表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
32/90

第31話 人気者

午前の授業が終了してお昼休憩になり、僕たちはそのまま昼食をとるため食堂に向かう。途中、同じく食堂に向かうヤーデさんとグラナートさんを見つけたので合流。



食堂に着くと、いつもの光景が待っていた。



「生徒会長、朝の全校集会での挨拶とてもよかったです!あのヒヤヒヤ感が堪りませんでした!あ、よかったら一緒に昼食を食べませんか?」



「グラナート様、私しとお昼を御一緒してくれませんか?」



「ローザちゃん、僕たちとご飯食べようよー」



「ヴァイス?お昼一緒に食べてあげてもいいわよ?」



全校生徒の半数はいるんじゃないかというほどの数。それが食堂前で待っているのだ。仮にも生徒会メンバーなのだ、これくらい人気があってもおかしくない。最初はコレのせいでお昼、食べれなかったんだよね。でも2日目に気づいたんだ、僕関係ないじゃんって。だから僕は彼らの屍を超えて(死んでないけど)1人で食券を買って、逃げるように1番遠い席に座ようになった。



今日もやる事は変わらない。僕はカレーの食券を買って、いつもの席である1番遠い窓際の6人掛けテーブルに腰を下ろした。



「相変わらず君は、私たちを助けてはくれないのだな」



あ、来た。どうやら今日も無事に脱出出来たようだ。

ヤーデさん、僕をそんなジト目で見ないで欲しいんだけど。僕みたいなのが何か口を挟んだら絶対揉め事になる。彼女もそれは分かっているだろう、分かっているのを承知で助けを求める。でも関わらない。

僕は聞かなかったふりをして料理を受け取りに行く。



半分ほど食べたあたりで僕たちは、入り口付近が騒がしいことに気づく。

目を向けると、理由は一目瞭然だった。騒ぎの元凶であるコウサカくんをはじめとしたSクラスが来たのだ。



周りの生徒が『勇者様カッコいいー』とか『王女様キレイ』とか『聖女様カワイイー』とか騒いでる。コウサカくんは笑顔で手を振り返してるのを見ると骨折は治ってしまったみたいだ。さっきのこともあるし絡まれると面倒だ、早く食べてここを出よ。



だが、運がそれを許してくれなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ