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6話 俺「とりあえず泣いとけ!」

 B154は、痛みを感じずに死ぬソレは

俺の最大のやさしさだろう・・と

痛みで苦痛に歪み顔を引きつらせながら笑う・・・が

俺は有無を言わさず

B154の、頭を殴り飛ばす!

んっま、俺のうっぷんを晴らすのに・・・

いや、気絶させるのには、これが手っ取り早い

そう、うっぷんをぶつけた訳ではない。


俺「このバカが

 死ぬには早すぎんだろ

 死ぬなら、GS001を看取ってから死んでいけ

 長い事、世話になってんだろ・・・

 まぁ、今は、静かに寝てろ

 次に起きた時には

 傷は無くなってるからな。」



 そして・・・男の体には趣味は無いんだが・・・

B154の上着をめくる

・・・やっぱり男の子だな

胸が膨らんでない・・・。


 いやいや、おっぱいが在れば男でもイイ!

なんてBL的発想は俺には無い!

そう、外見が女なら中身が男な、ニューハーフでもイイとか

そういう変態ではない

俺は後付けの胸より

本物のおっぱいが好きなんだ!


 まぁ、どうでも良くない事を思いながら

腹部に巻かれた包帯も取っていく

傷口は塞がらず

膿と壊死しかけた肉が広がっていた


俺「おわ・・・痛そ・・

 よく我慢したな

 さぞ痛かっただろうに・・・。」





 俺は、この世界の人間では無い

だから、魔法なんて使えない

色々試しては見たが、才能が無いらしい

ただ、1つだけ特殊なスキルを使える。


 それで、この傷が【治る】か? と、言えば無理だ

俺が使えるスキルは


【フィクサー】日本語で言うならば【取り付ける者】


色々と条件は有るが

基本的な効果は


【対象Aの何かを、対象Bに取り付ける事が出来る。】


だが、対象Aが人間であった場合

対象Bは同じく人間でなければならない。


 俺は、B154の傷の全てを

スキルを使って、俺に取り付ける!





グフ!!!




 腹部の内臓深くまで、切り刻まれた感覚が襲ってくる。

B154の腹部にあった傷が

そのまま、俺の腹に存在した

だが、B154の腹部には

ソレがあったのかさえ疑うほど綺麗な腹筋があった

奴は、奴なりに思う所があって鍛えてたみたいだ・・・が

さすがに、いきなりこの傷は、痛いぞ!!!


 B154を蹴り飛ばし

ベットに押し込む

再度言うが、うっぷんをぶつけた訳ではない

まぁ、傷が消えても

今まで血を失った分は戻らないから

顔は青いままだが、もう死ぬ心配はない・・・。


 ってか、俺が死ぬわ!!!

その辺にあったシーツを破り

俺の腹に、きつめに巻いていく


 まだ、血を失っていないし

俺は、この世界の人間より肉体強度は高いと言っても

はっきり言って時間の問題だ

B154を刺した冒険者がすぐ見つかれば

この傷を、そいつに取り付けたいと思うが

後々を考えれば、スキルが知れ渡るのは悪手

そうなると、選択肢は1つしかない。


 痛みを我慢し

ゆっくりと息を整えていく

GSや、ガキどもに感づかれ無い為に・・・。



 気を引き締め

部屋を出ると

しかめっ面のバカどもが・・・

涙を流しているAAA・・・てめぇには、ほぼ関係ないだろ!


G「マルタ・・・の様子は?」


俺「は?

 様子も、クソもあるか!

 見捨てた、てめぇらが心配する事が間違いだと知れよ!

 それに後は死ぬだけだ!

 ただ、苦しむ姿は見せたく無いから

 入ってくるな!だとさ

 もういいだろ

 静かに生(逝)かせてやれよ!」


G「シケモクさん・・・

 貴方は、どうする気なのですか?

 あの子を、見捨てる・・・

 いえ、私が言える事ではないですね・・・。」


俺「俺?

 さっきも言ったが、誰が死のうと俺には関係ない!

 だけど、そうだな、化ヶ物に一言伝えないとだし

 棺桶も必要だろ

 ギルドにでも顔出してくるかな。」


Ⓐ「あんたも・・・

 私達と変わらないでしょ・・・

 ダメだとわかったら、もう諦めて

 あの子・・・死んでしまうのよ・・・

 死んで

 ウワアァァァアンンンン」


 AAAの奴、大粒の涙を流して

GS001に抱き付いて、さらに泣き出しやがった!

こいつ、頭の中、大丈夫か?

てめぇには、関係ない人間の事だろうが!

まぁ、俺にも、関係無いがな!


俺「どけよ

 帰れないだろ!」


 邪魔な奴らを端にどかせ、食堂に


食堂では、不安げな顔をし俺の戻ってくるのを待っていたガキども

そこに、デブ猫が居るから戻ってくるしかないんだが


「マル兄は、元気になるの?」

「お兄ちゃんは大丈夫なの?」とか聞いてきやがる


SSナンバーズの大人どもは

離れてガキども見守ってる・・・ので


俺はガキどもを集め

円陣を作り、小声で


俺「おう、黙って聞けよ

 B154は明日には元気になって顔を出すけど

 GS達、バカな大人には教えてねぇ!

 びっくりさせるためにも

 てめぇらは、兄ちゃんが死ぬーーーーーーって

 とりあえず泣いとけ!」


「うわぁ~~~~~ん兄ちゃんが死んじゃう~~~」

「えーん、えーん」

「うわーーーんん」



 てめぇら演技下手すぎだろ

まぁ、それは、それで面白いがな。



俺「てめぇら、泣くな!

 ガキが一匹死んだだけだろうが」


「うわーーーんん」



SS12「シケモクさん

 そんな言い方は・・・

 それに、子供達には内緒にしていたのに

 なぜ言うんですか!!」


俺「隠し事をされて

 後々傷つくのは、ガキどもだ!

 てめぇらの了見で物事を決めんじゃねぇ

 こいつらだって

 人間の生き死にくらい

 きちんと理解できてるわ!!」


 SSナンバーズ、マジ使えねぇ。


 転がっていた、デブ猫を回収

こいつの重さは、地味に傷に響くぜ・・・。

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