第34話 同盟か不可侵か
戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ
そんな謳い文句のゲームがあった。
そして、それは現実のこととなる。
さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか
プレイヤー達のバトルが今始まる
エンデリオン会議室
「シリオンパレスが落ちた以上、龍騎連邦との外交をどうするか早急に決めないと」
正樹は指を3本立てて
「選択肢は3つ、1つ目は敵対、停戦条約とはいえ同盟だったシリオンパレスを落とされたんだ。敵対し、反攻する姿勢をとってもいい」
アリアが口を出そうとしたのを制して
「ただし、これはおすすめしない、精霊鏡もあったシリオンパレスを落としたんだ、現状ウチが敵対しても、同じく落とされる可能性は極めて高い」
指を1つ減らして
「2つ目は不可侵、お互いに攻撃し合わないという条約だけを結ぶ。メリットもデメリットも少ない」
指を1つ立てて
「最後は同盟、この大戦を生き抜くために両国とも協力し合うっていう条約を結ぶ」
正樹は一旦周りを見渡して
「3つの選択肢から対応を決めたい、ただし、相手次第ではどうなるかはわからないからそれだけは肝に命じておいてくれ」
そこで、黙って聞いていたグレイヤが手を上げた。
「仮になのですが、ガンラン同盟と協力して敵対したとしても、勝つのは難しいですかな?」
将軍という立場からして、そこまで戦力差があるのも看過できるものではなかった。
正樹は少し思案したのちに
「勝てる可能性も高いが、その分こちら側の被害も甚大ねため、すぐに他のところに攻められると対処しようがないと思う」
「ふむ、やはりそうなりますか」
想定内だったのかグレイヤはあっさり自分の意見を引っ込めた。
「他の意見はないかあるだろうか?」
結局、他に意見は出ることはなかった。
「実質選択肢は2つ、同盟か不可侵か方針を決めたい、不可侵は先ほど言ったようにメリットもデメリットも少ない様子見の策になる。同盟となるとこの大戦が終わるまでの協力関係を結べるが相手も慎重になるため、締結までに時間が結局可能性も高い、それを踏まえて決を取りたい」
「まずは同盟がいいと思う方は挙手を、続いて、不可侵がいいと思う方は挙手を」
満場一致だった。
「それではうちはこの方針で進めていく、基本的な進行はアリアにお願いしたい」
エンデリオンの方針は確定した。
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