第24話 大戦前夜作戦会議
戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ
そんな謳い文句のゲームがあった。
そして、それは現実のこととなる。
さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか
プレイヤー達のバトルが今始まる
6カ国による大戦の前夜
エンデリオン、ガンラン同盟、シリオンパレスの三国同盟はおのおののトップと英雄達が集まり作戦会議を行った。
一応同盟の代表となるアリアが進行を務めることになった。
「皆さん、同盟を結んでいただきありがとうございます、さて、早速ですが今回の作戦を簡単にですがまとめましたのでこちらの資料をご覧ください」
配られた資料にはガンラン同盟とタレントーラの国境にある平原の地図と相手軍勢の配置予測が書かれていた。
そこにはタレントーラが中心を陣取り、左右にバルカルサスの軍勢、そして、テンレンカは遊撃部隊となっていた。
これを見てガンラン同盟のタロスが
「この予測はどの程度の信憑性があるのかお聞かせ願いたい」
「的中率は80%以上です。まず、タレントーラの防衛になるため中心となるのは確実で、比較的機動力のあるバルカルサスの軍勢でこちらを囲うように攻めてくると見ています。ただ、テンレンカに関しては協力な軍勢が確認されておらず、遊撃するとの予測です」
それを聞いて志乃が
「こっちはどうするんです?これにはなにも書かれてないんだけど?」
「それに関してはマサキの方から説明致します」
紹介されて、一歩前に出た正樹は一呼吸おいてから、
「タレントーラの突撃に耐えれるのはガンラン同盟さんしか無理だと思う」
正樹の言葉にシリオンパレス側も頷いた。
「なので、中心はガンラン同盟さんに固めてもらう、そして左右に関してだが、右翼はエンデリオンが、左翼はシリオンパレスさんにお願いします」
ガンラン同盟とシリオンパレスともにそこはそれしかないように思っていたようで、反論も疑問も出なかった。
「そして、作戦はエンデリオン側は一当てしたあと、少しずつ後退し、相手左翼を引き込みます。シリオンパレスさん側は相手右翼と激突前に中心に向かって出来るだけ派手な魔法を放ってほしい」
シリオンパレスのシリヴィアが手を挙げて発言した。
「すまんな、質問なんじゃが、派手な魔法というのは?威力はいらないってことかの?」
「そうです、出来るだけ目立つような、出来れば相手に当てるとかじゃなくて目眩ましになるもので」
今度はタロスが手を挙げて、
「一応確認なんだが、目眩ましの中で我々の部隊が相手に突っ込み押し込むって認識でいいのか?」
「その通りです、相手左翼はエンデリオンで引き込むので実質孤立させる形になります。そして、エンデリオンが回り込み可能なら左翼撃破、無理でも中央との分断を行います」
シリヴィアがそこまで聞いて、
「うむ、悪くはないがアマより聞いてたすごい戦略家というには、ちと平凡な作戦じゃな」
「確かにな、相手も引き込まれたらすぐにでも読まれると思うぞ」
タロスを疑問を投げかけた。
「ははは、まぁそうなりますよね?相手に読まれるのも承知の上です、今回の作戦の肝はシリオンパレスさんになりますので」
そうして、もう一枚の資料を配った。
その資料を見た全員が驚きを隠せなかった。
「なっ、お主本気か?」
とシリヴィアは顔を上げた。
タロスも唖然としながら
「確かに作戦の肝はシリオンパレスだか、一番の負担はエンデリオンではないか、アリア殿はそれでいいのか?」
話を振られたアリアの目は覚悟が決まっているようだった。
「すべて承知の上です。ここがエンデリオンの分水嶺と判断しました」
しばらくの沈黙。
「わかった、その覚悟があるならガンラン同盟はエンデリオンの作戦に従おう」
「シリオンパレスも同じく」
そうして、作戦は決まった。
つづく
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