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異世界代理戦争~チート同士の戦略バトル~  作者: 鬼乃バナナ


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第26話 開戦

戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ

そんな謳い文句のゲームがあった。

そして、それは現実のこととなる。

さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか

プレイヤー達のバトルが今始まる

両軍がそれぞれ並び終えたところで、アリアとトラヌビスが馬に乗って歩みだした。

3メートル程度の距離で止まり、

「私はエンデリオン王女アリア・ド・エンデ!エンデリオン、ガンラン同盟、シリオンパレスの3ヶ国同盟の代表としてここに宣戦布告する!」

それを受けて、

「我が名はタレントーラのトラヌビス!タレントーラ、テンレンカ、バルカルサスの3ヶ国連合の代表である!汝の宣戦布告を受けて立つことを宣言する!」

「「アレスの名の元に!」」


開戦の宣言を行い、それぞれ陣営に戻って行った。


アリアは部隊に戻り、

「開戦!作戦通りに、全軍突撃!!」

うおーーーーー!!!


号令と共に両軍が進軍を開始した。

作戦通りにシリオンパレスの後方部隊が平原の中央へ向けて爆発魔法を放った。

両軍が激突する前の何もないところで魔法は起動し、周辺に砂ぼこりが巻き起こった。


「くっ、目眩ましか、向こうも見えなくなるのにどういうつもりだ」

トラヌビスは混乱する部隊を納めるべく指示を出した。

「所詮は目眩ましだ!怯まず突撃せよ!!」

うおーーーーー!!!

一時的に混乱したとはいえ、トラヌビスの号令で持ち直し、隊列を整えた。

その直後、

「どけどけ!!オレさまのお通りだーー!」

突貫の能力を使用した伸治の部隊が一気に中央部を蹴散らしながら突っ込んできた。


「それはお見通しよ!壁兵、前へ!」

綾の指示で分厚い盾を手にした部隊が伸治の部隊の進路を防いだ。

さすがに突破は出来ず、伸治は押さえ込まれた。

それを確認したタロスは

「ノブの部隊が停止した!重戦士部隊、進軍せよ!」

タロスが得意とする重装備の戦士部隊がゆっくりと、しかし、確実に部隊を押し込んでいく。

「今よ!広域攻撃開始!」

重戦士部隊の進軍を確認したシリヴィアが自軍前方と中央部隊側へ雷撃魔法を放つように指示した。

雷撃魔法なら重戦士部隊の鉄装備には効果が少ないため、同士討ちを最小限にすることが出来た。


3ヶ国連合側もそのままではなく、

「能力発動!鬼神(フィアースゴッド)!」

綾は味方の全部隊へ魔法攻撃耐性をつける能力をすかさず発動した。

さらに、

「防御魔法、闇夜の帳(ブラックカーテン)」

バルカルサス軍の防御魔法によって各部隊の物理防御を上げていった。

「エンデリオン軍、踏ん張りなさい!」

防御魔法によって押され始めた右翼を鼓舞しなんとか持ち直した。

そんな一進一退の攻防を見ていた正樹だが、不安が残っていた。

(これだけの攻防なのになぜテンレンカの部隊が存在すらないのか、どこかから迂回してるのか?それとも、兵が間に合わなかった?なんにせよ、俺の役割を果たすだけだ)

正樹の部隊は敵軍の大将を討ち取るべく、作戦を実行するのだった。


つづく

お読みいただきありがとうございます

毎週月曜の17時を目標に執筆しております

ご感想などいただけると励みになりますので、よければお願いいたします

別作品もございますので、お気に召しましたらそちらもお読みいただけると幸いです

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