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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第59話 権力

彼女の後ろにはグーサインをしたアスカ姉さんもいた。



ちょうど暇してたし…うん、やろう。



「とにかくミーアに謝ってください」



「丁重にお断りします」



あぁ!?せっかく減らした手札が倍に…!



「俺は間違ったことは言ってないし、してないので」



「「なっ!?」」



「じゃ、じゃあ王妃様を正座させた事も悪いと思ってないですぅ!?」



「えぇもちろん」



あと半分!

ん?アスカ姉さんの目の動きが怪しい…。

ダウトッ!……ヨシ!アスカ姉さんに全部いった、これは貰ったね!



「なんか副生徒会長の時とは人が変わったみたいに別人ですぅ」



「元副生徒会長がこんな人だったなんて、幻滅だわ」



「どうぞご自由に。

俺からしたら勝手な過大評価の方が不愉快なんですよ。グレア家の御息女さん」



「因みにワイらも同じ意見やで」



「…うん」



あと5枚…。



「もういいですわ。こんな屈辱を受けたのは初めてです。これだけは使いたくありませんでしたが…

ミーア・フォン・ラースが命じます。私とお母様に土下座しなさい」



「なんや今度は権力かいな。懲りんなぁ、王女様も…。答えは一緒や」



「「「断る」」」



「王家の命令は絶対。断ればそれは立派な『咎人』となる。これを知らないわけではないはずです。

それでも断るというのですか?」



「……変わらない…よ。あ………










アスカ様…ヤーちゃん…ダウト、だよ?」



「ッ!ローザそれは黙ってーーー」



「よくやりましたローザ、貴女の助けはこの局面を覆すでしょう。ダウトですッ!」



……ローザもやりたかったのかな。さっきからこっちチラチラ見てたし。



「9!これで私はアガリです」



アスカ姉さんまさかに一発逆転。

かくいう僕もこれでアガリ。



「また負けたまた負けたまた負けたまた負けたまた負けた……」



ヤーデさんが絶望してる。



「さて、絶望してる彼女は放っておいてここからは私も話に加わりましょう」



「え、待ってください王妃様。これは俺たち生徒同士の問題です。貴女が加わるようなことでは……!」



「えぇ、私もそのつもりでしたよセイヤ=コウサカ君。私の愚娘が権力なんてものを持ち出さなければ…ですがね」



「ッ!?私が間違ったことをしたと言いたいのですかお母様!」



「むしろそう言った以外にどう取れるのです?」



ここにきてまさかの親子ゲンカ勃発。

尚、僕はまだまだ空気でいなくちゃいけないようです。

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