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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第44話 ヒント

「理由はわかったわ。でもお願い!これからはあんな危険な事しないで!もう誰かが…瀬戸君がいなくなるのはイヤなの…」



八城が翔太に目に涙を浮かべながら懇望する。



翔太が負けるのは初めから分かっていた、彼は自他共の認める『最弱』なのだから。だが八城の言う事は一理ある。



しかし翔太のやる事には何かしらの意味があることも知っている。だからやるなとは言わないが、せめて一言欲しかったものだ。ま、今それを言うと彼女が起こりそうだから口には出さないが。



「まぁ…善処はします。さて、予想外な事があったとはいえ僕は負けたので、ここから起きれば命令権が発動してヤーデさん達とは関わる事ができません」



あぁ、確かにそんなのがあったな。



「だが翔太。君のことだ、もちろん打開策があるんだろう?」



「はい、それがさっき言った3日後です。そうですねぇ…八城さんは違いますが、他の皆さんはこれから起こる面白い事のネタバレなんて望んでないですよね?」



その質問に八城とリーラ以外が頷く。



「なのでヒントを出します。1つ目はさっきから言ってる『3日後』。2つ目が『コウサカとこれ以上関わりたくないと言う事』。ラストは『ファイトのお互いの命令権』です」



3日後…コウサカと関わりたくない…命令権。確か命令権は、翔太が“Sクラスに移動”で、コウサカが“翔太が私達と関わるのを禁止”だった筈。翔太がSクラスに行きたいなんて思うはずがないから、関係あるのはコウサカの命令権?うーん…分からないな。



「ちょっといいかしら?」



おっと、八城やリーラを放っておいて考え込んでしまった。これでは2人が可哀想だ。取り敢えずこれは後でゆっくり考えるとしよう。



「どうしたんです八城さん」



「3つ質問があるのだけど…」



「ちょっと待て。その質問は私にも答えられるか?」



正直ここで質疑応答をするのは流石にそろそろマズイ。



「答えられますけど…ここじゃダメなんですか?」



「ダメではありません。ですが八城さん、貴女の魔法の回復スピードを知ってる人たちは、今こう思ってる筈です、『いつまで回復魔法を使ってるんだ』と。現に貴女のクラスの数人がこちらに疑問の目を向けています。だから今貴女がしているのが嘘だとバレる前に、翔太が治った事を伝え解散したほうがいい。そう言いたいんですよねヤーデ?」



「グラナート…!君はまたしても私のセリフを…ッ!」



「確かに、生徒会長の言うとうりかもしれませんね」



「じゃあ質問はヤーデさんにして下さい。僕は気絶したフリを続けてます」



「では、私が先生方に無事の報告をしてこよう。グラナート達は先に戻って構わない。それと八城、私達に敬語入らない。翔太と話すような砕けた口調で構わないよ」



「え?は、はい…じゃなくて!わかったわ」



今はしどろもどろしているが、そのうち慣れるだろう。



「さて、妾も帰るとするのじゃ。どうせなら翔太、お主も一緒に帰るか?学園外でも話す事を禁止されとるならルームシェアもダメじゃろ」



「確かにそうですね。じゃあ久々に帰ります。でも気絶のフリ中なので担いでって下さいね」



「任せるのじゃ」



この後、各々解散しファイトは終わり、授業も何事もなく終わった。

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