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乙女ゲームのセーブ&ロードくんがあだ名のモブ?に転生したので平和に暮らしたい  作者: 神谷洸希
高等部2年生

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5-7 目立つ行動

「私が!絶対正義だ!」


 ってことでバッドエンド直行する原因ことナタリーに会いに行くことに。

 立ち入り禁止の屋上でそんなことを叫んでいる。

 すっげぇ痛い感じの女子来たな。正直嫌いじゃないよ。


「ナタリー、少しいいかな」


「え」


 僕が声をかけると、顔が凍った。



 ▫



「そんな……」


「どうしたの?」


 図書館でぐてーっとしていると、アンナの友達であるブランカが、僕に話しかけてきた。


「僕ってそんなに怖いのだろうか」


「少なくとも私は貴方のことを怖いと思ってるけど」


「……まじ?」


「うん」


 少しショックだ。


「だって貴方の前でアンナの悪口を言った人間が次の日には貴方を賞賛する様になってる。そりゃあ、ね」


「ふむ。もう少し配分に気をつけた方が良いってことか」


「ちがうよ。別に貴方は怖がられていていい。アンナのこと大好きなんでしょ?アンナって結構危ない子だから……ちょうどいい、怖いくらいで」


 ブランカは無の表情でそんなことを言った。


「へえ。君ってそんな感じの子だったのか」


 少し興味がでてきた。


「私のこと気になってきた?いいと思う。君のこと私の8番目の彼氏にいいかなって思っているんだ。どう?」


「うーん。お友達からで」


 友人のボーイフレンドかもしれない男を口説きに来るな!

 ……何?8番目?



 ▫



 気を取り直してナタリーに再アタック。


「ナタリー!テストで1位取れないからって八つ当たりでテロリストになるの良くないと思うな!僕」


「へ?」


 こういうのは勢いが大事!

 ナンシーは暗殺特化の魔法を使うため、そのテロ行為は完璧に成功してしまう。国王を殺せてしまう。こうすると何が起こるかと言うと後ろ盾を失ったハルイはまあまあ酷い目に。これゲームだとどうやって回避すんの?


 なんでテスト結果が原因だと僕が確信したのかと言うと、順位を見た後泣きながらその足で特攻しに行ったの確認したからね!

 その後のループでどうにか順位確認の妨害したら、1日決行がズレてたし理由はそれでほぼ確定。


 先に僕が殺しとけばいい気もするけど後々めんどくさくなりそうだしできればここで説得できると楽かも。


「なんで、生徒会の書記がボクに」


 怯えた顔をしている。

 ボクっ娘か……いいね。

 先輩相手だし敬語使った方がいいのかなーまあいいか。どうせ僕はクリストファー相手でもこんな感じだった。


「大丈夫。僕が勉強見るから絶対1位取れるよ」


「何言ってるんすか。てかスティーヴさんボクの1個下でしょ」


 なんか思ってたんと違う。意外なキャラしてる。ビクビクしながら上目遣いで僕に指摘してくる。


「ふふん。僕を見くびらないでもらおうか。卒業までに必要な知識は全てこの頭の中に入っている」


「なんで学校来てるんすか……」


「アンナを守るためだけど?」


「……やっぱそうなんすね。噂はマジってことかぁ」


 なんの噂だよ。

 僕がナタリーをじっと見ていると焦ったように手を顔の前に持ってくる。


「ボクアンナさんに何もしてないっすよ。する気もないっす」


「何を恐れてるのか知らないけど、僕は今君を害するつもりはない」


「“今”?」


 細かいなぁ。


「そりゃ状況によっては、ね。でも今は何もしない。勉強を教えに来ただけ。なにか1位を取りたい理由でもあるんですか?」


「別に……」


「1位取れなかったら実家帰らされて結婚させられる、とかですか?」


「っ」


 露骨に動揺したな。結構近かったのかな。


「大変ですね、貴族って。同情しちゃいます」


 ニコニコ笑って見るとさらに顔を青くしていく。なんで?

 決行するまでチャンスは2回ある。いけるよ。


「ここで逃げてもいいんですか?あなたの覚悟ってそれくらいのものだったんですか?」


 自爆上等なテロはしかけられるのに?

 2年生が終わろうとするところで何度も体育祭前に戻される僕の気にもなってみろよ。


 ナタリーは涙目でプルプルと震えている。

 僕が笑って手を差し出すと、恐る恐るその手を取った。いい子だ。



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