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異世界代理戦争~チート同士の戦略バトル~  作者: 鬼乃バナナ


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第36話 バルカルサスの策略

戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ

そんな謳い文句のゲームがあった。

そして、それは現実のこととなる。

さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか

プレイヤー達のバトルが今始まる

バルカルサス城、王の間

「エンデリオンと龍騎連邦か同盟??」

魔王ハルビアはその連絡を受け、不審に思っていた。

「サンタよ、どう思う?あの龍騎連邦が同盟などと」

龍騎連邦はドラゴンを中心とした国のため、プライドが高く、他国と同盟を組むなど一度もなかった。そのため、他の国で連合を組み今までは対抗していた。

今回はそれが崩された。

太朗は少し考えて、

「龍騎連邦の英雄には能力の他に巫女として天啓のスキルを持ってるはず、おそらく天啓でなにかあったとしか、でなければあの龍の王が同盟なんてありえない」

天啓とはこの世界では神からのお告げのようなものではなく、一種の未来予測に近くものだっと。

「たしかにその可能性は高そうだ。して、我々はどう動く?表立って攻勢に出るか?それとも、国の防備に費やすか?」

「いや、この場合どちらも悪手だ、攻勢に出るとエンデリオンと龍騎連邦に目をつけられるし、守備に回ったところで、龍騎連邦の火力じゃ一カ国程度ならなんなく貫通してくるだろう」

「ならどうする?うちは密かにテンレンカと同盟を結んでいるから龍騎連邦が一足飛びに攻めて来ることはないにせよこちらからも攻めにくいぞ?」

「テンレンカはテンレンカでなにかしてる様子だし、ここはタレントーラとガンラン同盟に潰し合ってもらい、漁夫の利で両方いただく」

ハルビアは無言で太朗を見つめていた。

「両方と協定、攻め込まれたら応援に出るという約束を取り付ける。この時に応援国には攻撃しないという文言はあえて入れないようにする。そして、両方が戦争を起こせば両国へ攻撃しても問題なくなる」

「うーむ、タレントーラの英雄に策略はあまり通じないのでなかったか?エンデリオンの英雄の策も悉く見抜いていたようじゃったし、それにガンラン同盟はエンデリオン寄り、こっちと協定を結ぶとは思えんよ」

太朗はふふっと不敵に笑い、

「ガンラン同盟はエンデリオンと龍騎連邦の同盟で焦ってるはず、次攻められるのは自分達ではないと、そこを突けば協定を結ぶ、エンデリオンにもタレントーラにも攻められたくはないだろうしね」

そこでひと呼吸おき、

「タレントーラの英雄は守備に関しての策略は強いが攻撃になるとかなり雑になる、ガンラン同盟を攻め込むように仕向けたら隙はできやすいはず」

「なるほどのう、かの同盟の話を逆手にとるのか、わかった、その策をつめて両方に同時進行で行おう」

エンデリオンと龍騎連邦との同盟はバルカルサス、タレントーラ、ガンラン同盟に大きな動きをもたらす結果となり、戦況は一気に加速していくことになった。


つづく



お読みいただきありがとうございます

毎週月曜の17時を目標に執筆しております

ご感想などいただけると励みになりますので、よければお願いいたします

別作品もございますので、お気に召しましたらそちらもお読みいただけると幸いです

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