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ご想像にお任せします  作者: ともの


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祖母との別れ


私の記憶は

1番古いもので5歳


保育園の卒園写真を撮る時に

撮る順番が前の子と

同じポーズをして写真を撮ったら

『真似しないで』と言われて

嫌な気分になった、とか


お遊戯で

背中につけた羽根が

自分だけ片方取れてしまい

恥ずかしいと思った、とか


園庭の大好きな遊び道具とか


園から見える小学校とか


今見たらきっとすごく小さく見える光景

大自然に包まれた豊かな光景




姉と同じ赤色のランドセルを

母方の祖父母が買ってくれて

私は小学生になったのだけど

二年生の一学期が終わる日



集団下校の列に並ぼうとしていたら

黒い軽自動車に乗った

見覚えのあるような無いような女の人が来たのを見て

誰かが私に『お母さんが迎えに来たよ』と言いました



私の頭の中には

母親が居なかったのに

その人は『お母さんだよ』と言いました



母親を知っていたのだろう姉と一緒に

その黒い軽自動車の後部座席に乗って向かったのは

祖母が待つ家ではありませんでした



村の出口に向かう道は一本

その道から

祖母と暮らした家が見えます



もちろん

祖母の姿は見えません



祖母は知っていたのでしょうか

今日、私たちが帰らないことを



そしてもう二度と会えなくなることも



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