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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第30話 武器?ナニソレ

超踵落としにより、さっきよりも舞い上がった土煙が審判である男性教師や一部の生徒も巻き込む。彼らが咳き込んだり必死に魔法で土煙を飛ばしてる中、これを起こした人物であるローザは悠然とした態度で、土煙を払うような仕草で姿を見せた。それも無傷で。



彼女の姿を見た生徒たちはの顔は驚愕。



そりゃあ、そうなるよね。普通あんな広範囲な魔法なら、何かしらの防御魔法を張るはずだ。けど彼女にそんな仕草は無かった。という事は、あのホーリーレインを全て回避したか、上級生でもできる人が少ない『無詠唱』で発動したかのどちらかになる。



因みに今回は前者だ。彼女に魔法の威力も手数も関係ないからね。



「終わった、よ」



「お疲れ様ローザ」



「お疲れや、それにしても派手にやったなぁ。アレ死んでるんとちゃう?」



ヴァイスの指すアレは地面に上半身がめり込んだでいた。周囲の地面は蜘蛛の巣のように割れ、中心は若干陥没。普通の人なら即死一択だろう。でもここは異世界。



「大丈夫だよ。彼、魔力強化してたし。ローザの踵落としも、頭じゃなくて肩だったから粉砕骨折程度じゃない?」



「流石翔太、よく視てる。それにひきかえ、ヴァイスは失礼。ちゃんと加減した」



「加減して粉砕骨折て…」



「…はっ!ね、ねぇちょっと!えっと…ラフスさんだったわよね?貴女、いったい何を?」



八城さん覚醒。

この人まだここに居たんだ。今こそ彼女の力が役立つ時だと思うんだけど。あぁそっか、僕は視えてるけど彼女にはまだ土煙で視えてないのか。ま、そのうち呼ばれるだろうね。さて、何をしたかだっけ。そりゃあ



「踵落とし」



「踵落としだね」



「踵落としや」



「それは薄っすら聞こえてたから知ってる!美嘉が聞きたいのは、どうやってあのホーリーレインを無傷で避けたのかよ!」



ここでもう1人の方、香織さん(苗字分かんない)も覚醒。

この人やたらと声が大きいから、周囲にいた生徒まで興味本位で聞き耳を立ててくるんだよね。



「教えるわけない。手の内を晒すほど、私は馬鹿じゃない」



貴女の魔法は知られても、多分対処出来ないと思うんだけど。



「それより、理解した?」



ローザが八城さんに問う。何を聞かれてるかわからない彼女は、首を傾げる。

八城さんの反応もわからないでもないけどね。ローザは言葉たらずのところがあるから。



「私たちに、回復は不要。攻撃も、当たらなかったら無意味」



「ッ!?でも…そんなの理想論よ。今回はたまたま無傷だっただけでーーー」



「わからん人やな。ワイとローザはその理想論を現実に出来る、言うてるんや。少なくとも学園内ではな。翔太は無理やけど。そないな事よりホレ、先生が回復魔法持ち集めとるで。今こそアンタの力が役立つ時やないん?」



ヴァイスの指差す先には、倒れたコウサカくんに駆け寄る先生たち。確かに回復持ちを呼ぶ声も聞こえる。

八城さんは何か言いかけようとする仕草を見せたが、何も言わずに先生たちのもとへ向かった。



「瀬戸翔太、私は貴方が大っ嫌い」



そう言い残し香織さんも彼女の後を追った。

大っ嫌いって言われても…僕も君たちが嫌いだから、そうですかとしか言いようがない。



ここで授業終了の鐘が鳴ったので、午前の授業はここまでとなった。

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