その20
ブックマーク、閲覧者数が今までに無いほど増えており驚いてます!ありがとうございます!
増えているということはこの小説は面白いと思って頂けていると思ってよいのでしょうか?
…自惚れてしまいますけどいいですかね!?(笑)
「かれん」
「…だれ…?」
近くによって見てみると、かれんは布団の上でうずくまっていた。月明かりでしか表情を確認できないが、少し怯えている。そして瞳はもやがかかって、霞んだピンク色になっている。…厄介なことをしてくれたものだ。
「僕だよ、ユフィ。ユフィ・ローランド」
「…ユフィ?」
「うん」
この魔法は解くのは少しの根気と相手を思いやることの出来る気持ちが必要である。…多分ライフが匙を投げたのは、これが面倒だったからなに違いない。
一番手っ取り早いのは魔法をかけた本人が元に戻れと命令すること。…だが、あいつはどうも信用できないのでここでは無かったことにする。
その他の手段といえば、自分の魔力を相手に注ぐという方法だ。この方法は至って簡単で、注ぐ人と注がれる人とが何処かしらふれあっていれば良いのだ。
だがこれは魔力が少ないものが使う方法で、そこそこの魔力を持っているものは、ただ目をひたすら合わせるだけで良いのだ。
「ユフィ……ユフィ…さん…?」
「うん」
「……ユフィさん……ぇ」
暫くの間ぼーっとしているかと思いきや、いきなり視線が僕をはっきりと捉えた。かれんのもやがかかったような瞳は既に、澄んだピンクの瞳に変わっていた。
「…え?え?なんですかこの状況!?」
「…あぁ」
ふと周りを見渡してみると、自身がやっときながら凄いことになっていると驚いた。
そこまで広くないのに、この部屋の人口はかれん、自分、ライフ、フィデレフ。と、普段のおよそ4倍に。扉は壊れてはいないものの、大の大人が一人は余裕で通れるくらいの穴が貫通。そしてベットの手前では頭を抱えて悶絶している変態と、木刀をぶんぶんと振り回し狂ったように笑っている部下。
うん、カオス。
「…それより大丈夫?あいつに変なことされてない?」
説明するのも面倒なので今一番大切な事を聞くことにした。
そう問いかけるとかれんは一瞬動きを停止させて、その後顔が真っ赤になった。
……その顔は何かあったんだね。
「いや、……何でもないですよ、うん!」
嘘だ。……ふふ…わかりやすいなぁ。
「何かされたんだね。言ってごらん?」
「…ぅ。…えっと…」
「うん」
「は、…は鼻に………口をつけられましたッ」
「…………ちっ」
腹が立つ。
僕の大切な可愛い妹の頭の中を占めているのがあいつだなんて。それに僕でさえキスはしたことがないのに。
……赦せない。
「かれん」
「はい?」
「かれんは僕のこと好き?」
「もちろんですよっ!」
「…大好き?」
「はいっ!」
僕はにやりと笑う。
言質は取った。
「じゃあ問題はないよね」
僕はそのふわふわしてそうな頬に口づけをしようとした。
そう…僕は思った。キスしたことがないのならすればいいじゃないかと。
だがこの目の前の、緩みきった可愛い顔を見ていると、自分がいかに馬鹿な事をしようとしていたのかがわかった。そして滑稽なくらいに感情に踊らされていたのも。
―――駄目だ
この子にはこんなことをしてはいけない
頭で何かが叫んでいる。
この声の正体を知ろうとすると、どこか懐かしいような暖かい、そんな記憶が一緒に出てくる気がする。
…もっとも思い出せないからそれが本当に暖かい記憶なのかは定かではないが。
「……ユフィさん?どうしたんですか?何が問題ないんですか?」
少し心配そうに、僕を見上げる彼女
「ど、どこか具合が悪かったり?」
「大丈夫、違うから。………こうやっても問題ないかなって思っただけ」
僕はふわっと彼女を抱き締める。
――いいんだ、これで。
「そんなことですか。全っ然問題ありませんよ!」
「…ふふ…ありがとう」
……そう
………今は、ね
ユフィが暴走しそうになりました
書いてる途中、何度危ない橋を渡しそうになったことか…!
というか話全然進んでないですよね(゜ロ゜)
今回は颯爽とあらわるヒーローみたいに書くつもりだったのですが……あれ?ナンカチガウ(笑)




