。
5人は門番前まで進んだ。
そこで、予定通り止まる。
盾役が声に出す。
「盾、縁欠けなし。革、少し緩みあり」
治癒役が続ける。
「魔力、7割」
斥候。
「戻り道、不安1箇所。条件未達」
魔術士。
「喉、軽い違和感。詠唱短縮なら継続可」
槍使い。
「足、問題なし。核が見えたら肩を叩け」
カティアが聞いたら、たぶん少しだけ笑っただろう。
自分で言えたなら、半分は止まっている。
5人は広間へ入った。
ホットスプリングガーディアンは、白い湯気の中に立っていた。
大きな鉱物の外殻。
肩から吹き出す蒸気。
胸の奥にある青白い核。
盾役が正面へ立つ。
槍使いはすぐ横へ走らない。
斥候は広がりすぎない。
魔術士は風を強くしすぎない。
治癒役は、自分の魔力を数えている。
1撃目。
盾役は受けない。
斜めに流す。
重い音が広間に響いた。
盾の縁が鳴る。
割れてはいない。
2撃目。
ガーディアンの腕が横へ払われる。
盾役が半歩下がる。
槍使いが膝を突く。
深くはない。
だが、外殻に傷が入る。
斥候が反対側の足首へ短剣を入れた。
魔術士が湯気を切る。
核が見えた。
槍使いの肩が動く。
盾役の手が、槍使いの肩を叩いた。
槍使いの足が止まる。
その横を、ガーディアンの腕が通った。
もし踏み込んでいれば、胸ではなく胴を潰されていただろう。
槍使いは歯を食いしばる。
「見えた」
盾役が短く返す。
「見るだけ」
「分かってる」
「なら足」
槍使いは核ではなく、膝を狙った。
時間がかかった。
派手な一撃はない。
盾役の盾は、じわじわ削られる。
魔術士の喉も荒れていく。
治癒役の魔力も減る。
斥候は戻り道の不安を2箇所目にしないよう、広間の入口付近まで意識を伸ばしている。
苦い戦いだった。
だが、崩れない。
核が見えるたびに、肩を叩く。
足元が濡れるたびに、斥候が声を出す。
風が強くなりすぎると、魔術士が自分で抑える。
治癒役は、まだ大丈夫と言わない。
数字で言う。
「魔力、5割」
盾役が答える。
「続行」
「4割で撤退」
「確認」
ガーディアンが大きく蒸気を吐いた。
視界が白く潰れる。
魔術士が風を通す。
ただし、強くはない。
薄く、細く、必要な分だけ。
斥候が叫ぶ。
「右膝、落ちる!」
盾役が正面で腕を流す。
槍使いが膝を突く。
ガーディアンの姿勢が傾く。
核が見える。
槍使いの肩が、また動く。
盾役は、今度は肩を叩かなかった。
代わりに言った。
「今」
槍使いが踏み込んだ。
短い1撃。
深い1撃。
青白い核に槍先が届く。
ガーディアンの外殻が、白い蒸気を吹きながら崩れた。
勝った。
5人は、すぐには動かなかった。
槍使いの呼吸が荒い。
盾役の盾は、縁が1箇所欠けている。
魔術士は喉を押さえている。
治癒役は、額に汗を浮かべている。
斥候は、広間の入口を見ている。
勝ったのに、誰も笑わない。
盾役が言う。
「確認」
その1言で、5人は動いた。
盾。
魔力。
喉。
足。
戻り道。
全部を確認する。
それから、湯溜まりへ向かった。
湯溜まりに着いた5人は、しばらく黙っていた。
温かな湯が、岩の間に静かに満ちている。
白い湯気。
濡れた石。
戦闘の熱とは違う、柔らかい熱。
槍使いが、膝に手を当てて笑った。
「入りたいな、これは」
盾役が即座に言う。
「見張りを決めてからだ」
「分かってる」
5人は、最初から決めていた通りに動いた。
湯に浸かる者は2人まで。
残りは見張り。
長く入らない。
湯の効果を試すより、帰還を優先。
湯溜まりへ来ても、気を抜ききらない。
それでも、効果は出た。
湯に浸かった槍使いが、手の甲を見て目を丸くする。
「乾きが消えてる」
魔術士は湯に足だけつけ、髪を触った。
「湯気で傷んだ感じが、少し落ちた」
治癒役は湯に入らなかった。
自分の魔力残量を見て、入るより帰る判断をした。
「私は戻ってから座ります」
槍使いが驚く。
「せっかく来たのにか」
「ここで気を緩めたら、帰りの判断が鈍ります」
盾役が頷いた。
「帰る」
湯溜まりに届いた。
門番も倒した。
湯にも触れた。
だが、長居はしなかった。
奥の帰還路を使い、第1層へ戻る。
その戻り方は、勝った者の足というより、仕事を終えた者の足だった。
第1層へ戻った時、空気が浮いた。
それは、はっきり分かった。
5人が湯溜まりへ届いた。
門番を倒した。
湯の効果も確認した。
しかも、全員生きて戻った。
仮受付の周りに人が集まる。
酒場の方からも視線が来る。
若い冒険者が、思わず前へ出る。
「本当に行けたのか」
槍使いが答えようとして、少し迷った。
その横で、盾役が欠けた盾を机に置いた。
金属の縁が、白く削れている。
革帯も伸びている。
魔術士は喉を押さえたまま水を受け取る。
治癒役はマイラに救護席へ案内される。
「座ってください」
「怪我はありません」
「魔力消耗があります」
「湯に入っていません」
「湯に入っていないからこそ、座ってください」
治癒役は少しだけ困った顔をしたが、素直に座った。
救護席の淡い光が、緊張で固くなった肩を少しずつ落としていく。
浮いた空気が、そこで少し沈んだ。
湯溜まり到達。
その言葉だけなら甘い。
だが、机の上には欠けた盾がある。
救護席には、湯に入らなかった治癒役が座っている。
魔術士は喉を痛めている。
斥候はまだ戻り道の報告を続けている。
成功はした。
でも、軽くはない。
その軽くなさが、見える形で第1層に置かれた。
ヴァルクは、壁際から動かなかった。
何かを言うでもない。
褒めるでもない。
水を差すでもない。
ただ、机の上の欠けた盾を見ていた。
その視線に気づいた槍使いが、少しだけ肩をすくめる。
「見られると、言い訳しにくいな」
ヴァルクは答えない。
答えずに、盾を見る。
槍使いは苦笑した。
「分かったよ。楽じゃなかった」
ヴァルクはまだ黙っている。
だが、視線は外さない。
言葉で刺すより、その沈黙の方が効いていた。
メリダが小さく言う。
「今日は、盾がよく喋るねえ」
カティアが鼻で笑う。
「盾は嘘つかねえからな」
グラントは記録を取る。
マイラは治癒役の魔力消耗と救護席使用を分けて書く。
仮受付の職員は、湯溜まり到達記録と、損耗記録を別々にまとめている。
大きな歓声にはならなかった。
それでよかった。
今日は、勝った話を大声で広げる日ではない。
勝った後に、何が削れたかを見せる日だった。
黒い水膜の前で、俺はしばらく黙っていた。
嬉しい。
それはある。
湯溜まりへ届く組が増えた。
第5層が、少しずつ運用され始めている。
でも、それだけではない。
一瞬だけ、第1層の空気が浮いた。
行ける。
自分たちも行ける。
護衛依頼も受けられる。
稼げる。
湯に入れる。
そういう顔が増えた。
その直後、欠けた盾と救護席が空気を引き戻した。
危なかった。
いや、危なかったというより、これからずっとこうなるのだろう。
失敗は人を止める。
成功は人を走らせる。
迷宮運営、面倒くさい。
いや、面倒くさいから迷宮なのか。
『成功したわね』
ヴェルティアが言った。
「した」
『嬉しくないの?』
「嬉しいよ」
『では、なぜ苦い顔をしているの?』
「成功が1番危ない時もあるって、今さら分かったから」
『今さらね』
「そこは優しくして」
『気分だけで済めばいいわね』
「それ、優しい?」
『迷宮核としては、かなり』
俺は少し笑った。
でも、すぐ水膜へ目を戻す。
表示が浮かんだ。
【第5層門番突破記録を確認】
【湯溜まり到達を確認】
【湯溜まり利用後、帰還路使用を確認】
【盾損耗、治癒役魔力消耗、魔術士喉痛、斥候戻り道報告を確認】
【帰還後、救護席利用を確認】
【獲得DP:980】
【現在DP:17416】
DPは増えた。
湯溜まり到達は大きい。
だが、第6層を完成させるにはまだ足りない。
環境だけなら作れる。
それは変わらない。
でも、通常魔物も、霧冷えの番隊も、報酬へ続く意味も揃えるなら、まだ届かない。
そして、今日の成功を見て、俺は前より作りたくなった。
湯気の先に、冷たい霧を置きたい。
5人組のような連中が、熱に慣れた足で冷えに入ったら、どう動くのか見たい。
盾は前へ立てるのか。
斥候は横を拾えるのか。
治癒役は自分を守れるのか。
魔術士は視界を開けるのか。
前衛は、見えない核を探して走らずにいられるのか。
見たい。
でも、まだ作らない。
今日の成功は、霧へ進む理由になった。
同時に、まだ早い理由にもなった。
「ヴェル」
『何?』
「第6層、もう少し待つ」
『ええ』
「今日の成功で、作りたくはなった」
『それはいいわ』
「いいのか?」
『作りたいと思わない迷宮主に、奥は作れないもの』
ヴェルティアの声は静かだった。
『ただし、作りたいから作るのではなく、作る意味が揃ってから作りなさい』
「厳しいな」
『貴方がそう決めたのでしょう』
「そうだった」
俺は水膜の向こうを見る。
欠けた盾。
救護席に座る治癒役。
喉を押さえる魔術士。
戻り道を報告する斥候。
核を狙った槍使い。
黙って盾を見るヴァルク。
今日の第1層には、湯溜まり到達の喜びと、そこに行くまでの削れ方が同時に置かれていた。
これなら、成功だけが走り出すことはない。
たぶん。
いや、たぶんでは弱い。
走り出す奴は出る。
だから、また止める紙と声と盾が必要になる。
そう考えた時、仮受付の外から、馬車の音が聞こえた。
夕方近く。
プロンテラ方面から来た商人ギルドの便が、第1層へ書状を運んできた。
荷物は多くない。
報酬確認の写し。
買い取り条件の問い合わせ。
そして、封蝋付きの書状が1通。
グラントがそれを受け取った瞬間、表情を変えた。
笑みはある。
だが、目が笑っていない。
封蝋には、細い蔦と小さな花の紋章。
グラントは確認してから、低く言った。
「リューベック男爵家の紋章です」
近くにいた冒険者たちの会話が、少しだけ止まった。
カティアが眉を寄せる。
「来たか」
メリダは封蝋ではなく、周囲の足を見ていた。
「湯気の次は、紋章かねえ」
クレスが静かに近づく。
「用件は」
グラントは封を切らず、まず外書きを読む。
「第5層湯溜まり護衛依頼について、条件確認を求めるものです」
その場に、別の種類の重さが落ちた。
門番の腕とは違う。
湯気とも違う。
金貨とも違う。
家名と紋章の重さ。
今日は、まだ開かない。
グラントは書状を仮受付の記録盆に置き、静かに言った。
「正式な確認は、明日の朝に行います」
カティアが短く吐き捨てる。
「明日か。ちょうどいい。今日は盾だけで腹いっぱいだ」
誰も笑わなかった。
でも、その言い方で少しだけ息が戻った。
黒い水膜の前で、俺は封蝋の紋章を見ていた。
「貴族かあ」
『いずれ来る流れだったわ』
「分かってたけど、実物を見ると重いな」
『気分だけで済めばいいわね』
「本当にね」
今日、第5層は湯溜まり到達者を増やした。
そして、その日の終わりに、紋章が来た。
清水の迷宮は、今日も第6層を作らない。
だが、湯気の向こうから来るものは、魔物だけではなかった。
明日、仮受付の机には、盾の欠け方とは別のものが置かれる。
封蝋。
家名。
そして、金で安全を買えると思う者たちの条件。
後書き
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は第5層の門番突破と湯溜まり到達、その成功が第1層にもたらす浮つきと重さを描きました。
最後に貴族家からの書状が届き、次回からは湯溜まり護衛依頼をめぐる条件確認が始まります。
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