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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第22話 生徒会長の遊び

控え室





《ありがとうございました。皆さん、国王様の素晴らしいお言葉にもう一度拍手を。ーーーはい、続いては我が校が誇る生徒会の方々です。生徒会長お願いします》



やっと私たちの番か…。と言ってもどんなことを話そうか何も考えてない。どうせなら皆が驚くようなことがいいんだが…。



「どうかしましたかヤーデ?」



「ん?いや、なんでも無いよグラナート。じゃあ行くとしようか」



まぁ、その場任せでいいだろう。

私は視界からマイクを受け取り壇上の真ん中に立つ。私の右側にはグラナートが、左側にはローザとヴァイスが立つ。



《転入生の諸君、初めまして…では無いな。ついさっき、ここの来る前に会ったが改めて自己紹介をしよう。私はこの学園の生徒会長ヤーデ=ルーファスだ、よろしく。そして右側に立つ彼が副会長のグラナート=ロイズ、左側に立つ彼女が書記のローザ=ラフス。最後に彼が庶務のヴァイス=ジーザスだ》



先ずは無難に自己紹介。すでに嘘はついているがな。

私たちにファミリーネームなど無い。みんなアスカ様に拾われたのだから。だがこれは学園に入るために仕方なかったことだし、生徒のみんなは知らないからノーカンだ。



ふむ、前置きはこのくらいでいいだろう。それじゃあ今考えた最上級のサプライズをしようか。



《さて、転入生のみんなは9月、それも終わり側に入ったということでとても運が良い。何故ならこれから直ぐに色々な行事行われるのだからだ。生徒会長選挙に武闘会、何より…『セント魔法文化祭』がある!ーーーうんうん、楽しみなのはわかるが、少し落ち着きたまえ在校生諸君、国王様王妃様の前だぞ。申し訳ありません国王様王妃様》



2人に向けて謝罪すると、国王は手を挙げるだけで特に何も無く、アスカ様はむくれていた。

おそらく私が王妃と言ったからだろう。だが流石に、面勢の前で名前呼びはできないので今は我慢してもらう。



《転入生の諸君もすまなかった。みんな祭り事は大好きでね。ところで君たちの住む〝異世界〟にも、こう言った祭り事はあるのかな?私個人としてはすごく興味があるのだけれど…。あ!失礼した、君たちが〝異世界〟から来た〝勇者〟ということは内密だったね。……はっ!また秘密を喋ってしまった。すまない、重ねてお詫びするよ》



もちろん態とだ。それにしても面白いくらいに体育館内が混乱している。だが残念なことにアスカ様と翔太には私の悪戯するのがバレていたみたいだ。彼らは今、必死に笑いを堪えてる。



しかし困った。自分でやっといてなんだが、このままでは話が終われない。うーん…よし。



《あー、これで私からの挨拶は以上とする》



あとは司会に任せよう。

そそくさと控え室に逃げようとしたらーーー


「待て、ヤーデとやら。よもや貴様、態とやったのではあるまいな?」



ーーー国王様に捕まってしまった。

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