第44話 第1層増築とAランク招致
第5層湯溜まり護衛依頼の条件板が掛けられてから、清水の迷宮はさらに騒がしくなった。
朝。
清水の酒場。
水を飲む者。
汁物を食べる者。
講習席へ向かう者。
仮受付に並ぶ者。
依頼板を見る者。
それぞれが動いている。
動いているのだが、どう見ても多すぎた。
「詰めろ詰めろ!」
「これ以上詰めたら椅子から落ちる!」
「第5層講習はこっちですか?」
「第2層講習はあっちだよ!」
「あっちは酒場の席じゃないのか?」
「今は講習席だ!」
「飯食う席は!?」
「立って食え!」
「それは店じゃねえだろ!」
酒場の片隅では、冒険者たちが木杯を持ったまま立っている。
講習席の前では、メリダが腕を組んでいた。
目の前には、第5層講習を受けたい冒険者たち。
その後ろには、第2層から学び直せと言われた若手たち。
さらにその横には、護衛依頼の条件だけ聞きたい商人の使いが立っている。
全部、別の用件だ。
だが、場所が同じだった。
当然、混ざる。
「湯溜まり護衛の話を聞きに来ました」
「第5層講習希望です!」
「第2層で泥スライムに転びました!」
「それはまず泥の歩き方からだよ!」
メリダが木板で机を叩いた。
「全員、口を閉じな! 欲と用件が混ざって、話が泥になってるよ!」
若手たちが黙る。
Cランク冒険者も黙る。
商人の使いまで黙った。
メリダの声は、だいぶ効くようになっていた。
だが、黙ったところで、狭いものは狭い。
オルド村長は酒場の奥で、頭を抱えていた。
「足りん」
その一言に、グラントがにこやかに頷く。
「足りませんね」
「嬉しそうに言うな」
「需要ですので」
「需要で床は広がらん」
「迷宮なら広がるかもしれません」
オルド村長は、ものすごく嫌そうな顔をした。
「そういうことを当たり前みたいに言うな」
カティアが壁際で腕を組む。
「でも実際、ここじゃもう無理だろ。飯食う奴、講習受ける奴、依頼の話をする奴、全部同じ場所に突っ込むのは危ねえ」
クレスも頷いた。
「動線が悪い。第5層護衛の話をしている横で、新人が第2層の質問をしている」
バレスが盾を置きながら言う。
「盾の構えを見せる場所も足りない。少し動くと椅子に当たる」
リーネも壁際から言った。
「弓の説明もできない。上を見る訓練なのに、天井を見る前に人を見ることになる」
ノーラが補助板を持って困った顔をする。
「後衛の立ち位置を説明したいのに、人が多くて後ろがありません」
メリダは、酒場全体を見回した。
そして、はっきり言った。
「増やすしかないね」
オルド村長がうめく。
「何をだ」
「場所だよ」
「分かっている。分かっているが、言わないでくれ」
グラントが指を三本立てた。
「必要なのは、まず三つです」
「三つで済むのか?」
「今すぐ必要なものは、です」
「その言い方が怖い」
グラントは気にせず続けた。
「一つ、冒険者待機所を兼ねた酒場スペースの増築。食事と待機を分けすぎず、しかし混雑を逃がす場所です」
オルド村長が頷く。
「それは要る」
「二つ、簡易宿泊室。護衛依頼待ち、講習待ち、遠方から来た者の短期滞在に必要です」
「村の宿がもう悲鳴を上げている」
「三つ、講習専用席。第2層、第5層、護衛説明を同じ席で行うのは危険です」
メリダが即座に頷いた。
「これが一番いる。湯目当ての奴と泥で転ぶ奴を同じ席に置くな。欲がうつる」
カティアが笑う。
「欲ってうつるのかよ」
「うつるよ。見れば分かるだろ」
女性冒険者たちが湯溜まりの話をしている横で、男冒険者たちが自分の手を見ている。
若手は、その両方を聞いて目を輝かせている。
たしかに、うつっていた。
クレスが言う。
「講習専用席は、できれば酒場と少し離した方がいい。食事の匂いと人の声で集中が切れる」
メリダも頷く。
「あと、椅子を固定できる場所がいいね。逃げるなと言っても、逃げる奴がいる」
フィンが小さく言う。
「椅子ごと逃げる人もいそう」
サナが短く答える。
「いそう」
ニーナが苦笑した。
オルド村長は深く息を吐いた。
「しかし、村で建て増しするにも時間がいる。材もいる。人手もいる」
グラントが清水の壁を見る。
「第1層が応えてくれるなら、最も早いのですが」
その場の何人かが、壁を見た。
白い石。
清水の音。
迷宮は何も言わない。
ただ、いつものように水が流れている。
カティアがぽつりと言った。
「聞いてんのかね、ここの主は」
クレスは答えない。
メリダも壁を見た。
「聞いているなら、臆病者用の席も頼むよ」
その言葉に、若手たちが少しだけ笑った。
だが、誰も本気で期待してはいなかった。
迷宮は、人間の会議に返事をしない。
少なくとも、人間の前では。
黒い水膜の内側で、俺は額を押さえていた。
「聞いてます」
『でしょうね』
ヴェルティアは隣で楽しそうにしている。
「聞いてるけどさ。完全に施設運営の話になってない?」
『迷宮運営でしょう』
「酒場を広げて、宿泊室を増やして、講習席を作る。これ、ダンジョンっていうより道の駅じゃない?」
『ミチノエキ?』
ヴェルティアが眉を寄せた。
『何それ』
「あー、旅の途中で寄る場所。飯が食べられて、休めて、買い物できて、地元の名物とか置いてあって」
『ほとんど今の第1層じゃない』
「言わないで。自分で言ってちょっと刺さった」
『人間が勝手にそう扱っているだけでしょう』
「まあね」
『ここは迷宮よ。水を飲むのも、飯を食べるのも、休むのも、講習を受けるのも、すべて迷宮の中で生き残るための流れに組み込まれている』
「でも簡易宿泊室は?」
『眠らない人間は死ぬでしょう』
「正論で殴ってくるなあ」
俺は黒い水膜の向こうを見る。
混雑した酒場。
足りない席。
講習と食事と依頼相談が混ざっている空間。
確かに、危ない。
ただ不便なだけじゃない。
情報が混ざる。
欲が混ざる。
新人が聞くべきではない話を聞く。
護衛依頼の商談中に、若手が浮かれる。
講習中に、湯溜まりの噂で集中が切れる。
これは、事故の種だ。
「やるか」
『ええ』
「酒場スペースの増築。簡易宿泊室。講習専用席。この三つだけ」
『だけ、と言いながら大仕事ね』
「DPはある」
『使うためにあるものよ』
俺は目を閉じた。
第1層の形を思い浮かべる。
清水の間を中心に、酒場の空間を横へ広げる。
食事と待機ができる長机。
壁際には装備を置ける棚。
酒場の賑わいは残す。
でも、人が詰まりすぎないようにする。
その奥に、短時間眠れる簡易宿泊室。
豪華ではない。
清潔な寝台。
水音が少し聞こえる程度の静けさ。
そして、酒場から少し離れた場所に講習専用席。
椅子。
黒板代わりの石壁。
模擬的に足場を示せる床の線。
盾を構える程度の広さ。
弓を引くのではなく、上を見る癖を教えられる高さ。
メリダが机を叩ける場所。
「最後のいる?」
『いるのでしょう』
「いるな」
清水の流れが、黒い水膜の奥で少しだけ強くなった。
第1層の壁が、音もなく動き始める。
人間の前ではない。
夜。
酒場が閉まり、最後の木杯が片づけられた後。
白い石壁が、水に溶けるように広がる。
床が延びる。
清水の細い流れが枝分かれする。
新しい部屋が、静かに生まれていく。
表示が浮かぶ。
【第1層拡張】
【清水の酒場、待機空間拡張】
【簡易宿泊室、形成】
【講習専用席、形成】
【消費DP:2800】
【現在DP:4552】
「ごっそり減ったな」
『必要経費ね』
「迷宮なのに経費って言葉が似合うの、なんか嫌だな」
『貴方のせいよ』
「はい」
俺は水膜を見た。
新しく広がった第1層は、派手ではなかった。
白い石と清水。
木の机。
簡素な寝台。
講習用の石壁。
でも、必要なものはある。
清水の迷宮らしい増築だ。
「これで少しは回るかな」
『少しはね』
「少しかあ」
『人間は増えるわ』
「だよなあ」
俺は苦笑した。
水を流せば、人が来る。
雫を出せば、人が増える。
湯を置けば、さらに増える。
そして、人が増えれば、場所が足りなくなる。
迷宮って、もっとこう、宝箱と罠とモンスターで完結するものだと思っていた。
現実は、椅子と寝台と講習席が必要だった。
「異世界ダンジョン運営、思ってたより地味」
『地味なものほど、迷宮を支えるのよ』
「いいこと言う」
『当然でしょう』
ヴェルティアは少し得意げだった。
翌朝。
第1層は、また騒ぎになった。
「広がってる!」
「酒場が広がってるぞ!」
「机が増えてる!」
「奥に部屋がある!」
「寝台だ!」
「講習席が別になってる!」
「メリダ先生の机がある!」
「逃げ場がない!」
「講習席に逃げ場を求めるな!」
ミルが目を輝かせて、広がった酒場を走りかけた。
エナに襟首を掴まれる。
「走らない」
「はーい!」
オルド村長は、新しい空間を見て固まっていた。
「本当に広がった」
グラントは、すでに棚の位置を見ていた。
「素晴らしいですね。待機と食事を分けられます。簡易宿泊室も清潔です。講習席は声が通りやすい」
「お前、喜びすぎだ」
「喜ばずにはいられません」
メリダは講習専用席に立ち、机を叩いた。
ぱん、といい音がした。
彼女は満足そうに頷く。
「いいね」
若手たちが震えた。
「机の音が強くなった」
「逃げられない感じがする」
「椅子も整列してる」
「怖い」
メリダが笑う。
「よく分かってるじゃないか。座りな」
「はい!」
カティアは酒場スペースを見ながら、短く言った。
「こりゃ便利だな」
クレスも頷く。
「混雑が減る。講習の声も分けられる」
バレスは講習席の端で盾を構えた。
「ここなら盾の流し方を見せられる」
リーネは天井を見上げる。
「上を見る訓練にも使えます」
ノーラは簡易宿泊室の前で、少し驚いた顔をしていた。
「遠方の冒険者が泊まれるなら、無理に夜道を戻らなくて済みますね」
メリダが頷く。
「それも大きい。疲れたまま帰ると、村の外で転ぶ奴もいるからね」
新しい第1層は、すぐに使われ始めた。
酒場の増築部分には、冒険者たちが待機する。
講習専用席では、メリダが第2層と第5層の講習時間を分ける。
簡易宿泊室には、プロンテラから来た商人の使いが予約を入れようとして、仮受付に止められている。
「正式運用は確認後です!」
「一泊だけでも」
「確認後です!」
仮受付の職員も忙しそうだった。
だが、昨日よりは動きやすい。
人の流れが分かれている。
それだけで、空気が違った。
オルド村長は少しだけ安心した顔をした。
その直後、グラントが言った。
「次は外の馬車置き場ですね」
村長の顔が死んだ。
「今言うな」
「近いうちに必要です」
「今言うな」
「はい」
カティアが笑った。
だが、クレスは笑っていなかった。
新しい講習席。
増えた待機所。
簡易宿泊室。
それらは必要だ。
だが、施設が整ったからといって、第5層が安全になったわけではない。
むしろ、これで人が増える。
護衛依頼も増える。
クレスは仮受付の横に掛かった条件板を見た。
【第5層湯溜まり護衛依頼について】
その板の前には、もう何人かの冒険者が立っている。
読んでいる。
計算している。
自分なら行けるか。
いくら稼げるか。
誰と組めばいいか。
そういう顔だ。
クレスは、カティアを見た。
「カティア」
「なんだ」
「このままだと、俺とカティアだけで回すには足りない」
カティアは眉を上げた。
「第5層護衛の話か」
「ああ」
「まあな。あたしらが全部の護衛につくわけにはいかねえ」
「講習も、初期判断も、門番記録の更新もある。貴族護衛が始まれば、事故が起きる前に上位者の目を入れた方がいい」
カティアは少し嫌そうな顔をした。
「Aランクか?」
「呼べるなら」
近くにいたグラントが、すぐに反応した。
「Aランク冒険者の招致ですね」
オルド村長が頭を上げる。
「また大きい話をする」
グラントは真面目な顔になった。
「ですが、必要です。第5層湯溜まり護衛依頼は、貴族や有力商家を巻き込みます。Bランクのクレスさんがいるとはいえ、制度として回すなら、最初にAランク級の確認があった方が信用も安全も増します」
クレスが頷く。
「俺とカティアだけで、増える依頼の全部を見られない。最初の数件は、上位冒険者の目を入れておいた方がいい」
カティアが鼻を鳴らす。
「Aランクなんか来たら、また面倒な奴が増えるぞ」
メリダが講習席から歩いてくる。
「面倒でも、生きて帰る確率が上がるなら呼ぶ価値はある」
カティアは肩をすくめた。
「先生がそう言うならな」
メリダは条件板を見る。
「護衛対象を連れて門番まで行くんだ。強い奴がいるだけじゃ足りない。強い奴が見て、どこから先が無理か言えることも大事だよ」
グラントが頷く。
「プロンテラ商業ギルドを通じて、冒険者ギルドへ打診しましょう。プロンテラ所属で該当者がいれば早い。いなければ王都へ照会を出す」
オルド村長が顔をしかめる。
「王都はまだ早くないか?」
「貴族依頼が来るなら、遅かれ早かれ王都は見ます」
「見ないでほしい」
「お気持ちは分かります」
「分かるなら」
「ですが、見ます」
「くそ」
村長が呻いた。
仮受付の職員が新しい文書用の紙を出す。
マイラも記録板を開いた。
「Aランク冒険者招致理由、記録します」
クレスが言う。
「第5層護衛依頼増加に伴う安全確認。門番戦の上位評価。護衛対象同伴時の撤退基準確認。第5層講習の補強」
マイラが筆を走らせる。
グラントが言葉を整える。
「清水の迷宮、第5層湯溜まり護衛依頼の増加が見込まれるため、Aランク冒険者、または同等の実力者による第5層確認を要請する」
メリダが付け足す。
「強さ自慢じゃなく、帰る判断ができる奴を頼む」
グラントが少し考え、文面を直す。
「単独戦闘能力だけでなく、護衛判断、撤退判断に優れた者を希望」
メリダは頷いた。
「それでいい」
カティアが小さく笑った。
「Aランクに注文つけるのか」
「つけるよ」
メリダは平然としている。
「強いだけで突っ込む奴なら、講習の邪魔だ」
バレスが苦笑する。
「先生、Aランクにも容赦ないな」
「ランクが上でも、死ぬ時は死ぬよ」
その言葉で、場が少し静まった。
ランク。
金。
貴族。
護衛依頼。
全部が大きくなっていく。
だが、迷宮の中で最後に残るのは、生きて帰れるかどうかだ。
グラントは文書を整え、使者に託す準備を始めた。
宛先は、まずプロンテラ商業ギルド。
そこから冒険者ギルドへ。
必要なら、王都へ。
オルド村長は疲れた顔で言った。
「Aランクか……」
カティアが鼻を鳴らす。
「来たら来たで、酒場がまた荒れるな」
メリダが講習席を見る。
「講習席も荒れるよ」
クレスは条件板を見たまま言った。
「荒れる前に、線を引く」
マイラが記録する。
「Aランク招致、決定」
その言葉が、第1層の空気に落ちた。
冒険者たちがざわつく。
「Aランクが来るのか?」
「本当に?」
「どんな奴だろうな」
「プロンテラか?」
「王都か?」
「第5層、そんなに大きな話になってるのか」
そのざわめきを、メリダが木板で叩いて止めた。
「はい、騒ぐのは後。第5層講習、始めるよ」
若手たちは慌てて座った。
Cランクたちも座った。
Aランクという言葉が飛び交っても、講習は止まらない。
それが、今の清水の迷宮だった。
黒い水膜の内側で、俺は文書が整えられていくのを見ていた。
「Aランクか……」
『ようやく、この迷宮を本気で見る者が来るのね』
ヴェルティアの声は、どこか楽しそうだった。
「いや、今までもクレスとかカティアとか、かなり本気で見てたと思うけど」
『それとは別よ。外の上位者が、この迷宮をどう評価するか。そこに意味があるわ』
「なるほどね」
Aランク冒険者。
この世界で、かなり上の存在だ。
Bランクのクレスでさえ、あの強さだ。
その上となると、どんな奴が来るのか。
真面目な人か。
豪快な人か。
厄介な人か。
全部ありそうで怖い。
「大丈夫大丈夫! なんとかなるって!」
『今のは自分に言い聞かせたわね』
「ばれた?」
『ばれるわよ』
ヴェルティアは小さく笑った。
表示が浮かぶ。
【第1層増築】
【冒険者待機所を兼ねた酒場空間の拡張を認識】
【簡易宿泊室を認識】
【講習専用席を認識】
【講習効率、滞在欲、待機需要、宿泊需要を獲得】
【獲得DP:1264】
【現在DP:5816】
続けて、文字が揺れる。
【Aランク冒険者招致の方針を確認】
【第5層護衛依頼の制度化が進行】
【上位冒険者需要、貴族護衛需要、安全確認需要、外部評価欲を獲得】
【獲得DP:1488】
【現在DP:7304】
「使った分、けっこう戻ってきたな」
『人間が動けば、欲も恐れも増えるもの』
「Aランクが来たら、さらに増えそうだな」
『ええ。良くも悪くもね』
「良くも悪くも、か」
俺は黒い水膜を見た。
新しく広がった酒場。
講習専用席。
簡易宿泊室。
仮受付の横に積まれた文書。
そして、プロンテラへ送られるAランク招致の手紙。
清水の迷宮は、村の冒険者だけの迷宮ではなくなり始めていた。
水を求める者。
雫を求める者。
湯を求める者。
そして、その奥を測りに来る者。
次に来るのは、きっと今までとは違う目を持つ冒険者だ。
俺は胸の奥に、少しだけ緊張を覚えた。
でも、悪くない。
迷宮が大きくなるというのは、こういうことなのかもしれない。
人を呼び、欲を呼び、危険を呼び、そして、それに向き合う者を呼ぶ。
清水の迷宮は、第1層を広げた。
そして今、外の上位冒険者へ向けて、静かに水音を響かせ始めた。
後書き
ここまで読んでいただきありがとうございます。
第1層増築と、Aランク冒険者招致の話でした。
人が増えると、椅子も寝台も強者の目も必要になります。
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