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戦えない落ちこぼれは知力で成り上がる  作者: 加藤 成
第2章 学園編入篇
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第21話 挨拶という名の子守唄

《えー、只今より全校集会を始めます。先ず始めに学園長お願いします》



あれから特に何もなく、全校集会が始まった。強いて言うなら、体育館に入ったあたりでヤーデさん達と別れたくらいだ。彼女達は生徒会として生徒代表の挨拶をするために体育館舞台裏に、そして僕は体育館に並べられたイスに座っている。因みに前半分に今回のメインである転入生達、後ろ半分が在校生ってな感じで座ってる。

そして僕のいる場所は右の1番後ろ。



今回の臨時全校集会の理由、それは異世界の勇者達を歓迎しようと言うものだ。一般的な理由は、遠い国からの異文化交流という名目になっているけど。

まぁ、そんなことはどうでもいいとして、それより来てる来客が凄い。国王が来てるんだよ。



僕アイツ嫌いだけどね。アイツのせいで僕は辛い目にあったんだもん、当然だよね?



国王のせいか、ただ座ってるだけなのに皆やたらと緊張してるんだよね。かくいう僕も心臓バクバクだよ。王様に、じゃなくその隣の人ーーーアスカ姉さんに。

だってアスカ姉さんってば、目が会うたびに手を振って来るわ、手招きして隣の座らそうとするわ、挙げ句の果てに自分からこっちに来ようともしてた。流石にそれはヴァンさんが止めてくれたから良かったけど…。今も手を振って来るのは変わらないから、誰に手を振ってるか気にしてる生徒達が、めっちゃこの辺見て来るんだよ。とりあえず無視だね。



《はい、ありがとうございました。続いて、今回のためにわざわざご足労いただいた国王様より、お言葉を頂戴いたします》



はぁ、長いなー。なんでわざわざ午前中の授業潰してまでやる必要があるの?僕の睡眠時間が無いじゃん。つまんないよー、暇だよー。これはもう生徒会メンバーに期待するしか無いね。



《ありがとうございました。皆さん、国王様の素晴らしいお言葉にもう一度拍手を。ーーーはい、続いては我が校が誇る生徒会の方々です。生徒会長お願いします》



お、ヤーデさん達だ。



ちらりとアスカ姉さんのほうを盗み見ると、彼女も何か期待するような目でヤーデさん達を見ていた。

やっぱり期待しちゃうよね。



さぁて、どんなことをぶっ込んでくるかな?

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