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異世界代理戦争~チート同士の戦略バトル~  作者: 鬼乃バナナ


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8/10

第8話 黒幕

戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ

そんな謳い文句のゲームがあった。

そして、それは現実のこととなる。

さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか

プレイヤー達のバトルが今始まる

正樹は無事に王城まで戻ってきた。

「マサキ様、お帰りなさいませ!」

門番をしていたのは正樹と何度か手合わせしていた兵士の1人だった。

すぐに城内入り、グレイヤと合流した。

「マサキ殿、無事でなりよりです。結局あの罠はマサキ殿を狙ったものでしたかな?」

「そうですね、確実に俺1人を狙ってました。ボス部屋の前に飛ばされましたよ」

「それはなんと、ボスを単独で撃破するとはさすがですな」

ガハハとグレイヤは笑って言った。

おそらくグレイヤレベルならあのボスなら単独で討伐できるんだろうと正樹は思っていた。

「して、誰の策略か判明しましたか?」

グレイヤは声を落として聞いた。

正樹は声には出さず頷き、

「おおよそは。なので明日このメンバーを集めて下さい」

そう言って1枚のメモを渡した。

「これは、この中にいるのですな。わかりました。黒幕をしっかり捕らえましょう」


その夜、寝床にいる正樹の横にスッと人影が現れた。

窓から入る月明かりに照らされて振り上げたナイフがキラリと光った。

ザクッ寝ている正樹にナイフが突き刺さった。

と思われたが、正樹は霧散し、ナイフはベッドに刺さっていた。

人影は慌ててナイフを抜こうとするが、深く刺さったためすぐには抜けなかった。


その背中から声がかけられた。

「やはりダンジョンで失敗したから今夜襲撃してくると思っていたよ」

部屋の隅から正樹が現れた。

幻影イリュージョンの魔法を使い物陰から様子を伺っていたのだった。

「!!!」

襲撃者は声を出さずに窓から脱出を試みた。

「バインド!!」

正樹が手を襲撃者に向け詠唱すると、魔法の鎖が正樹の手から伸び、襲撃者に巻き付き身動きを封じた。

正樹はゆっくり近づき、襲撃者の被っている頭巾を取った。

「わかっていたが、やはり」

頭巾の下にはリューイの顔があつた。

「なんで私って、わかったんですか?」

「いろいろ理由はあるけど、ペンダントをくれたのはリューイだからね」

リューイにはそれで伝わったらしく、ガックリと項垂れていた。

すぐに、騒ぎを聞き付けた衛兵たちが部屋に入ってきた。

「マサキ様、ご無事ですか?」

「こいつが犯人なんですね」

衛兵たちはリューイを連行しようとした。

正樹は衛兵に

「明日の会議の重要な人物だからできるだけ丁重に扱ってほしい」

「はっ!わかりました!おい!こっちに来い!」

リューイは大人しく連れられて行った。


翌日、会議室に集められたメンバーは正樹をはじめ、アリア、グレイヤ、ハンセル、レイヤ、そして、リューイが衛兵に縄で縛られた状態でいた。

「これから、俺の襲撃の犯人を暴こうと思う」

正樹は周りを見渡しながらいった。

「犯人はそのやつではないんですか?」

レイヤが問いかけた。

「あくまでリューイは実行犯であってそれを指示した人物が別にいます」

まさかとそれぞれが顔を見合わせた。

「順序立てて説明すると、ダンジョンで俺が転移魔法陣のトラップにかかったのはリューイからもらったペンダントに反応するようになっていたからです。しかし、リューイにはこんな高等なものを準備する金銭的な余裕も伝てもないんです」

「それはわからんのでは?なんでも暗殺ギルドなるものがあると聞きますし、そやつがそこのメンバーやも」

ハンセルが口を挟んだ。

「確かに暗殺ギルドはあるでしょう。でも今回はギルドではありません」

「そうとも言えないのでは?」

レイヤも暗殺ギルドが関わっていると思っていたようだった。

「俺の鑑定の結果、リューイにはそもそも暗殺スキルはないんです。ギルド所属でスキルがないってことはあり得ないでしょう」

「ということは別に指示した人間がいるということですな」

グレイヤが腕組みしながらフンフンと頷いていた。

「そうですよね?ハンセルさん、いや、悪魔族のスパイのライヤンさん」

ビシッと正樹はハンセルもといライヤンを指差した。

「ぐぬぬ、なぜわかった?はっ!まさか鑑定を!」

「その通り、ペンダントが怪しいと思いすぐに確認しました。あとは、リューイに指示できそうな人間に当たりをつけて確認したところあなたが入れ替わっていることに気付いたんですよ」

「クソッ、このままで終われるか!」

ライヤンは変化の魔法を解き、正樹に襲いかかろうとした。

「フン!!」

その瞬間にグレイヤの大剣がライヤンを一刀両断していた。

グェーっとライヤンは叫び消えていった。

「そんなこと許すわけがなかろう」

グレイヤは大剣を軽々と払い、鞘に戻した。


つづく


お読みいただきありがとうございます

毎週月曜の17時を目標に執筆しております

ご感想などいただけると励みになりますので、よければお願いいたします

別作品もございますので、お気に召しましたらそちらもお読みいただけると幸いです

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