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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第3章 生きる傀儡篇
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第65話 情報収集2

「まぁいいさね、事件っていうのはあれだろ?人が何にも行方不明になったやつ」



「そうです。何か知ってますか?」



「なにかって言われてもねぇ…」



女性は腕を組んで、ウーンとウネリ考え出す。



「…行方不明って知ってるってことはアタシ以外にも聞いたんだろ?

アタシも人並みぐらいしか知らないからねぇ。もうアンタが望むような情報は無いわよ?」



「それでも一応聞かせてください」



翔太の押しに負けた女性は、わかったといい話し出した。

しかし女性の言ったとおり、話してもらった情報は既に翔太が持っているもので、新しい情報は無かった。



翔太は女性にお礼をいい、店を出るため踵を返す。

店を出るか出ないかの直前、女性が「あ、ちょっと待ちな」と翔太を呼び止めた。

有力な情報かもしれないと翔太は足を止める。



「何ですか!?なにか事件に関して思い出した事でもあるんですか!?」



少しでも情報が欲しい翔太は早足で女性のもとへと戻り、覆い被さる勢いで女性に訪ねた。



「お、落ち着いて…。事件とは直接関係ないと思うけど…前に西の森の中に山菜を採りに行った時こんなのを拾ったのよ」



そういって渡されたのは2つ。



「ね?事件とは関係無いでしょ?

第一これが何なのか分かんないし……ちょっと聞いてる?」



女性は翔太の顔を覗き込むようにして見るが、翔太は気付かない。

渡されたモノは程までに信じれら無い物だった。



女性はコレ知らないと言った。

当然だ、この世界の知識をほぼ持っている僕ですら、今手の中にあるモノが信じられなかった。



なぜ存在する?

いや、存在自体はおかしくない。

だが、この形に加工、そして使用した事があるなんて事は知らないし聞いたことがない。

もしこの国特有のモノなら前にいるオバちゃんが知らないのはおかしい。

この国のトップたちが秘密裏に作ったもの?……ありえなくはない。

それなら知らないのも納得いくが…でも態々隠すことだろうか。

あと考えられる可能性、それはーーー



「ちょっと!」



「!?は、はい」



「大丈夫かい、急に黙り込んじゃって」



「すみません、大丈夫です。あの、これ貰ってもいいですか?」



「あぁそれは構わないけど…アンタそれが何なのか分かるのかい?」



翔太の手の中にある物に指を指しながら聞いてきた。



教えても構わないが、もし『コレ』を使った人物が現れたり、国が秘密裏に作ってるかもしれないモノを知ったらこの人にも何かしらの被害が出るかもしれない。



そう考えた翔太は女性の質問を



「いえ、ただの興味本位です」



はぐらかす事にした。

そうして改めて店を後にした翔太は、次の場所へと歩みを進める。



向かう場所は決まっていた。

この国のトップがいる場所………城へ。

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