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ここは実力主義の学園

「皆さんこんにちは、リオネと言います。ランクはEです、よろしくお願いします!」

僕は今日、王立アルカディア学園に編入した。

王立アルカディア学園、ひとつの街のようなこの場所では人を殺しても罪には問われない、何故なら弱い者が悪いのだから。

そう、ここは実力主義の学園だ、力があればなんでも出来るそんな学園。

―数時間後―

「ここが今日からのあなたの部屋です。」

案内された部屋は薄汚く、一言で言えば汚部屋だった。

「ここが新しい部屋か...流石に掃除するか」

《スキル》洗浄クリーン

部屋は見違えるほど綺麗になった。

(部屋の片付けも終わったし少し見て回ろうかな...)

外に出ると、街には果物を売る人や武器を売る人で溢れかえっていた。そんな時、街角で何やら虐められている、人がいた。

(流石に助けるか...)

「何しているのでしょうか?」

年上らしき学生たちはこちらを見て、嘲笑うかのように言った。

「お前Eランクの生徒かよ?ww何ができるんだよw」

「俺はDランクの冒険者なんだよ!!」

周りにいる取り巻きたちも次々と罵声を浴びてきた、「お前も奴隷なれば?生きてる意味ないっしょ?ww」

そんな言葉に少し怒っている自分にまだ子供だと思ってしまった。

「チッ無視かよ。まぁいいや死ね!!」

取り巻きたちと一斉にスキルを発動した。

《スキル》身体強化

スピードが上がりパワーも上がった、だけど...

「へ?!」

なぜそんなに変な声を出すか意味がわからない。ただ...素手で止めただけと言うのに。

「分かりました。確かにここは実力主義、それに習うとしましょう。」

一瞬だった。

彼は見えない速さで取り巻きの人を殴り飛ばした。

「はぁ?!なんだよそのパワーバケモンだろ!!」

彼は本当に人間なのかそんな思いが私の中にあった。

気がついたらもう決着が終わっていた。

(やりすぎたかな...大丈夫か!)

「君...大丈夫?」

彼は紫色の瞳でこちらを見ていた。

「う、うんありがと...」 バタンッッ!!

大丈夫?!ひとまず運ばないと...

―――数時間後

「んっん?」ハッ!!!

「大丈夫ですか?」

慌てる彼女に落ち着きを取り戻してもらうために声をかけた。

「あの...ここは?」

「ここは、私の部屋です。」

「すいません、私倒れちゃって。」

慌てふためく彼女に何故あんなことになったのか聞いてみた。

「何故いじめられてたんですか?」

彼女は濁すように笑った、

「聞きたいですか?」

「はい...」

「分かりました。」

最初に私の名前はテレス・ローゼン・グランディアと申します。公爵家の娘です。

私の《スキル》は【絶対防御】、何者を貫かせない屈強な守りスキル。ですが、私の事は守れない、そんな皮肉な《スキル》なんです。なので立場上Bランクですが、どちらにせよ今は首輪のせいで魔力も使えなくあのザマです。

「ちなみにこの首輪はなぜつけているんですか?」

「...私の婚約、レオン・アルカディア様が無理やりにつけて...それが嫌で、私は走って逃げだしました。」

(そんなことがあっていいのか?)

「後ろを向いていただけますか?」

「はい...」

メキメキメキィ

「はい、これで首輪は取れました」

「え...?」

そんなすっとんきょうな言葉と共に扉が蹴破られた。

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