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異世界代理戦争~チート同士の戦略バトル~  作者: 鬼乃バナナ


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23/36

第23話 龍騎連邦

戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ

そんな謳い文句のゲームがあった。

そして、それは現実のこととなる。

さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか

プレイヤー達のバトルが今始まる

それぞれの会談が行われている最中の龍族の国、龍騎連邦

タレントーラとはまた違って険しい山岳地帯にその国はあった。

龍騎連邦、首領の神王龍テラスは城とは名ばかりの洞窟の奥底で英雄の上木(かみき) 美保(みほ)と今後についての相談をしていた。

テラスは極力威圧しないように巫女服姿の美保に話しかけた。

「ミーホよ、エンデリオンとガンラン同盟、シリオンパレスの3国とタレントーラとバルカルサス、テンレンカの3国がそれぞれ協同戦線を組むようだが?我々はなにもせんでいいのか?」

黒髪ロングで目にかかるほどある前髪の奥に相手を見透かすような瞳があった。

美保は少し戸惑いながら、

「えっと、うちの戦力でどちらかに勝たせることは可能です、でも、それをしてもメリットがほとんどないので、ここは静観するのが正解です。シリオンパレスもテンレンカも今は停戦中ですので、最悪契約違反になる可能性も高いですし」

美保は早口めで捲し立てるように言った。

テラスはふむと一呼吸おいて、

「わが軍勢が本気を出せばそうそう負けることもないからな、しばし、静観としようか」

そして、テラスは小型のドラゴン達に6カ国の戦闘を偵察するように指示を出した。

ドラゴン達はすぐに洞窟から飛び立っていった。

「さて、ミーホよ、この戦闘はどちらが勝つと予想しておる?」

美保はこの数ヶ月で偵察のドラゴン達が集めた情報をまとめたノートをペラペラと捲り、しばらく考えたのちに、

「戦力的にはタレントーラ側が有利ですが、流水疾風の戦略家がいるので五分、そして、テンレンカはおそらく本気で勝ちにはいかないと予想できるので、エンデリオン側が勝つ可能性が高いかと」

それを聞いたテラスは

「テンレンカが本気を出さないとはなぜか?」

意外な答えに驚き聞いてみた。

「テンレンカはずっと戦力を増えしている様子なのに国境の守備は全く増えておらず、かといって国内で兵たちの訓練を盛んに行っている様子もありません。つまり、戦争とは別のところに労力として割いているのではも予想できます。なので、テンレンカは勝ちにいかず、ほどほどに拮抗させたいだけなのでは、という判断です」

テラスは納得できるようなできないような感じで、

「その労力はどこに使われているのか?テンレンカは不死やゴースト系ばかりなのだから、今までは戦力を使い捨てのような戦術ばかりだったのだが?」

「それは現状ではわからないですよ、ただ、テンレンカの動き的にこの大戦自体を長引かせようという思惑が透けて見えますね」

「いざとなればすべて焼き払えばよいな。我々としても余計な戦闘はしたくないのでな、それぞれが潰しあってくれれば願ったり叶ったりだ」

テラス達はテンレンカについては放置することにしたのだった。


つづく

お読みいただきありがとうございます

毎週月曜の17時を目標に執筆しております

ご感想などいただけると励みになりますので、よければお願いいたします

別作品もございますので、お気に召しましたらそちらもお読みいただけると幸いです

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