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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第3章 生きる傀儡篇
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第64話 情報収集

「なるほどガルダ共和国か……初めて来たけど古風な街並みだなぁ。

ラース王国は『洋』の街並み対しガルダ共和国は『和』って感じ。

なんかここに住んでたわけでも無いのに懐かしく感じる」



翔太はみんなと別れ情報収集を始めて1時間が経とうしていた。

これまで聞いた人数は5人。どれも詳しいことは分からなかった。

次の人を探しているが事件のせいか人が全然見当たらない。

翔太は人を探しつつ、ゆっくり見ていなかった街並みへと目を向けながら適当に歩く。



ここで翔太は、今まで聞いて来たことをもとに一度事件の整理に入る。

1つ目、最初に事件は約1カ月前。

2つ目、昨日で行方不明になった人が50人を超えた。

3つ目、そのうち10人は死体にて発見。

4つ目、行方不明のうち3人が戻って来たが………。



「3人とも焦点が定まっておらず、側から見たら人形だったのようだった…ねぇ」




ここから考えられるのは、コレをやったのはおそらく人間って事と、何かの特殊属性を持ってる可能性があるってことぐらいかな。

魔物の中にそんな事できる奴は居ないし。

最初アンデットの可能性も考えたが肉体が腐食した様子がなかった事からその可能性も消える。



「ちょいちょい、そこの黒ずくめの人!良かったらウチの果物なんか買ってかないかい?」



「ん?果物…ってここどこ!?」



「ここは商店街通りだよ。なんだいアンタ知らずに来たのかい?」



店主の問いに翔太は苦笑いで頷く。



どうやら考えることに夢中なっていたらしい。

周囲を見回せば色々な店があるし人もたくさんいる。

なるほど、住宅街に人が少なかったのはこういうことか。

しかし、変なところに入らなくて良かった。スラム街とか…。


翔太は自分の注意力に頭を抱えそうになるが、ここはグッと堪え前向きに考える。

人が沢山いるのなら新しい情報が手に入るかもしれない、と。

思い立ったが吉日、翔太はとりあえず声をかけてきた八百屋のおばちゃんに話を聞く。



「おばちゃん、そのリンゴ1つ買います。その代わり、ちょっと話を聞かせてくれませんか?」



「ありがとさん、はいリンゴ」



軽く投げ渡されたリンゴを優しくキャッチし受け止める。



「それで、聞きたいことってのはなんだい?私の年齢は48でスリーサイズは上から83」



「ここ1カ月前から起きてる事件についてです」



「………63」



「じ、け、ん、に、つ、い、て、で、すッ!」



「…なんだいノリ悪いねぇ」



翔太は再び頭を抱えたくなった。

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