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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第38話 ファイト5

「いくぞ!〝聖属性初級魔法〟ホーリーランス!」



開始と同時に、3本のホーリーランスが僕を襲う。それを僕は大袈裟な横っ飛びで躱す。

へぇ、今回はローザの時のように突っ込んでこず、魔法で仕留めると。考えてたことと、ちょっと違ったけどやることは変わらない。とりあえず、煽ろう。



「うわー、魔法が使えない相手に魔法で仕掛けるなんてサイテー。しかも、今の当たってたら絶対死んでたよ?あ、剣に自信がないから遠くから魔法撃ってるんだね。ごめんね、君への配慮が足りなかったよ。いいよ、ドンドン魔法で攻めてきて」



こんな単純な煽りでもコウサカには



「俺をバカにするなァァァァァァ!」



効果覿面。

予想通り魔法を止めて、ペンダントにしてあった魔武器である剣で切り掛かってきた。それを僕はヒラヒラと躱していく。



「クソッ、当たらない。躱すんじゃねよ!当たれ!」



アホなの?躱さないと僕死んじゃうじゃん。



「だいたいお前は昔から気に入らなかったんだ!いつも1人で行動して、集団でいる俺たちを1人じゃ何もできない憐れんだ様な目を向ける。そういう人をバカにした態度がな!」



「ふーん、他人の意見だから否定も肯定もしないけど、僕はそんな自分がすきだよ?」



皆僕たちの話が気になるのか、訓練場内が静まり返る。



若干4名のニヤニヤとした顔が目立つが。誰とは言わない。



「最低だな。そんなに1人で出来る事が凄いのか?自分がかっこいいか?」



「別にそんな事思ってないよ。それに僕が誰を好きになろうと僕の勝手でしょ?もちろん嫌いなものもあるよ。例えば君とかね」



いつしか僕にくる剣の攻撃は止み、今はお互いの論理という口撃へと変わった。



「結局のところなんが言いたいの?君たちのクラスほぼ皆揃って僕を嫌ってるけど、君たちが自己憐憫に溺れたナルシストって事?」



「違う!みんなで力を合わせて努力している、それを笑うお前が許せないんだ!この世界に来てからだってそうだ。みんな頑張ってるのにお前だけ何もしてない!お前みたいな覚悟のない奴はこの世界に不要なんだよ!」



周りの観客席に居る奴等も、便乗する様に野次を飛ばしてくる。



「みんなの頑張ってるのに僕は何もして無い…。よく言うなぁ、何も『させてくれなかった』のはテメェらなのによォ!人を見殺しにしたくせによくそんな事が言えるな。なァ、クズどもォォォォオオオ!」



僕の殺意を含んだ怒声が訓練場内に響く。瞬間、彼らは萎縮し、さっきとは逆に場内は静寂へと包まれた。

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