その23
今回はいつもより、とてつもなく少ないです
区切りが悪かったので…
短すぎるぜ畜生。と思った方すみません
あ、これ、絶対頭ぶつけるやつ─
そう思った瞬間、わたしは両手をぐいっと前に引かれました。
「馬鹿!何やってるんだ!」
「え?え?ハルさん?」
真っ暗で見えないので声だけが頼りなのですが、この声はきっとそうです。
「あ、ありがとうございます…!よ、よかったぁ…!どこに行ったかと思ってたんですよ!」
思わず手をぎゅっと持ってしまいます。いや、だってですね、まだ暗いんですもの。
「さわるな!握るな!離せ!」
「…だって…真っ暗…!」
ハルさんは引き剥がそうと、わたしは離れまいとぐぐぐぐ…とお互いに力を込めていましたが、いきなりハルさんの手が緩くなりました。
「は?暗い?明かりつければいいだろ!」
「どこにあるんですか!?」
「どこって…魔法だよ」
顔は見えませんが声色からしてかなり呆れられてます。そして、はぁーと溜め息も聞こえます。で、でも!しょうがなくありませんか?魔法ですよね?『ちちんぷいぷーい』みたいなやつでしょう?きらっきらの何かがでてきたりしちゃうやつですよね!?わたし日本人、ワカラナイネ!
「ど、どうやってやるんですか?」
「どうって…何、甘えてるの?こんなこと3歳児でもできるだろ」
「な…ちょ、え…さ?ひどい!」
驚きすぎて言葉にならない音が漏れましたので直訳します。
なにそれ、ちょっと、え待って3歳児?ひどい!
「ほぼなに言ってるかわからないけど、最後のはわかった。…たく、しょうがないな。ΧΧΧ」
「わっ…!」
聞き取れない言葉をハルさんが発すると、その瞬間この部屋全体が、まるで太陽の光が差し込んでいるかのようになりました。
「すごい…魔法って便利…!」
ほほう、と部屋全体を見回していると、ハルさんがずっと黙ったままだったことに気がつきました。
「どうかしたんですか?」
「……………悪かったな」
「……え?今わたしに謝ったんですか?」
思わずきょとんとしてしまう。するとそんなわたしを見てハルさんは頬を少し染めて…キレました。
「そうだよお前しか居ないだろ!なんだよ、謝ったらわるいかよ!?」
「…いいえ!なんにも!」
そうですか、そうですか。理解しましたよ!彼はツンギレなのですね!!個人的にはツンデレの方がいいのですけど、こっちもなかなかぐっとくるものがあるようです!
「…本当に魔法が使えないとは思わなかった。…てっきりぶってるのかと思ってた」
「え゛!?ぶりっこ…ですか…!」
ぶりっこに対してあまり良い思い出のないわたしは、自分がそう思われてたのかと思うと、結構きます…!
「いや違った。お前そんなに頭良くなさそうだし、そんな器用そうでもないから」
「褒めてるのか貶してるのかわからないのですが?」
わたしが少しぶすっとした顔で聞くと、ハルさんはう゛っ…と言って黙ってしまいました。え、まさかの貶していたパターンのやつですか!?実はわたしなりの冗談も交えてたのですけど!?
ひとりガーンとショックを受けていると、きをとりなおすかのようにハルさんはコホンと咳払いしました。
「だから、試すようなことして…悪かったよ!」
色々な騒動で忘れてたのですが、そういえばハルさんも顔が綺麗なのでした。そんなお顔の人が頬を染めて謝ってるなんて…ふぉぉお!やばい!わたしも照れちゃいそうです!やばい、顔がにやけてしまう。
「えへへー全然いいですよ、気にしてません!」
「……お前、気持ち悪い」
「は?!酷い!こんな乙女を捕まえてなにを言うんですか!」
「…お前ってそんなに喋るやつだっけ?」
ハルさんの気持ち悪い宣言でわたしの心はひっくり返りました。ぷんすこモードですよ。
短すぎるので、次回予告というのをやってみます!
次回はなんと
濃紺サラサラヘアーさん(グレン)が登場!!
「あれ、お嬢さんじゃないですか」
「うげっ?!」
「うげ…とは酷くないですかい?…あ逃げないで下さいよ。こっちに来て楽しみましょう?」
「助けてハルさああぁあん!!!ヘルプヘルプ!!」
※飽くまで予告です。実際とは異なる場合も生じます。(作者の力量不足)




