第32話 変化の前触れ
戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ
そんな謳い文句のゲームがあった。
そして、それは現実のこととなる。
さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか
プレイヤー達のバトルが今始まる
作成した書類を記入してもらい、不備がないことを各国の代表にそれぞれ確認してもらった。
同意後、投票を行った。
どこにするのか決めていたらしく、投票はスムーズに終わり、不正防止として、正樹とガンラン同盟とタレントーラから1名ずつの計3名で開票した。
各国は自国以外の3国を選ぶため、全部で18票ある。選考基準は被害の少なさ、活躍度、注目度などを基準で決める。
結果はそれぞれ
エンデリオン4票、ガンラン同盟2票、シリオンパレス3票、タレントーラ1票、バルカルサス3票、テンレンカ5票の以上18票
実質テンレンカはすべての国から選ばれた結果となった。
結果を見てシリオンパレスのシリヴィアはトラヌビスに
「3票集まりましたんで約束通りお願いしますね」
「わかった、二言はない」
すぐにそちらへ送るように手配しよう
その後、エンデリオンから750万相当をテンレンカへ、タレントーラからシリオンパレスへ精霊鏡を、バルカルサスへ450万、ガンラン同盟に300万相当を送ることで同意し、その場は解散となった。
送る財宝の選定に関しては精霊鏡以外は送る側が決定し、目録を提示し両国同意した上で開始するという流れに決まった。
あとはそれぞれが対応するため、会議は終了し停戦が締結したのだった。
6カ国による停戦協定締結、これにより半年は変化のないしばしの平和が訪れると思われていた。
3ヶ月後、突如シリオンパレスが壊滅状態となり、実質の敗北の知らせが各国へ飛ばされたのだった。
エンデリオン王城内会議室
タッタッタッタッバン
「シリオンパレスが敗北って間違いないのか?」
会議室に入室早々に、正樹が確認をとった。
「はい、間違いないようです、首都はかろうじて残ったものの大戦を続ける力はないそうです」
クソッと正樹は悪態をついた。
シリオンパレスはエンデリオンと龍騎連邦の2か国と接しており、エンデリオンとは、同盟及び停戦中。
つまり、シリオンパレスは龍騎連邦と戦い敗北したということだった。
「そういや精霊鏡は?アレは届いてなかったのか?」
「情報では先月にタレントーラから送られたと聞いています」
精霊鏡はシリオンパレス内にあるとシリオンパレス軍の攻撃力、守備力が倍増するという強化アイテムだ。元々数値の高くない妖精たちでも無視できない値になる。
それでも、壊滅させた龍騎連邦の力は現状では恐怖以外の何者でもなかった。
「マサキ様、今後の方針を至急決めたいと思います。龍騎連邦と敵対するのか同盟を結ぶのかを」
「わかった、みんなを集めよう」
正樹は会議の準備を始めた。
(一体なぜ今、龍騎連邦が動いたんだ?まだしばらくは動かないと踏んでいたのに)
あまりにも想定外に正樹は動揺を抑えられなかった。
つづく
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