第19話 じゃあラッキースケベ?あるわけ無い
僕たちはみんな朝食を食べ終え、登校時間までみんなでコーヒーを飲みながら時間を潰す。1人を除いて。
「そういえば皆さん、生徒会の仕事があるとか言ってませんでした?今日は何やるんです?」
僕以外のみんなは生徒会メンバーで、日々学校を良くしようと頑張ってる………なんて事はなく、彼ら曰くただ自由がきくから入った、だそうだ。まぁでも一応仕事はやってるみたいだから、ふと何をやるか聞いてみた。
「朝の全校集会で少し挨拶するだけですよ。今日から君の元クラスメイトが転入してくるらしいので」
「あぁ…そうなんですか」
「グラナートはん、言い方」
「翔太…大丈夫?」
3人とも僕の事情は知っている。だってここに暮らす人はみんな、アスカ姉さんの護衛部隊だから。
気にかけてくれる2人と謝ってくるグラナートさんに、大丈夫と声をかけ時間に目をやる。
時間は7時40分を回ったところだ。そろそろ行かないと。
「そろそろ行きましょう。ローザ、悪いけどヤーデさん起こしてきてくれる?」
「ん。まかせて」
さて、僕も準備しないと。そう思い台所へと向かう。
それから10分…やっとヤーデさんが起きてきた。
起きてきて早々、飯だ飯だというヤーデさん。もちろん今から食べられてら間に合うわけがないので、お預けして準備をしてもらう。最初は駄々をこねたが、「一応生徒会という立場上、全校集会に出ないのはダメ」というローザの言葉に渋々準備を始めた。
そして準備が整い、家を出たのが8時。校門が閉まるのが8時10分に対して、僕たちの家から学園まで15分。完全に遅刻だと諦めていると、ヤーデさんが「まだ間に合う!」というと同時にいきなり走りだす。それに続くように他のみんなも。身体強化ありで。
確かにそうすれば間に合うだろう。でもさ、僕そんなことできないもん。もうみんなだいぶ先行ってる。ヤーデさんなんて姿が見えない。
はぁ…愚痴ってもしょうがない。僕も走ろ。これで間に合わなかったらヤーデさんの晩御飯抜きにしよう。
そう心の中で決意し僕も学園に向けて走った。




