↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~  作者: 北条氏成


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/108

アストレア王国へ。4

 振り返るとアリサは小さな声で言った。


「……なんか寝れないわね」

「そうだね」

「ねぇ、リオン。あたしのこと……どう思ってる?」


 アリサのルビーのような赤い瞳が俺の顔をじっと見つめている。


 頬を赤らめながら潤んだ瞳で、少し緊張した面持ちでこちらの言葉を待っているようだ。


「そうだなぁ……アリサはかわいいし、優しくて頼りになって……今も他国への潜入調査に協力してくれている」


 俺は緊張しているアリサの目を見て言った。


「……アリサはすごいよ。僕ならこんなに危険なこと、頼まれても協力できるか分からない。どうして一緒に来てくれたの?」

「それは、お父様が心配っていうのもあるけど……やっぱり、リオンがみんなの事を考えて動いてるから、あたしも手伝いたかったの。守られてばかりだと嫌でしょ?」


 アリサは笑顔でそういうと、思い出すように目を閉じながらゆっくりと言葉を続けた。


「……リオンとダンジョンの最下層に転移して黒竜と戦う時、あたしは死んじゃうかもって思ってた。諦めたの……でも、リオンは諦めなかった。あたしを助けてくれたわ……だから、あたしもリオンを助けたい。恩返しなんて大そうなものじゃないの、ただリオンを助けたい。リオンの力になりたい。そう思ったからついてきたの……リオン」


 アリサはそう言って優しい微笑みを浮かべると、俺の体に腕を回した。


 アリサの腕が俺の体を引き寄せるようにして体を密着させると、アリサの体温が伝わってくる。


「あたしはリオンが好き……」

「僕もアリサのこと、好きだよ……」

「ふふっ…………うそつき」

「えっ? なんて?」


 アリサの言葉が聞き取れなくて俺が聞き返すと、アリサは悪戯な笑みを浮かべる。


「なんでもない……ねぇ、リオン。今日はこのまま寝てもいい? リオンを感じてたいの、安心するから……だめ?」

「アリサがそうしたいなら俺は構わないよ」


 そうアリサに言うと、いつの間にかアリサは俺の腕の中で寝息を立てて眠っていた。


 安心しきった寝顔を見せてくれるアリサに微笑みながら俺も眠った。


 

 翌朝。俺とアリサは起きて食事を終えると、身支度を整えて街を出た。


「昼は僕がアリサを運ぶから、アリサはゆっくりしてていいよ」

「えっ? でも、リオン……だって、魔法が……」

「アリサみたいな魔法は使えないけど、僕にしか使えない魔法があるからね!」


 俺はそういうと、アリサの側に向かって行くとそのままアリサの体をひょいと抱え上げた。


「ちょ……ちょっ! えっ! ええっ!?」


 抱き上げられたアリサは顔を真っ赤に染めながら慌てたような声を上げる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。