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異世界代理戦争~チート同士の戦略バトル~  作者: 鬼乃バナナ


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35/36

第35話 人龍会合

戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ

そんな謳い文句のゲームがあった。

そして、それは現実のこととなる。

さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか

プレイヤー達のバトルが今始まる

エンデリオンの方針が決まってからしばらくして、龍騎連邦へ会合の依頼を出した。

要請は、拒否されることもなくすんなり承諾され、正樹とアリア達は龍騎連邦へ訪れることとなった。

龍騎連邦、龍王の間

「よく来たな、早速だが、不可侵条約を結びたいと?」

テラスは威圧感たっぷりで応対した。

「はい、龍騎連邦の安寧を考えるならエンデリオンと不可侵を結ぶのが得策と思います」

交渉はあえて正樹ではなく、国の代表であるアリアが行うことにした。

「それに、シリオンパレスなき今、他の侵略を考えるとエンデリオンを防波堤にするのもそちらとしては利のあることと思いますがいかがでしょうか?」

実際のところ、龍騎連邦としては自分達の力を過信気味なところもあるので、不可侵などなくても負けるとは考えていないが、小競り合いで攻め込まれるのも煩わしいとも思っていた。

アリア達はそこをついて交渉することにした。

「たしかに、それは一理あるな。だが、こちら側ばかりでそちらのメリットは?」

互いに利益があって同盟は成立する。

龍騎連邦と戦わないで済む、それ自体が利益とも言えるがそれだけでは弱いともテラスは考えていた。

「その件ですが、元シリオンパレスのエンデリオン側の3分の1の領地と住民たちをエンデリオンにいただければと」

本当はそこまで必要ではなく、正樹達はタレントーラやガンラン同盟に集中できるだけで十分なのだが、あえて俗物的な利益を欲しがることで、他意はないことをアピールした。

龍騎連邦側もシリオンパレスの領地は準備不足で手に入れてしまったし、住民達も龍達と同じようにできないため持て余していた。

「うむ、そちらの利益にもなるしこちらとしても問題事が片付くか、ならそれで、締結するのも…」

テラスがそう言いかけたところ

「お待ち下さい!それならば不可侵ではなく、最終的2国まで同盟という形にしてはどうでしょうか?」

突然現れた龍騎連邦の英雄、美保がストップをかけ、さらに同盟の提案をした。

同盟になるとエンデリオンとしても願ったり叶ったりなのだが、美保の意図が掴めず正樹は静観することにした。

「テラス様、不可侵では相互不干渉でいざというときに連携が取れません。テンレンカの不審な動きを考えると、エンデリオンにシリオンパレスの半分でも与えて、同盟にした方がいろいろと都合がいいのです」

美保の提案にテラスはなるほどと頷き、しばし思案した。

「うむ、その提案を採用する、エンデリオン側は不可侵ではなく同盟ということで問題ないかな?」

「こちらとしても異論はありません。これからは同盟国としてよろしくお願いいたします」


美保の一声で同盟の締結になった。

元々、龍騎連邦は同盟のつもりであったがエンデリオンが不可侵で提案したきたため、龍騎連邦が依頼するという形を極力減らした状態で同盟を結ぶことにしたのだった。


何にせよ、エンデリオン側も同盟を結べ、領地と戦力確保できたため、双方に益のある同盟となった。


しかし、この同盟が他の国に与える影響は大きく、戦況が動くことになる


つづく

お読みいただきありがとうございます

毎週月曜の17時を目標に執筆しております

ご感想などいただけると励みになりますので、よければお願いいたします

別作品もございますので、お気に召しましたらそちらもお読みいただけると幸いです

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