戦闘継続中ー
マークスVSアルマー
爆音と衝撃が、空間を叩き潰す。
煙が広がる。
その中で――動く影。
「……っ!」
マークスが踏み込む。
迷いはない。
弾幕の中へ。
散弾が広がる。
面で潰しに来る。
だが――
「そこ……!」
身体を滑らせるように捻る。
隙間を抜ける。
ギリギリ。
頬を掠める。
それでも止まらない。
距離を詰める。
「近いわねぇ!」
アルマーが笑う。
左腕。
義肢が開く。
グレネード。
至近距離で射出。
「――っ!」
マークスは地面を蹴る。
前ではなく、横。
爆発。
衝撃が背を叩く。
だが勢いを殺さない。
そのまま――突っ込む。
「行きます!」
踏み込み。
警棒が唸る。
振り下ろす。
だが――
「読めてるのよ」
アルマーの身体が滑る。
紙一重で外す。
そのまま――銃口。
至近距離。
発砲。
「っ……!」
避けきれない。
受ける。
腕で。
衝撃。
吹き飛ぶ。
転がる。
だがすぐに立つ。
呼吸が荒い。
それでも目は死んでいない。
「しぶといわねぇ」
アルマーが肩をすくめる。
散弾銃を軽く回す。
義肢も構える。
完全に中距離の支配。
「……なら」
マークスが低く呟く。
足に力が入る。
呼吸を整える。
「崩します」
その瞬間。
踏み込む。
だが直線ではない。
左右に振れる。
不規則。
読ませない。
「へぇ……」
アルマーが目を細める。
発砲。
だが外れる。
タイミングが合わない。
さらに――
グレネード。
だが。
「遅い!」
マークスが一気に詰める。
爆発の外側を滑るように抜ける。
距離が消える。
至近距離。
「――!」
アルマーの目が開く。
間に合わない。
警棒が振り抜かれる。
直撃。
肩。
「っ……!」
吹き飛ぶ。
体勢が崩れる。
だが倒れない。
着地。
滑る。
すぐに立つ。
笑う。
だが余裕は減っている。
マークスは構える。
息は荒い。
だが、距離は掴んだ。
「ここからです」
低く言う。
アルマーも構える。
散弾銃と義肢。
まだ終わらない。
「じゃー使わせてもらうわよ……!」
アルマーの左手の指輪が震えー
その目がわずかに細まる。
次の瞬間。
空気が――止まる。
音が消える。
風も、揺れも、全てが止まる。
マークスの身体が、そのまま固定される。
「……さて」
アルマーだけが動く。
静かな世界の中で。
歩く。
一歩。
また一歩。
散弾銃を構える。
「二秒。十分よねぇ」
銃口を、マークスの急所へ。
確実な位置。
引き金に指をかける。
そして――
世界が戻る。
――発砲。
「っ……!」
マークスの身体が反応する。
だが遅い。
弾丸が迫る。
避けきれない。
「……!」
直撃――の直前。
わずかに身体を捻る。
致命を外す。
だが完全ではない。
血が飛ぶ。
吹き飛ぶ。
地面を転がる。
「はぁ……っ」
息が荒い。
立ち上がる。
だが明らかにダメージが大きい。
「今の、避けるの……?」
アルマーが目を細める。
「本当にしぶといわねぇ」
散弾銃を構え直す。
義肢も低く唸る。
再び撃てる体勢。
マークスは立つ。
呼吸が乱れる。
肩から血が流れる。
「……」
左手が、首元へ触れる。
黒い首輪。
指がかかる。
外せば――
力は跳ね上がる。
だが。
「……制御できる保証はない」
小さく呟く。
視線が揺れる。
一瞬。
戦況を見て。
アルマー。
距離。
弾幕。
今のままでは――押し切れない。
「どうするの?」
アルマーが笑う。
銃口を向けたまま。
「そのままじゃ、終わるわよ?」
挑発。
だが事実。
マークスの指が、首輪にかかる。
外すか。
そのままか。
ほんの一瞬の迷い。
その隙に――
銃口がわずかに上がる。
引き金に力がかかる。
「……っ」
マークスの目が決まる。
パティ vs エレン2
⸻
じゃあ、もう一段上げるぞ」
エレンの左手が開く。
五指がわずかに震える。
空気が張り詰める。
その瞬間――
ワイヤーが射出される。
複数。
一直線ではない。
交差する軌道。
逃げ場を潰す配置。
同時に――
右手。
炎が膨れ上がる。
「行くぞ」
踏み込む。
ワイヤーで制限し、炎で焼く。
二重の圧。
「……」
パティは動かない。
いや――最小限。
一歩だけ、前へ。
「正面……?」
エレンが眉をひそめる。
その瞬間。
ワイヤーが絡む。
腕。脚。
拘束。
同時に――
電流。
「――っ!」
全身に走る。
鎖帷子を通して、逃げ場なく巡る。
筋肉が硬直する。
動きが止まる。
「捕まえた」
エレンが距離を詰める。
炎を振り上げる。
至近距離。
「終わりだ」
振り下ろす――
その瞬間。
「……まだです」
踏み込む。
無理やり。
電撃で動かないはずの身体を、強引に動かす。
「なっ……!?」
炎を受けながら前へ。
焼ける。
だが止まらない。
距離を潰す。
至近距離。
ワイヤーが絡んだまま。
だが――
引く。
強引に。
「っ……!」
エレンの体勢が崩れる。
そのまま。
頭突き。
叩き込む。
鈍い音。
「ぐっ……!」
よろける。
だが倒れない。
すぐに距離を取る。
ワイヤーを引き戻す。
炎を構え直す。
「無茶苦茶だな……」
息を吐く。
パティはその場に立つ。
呼吸がわずかに乱れる。
身体が微かに震えている。
電撃の影響。
無視しきれてはいない。
「……分析完了」
低く呟く。
足をわずかに動かす。
痺れが残る。
「電撃は有効」
だが視線は変わらない。
「ですが――」
一歩、踏み出す。
「致命ではありません」
エレンが笑う。
「いや、十分効いてるだろ」
左手が再び開く。
ワイヤーが唸る。
右手の炎が強くなる。
「次は倒す」
パティは構える。
両手の刃がわずかに下がる。
だが姿勢は崩れない。
「来てください」
静かに。
だが確実に。
二人の間合いに、電流と炎が満ちる。
「次は倒す」
エレンの目が細まる。
右手の炎が――消える。
代わりに。
空気が、冷える。
「使ってやるさ。姫神の能力ってやつを」
低く呟く、指輪が光りー
次の瞬間。
地面が白く染まる。
霜。
一瞬で広がる。
「……氷?」
パティの足元。
凍る。
逃げる間もなく。
両足ごと――地面に固定される。
「っ……!」
動かない。
力を込める。
だが砕けない。
その瞬間。
ワイヤー。
射出。
絡む。
腕へ。
胴へ。
完全拘束。
「これで――」
電流。
一気に流し込まれる。
「――っ!!」
今までとは違う。
逃げ場がない。
地面。
氷。
鎖帷子。
すべてが導体となる。
全身を、強制的に支配する電撃。
身体が跳ねる。
完全な硬直。
「動けないだろ」
エレンが距離を詰める。
足元の氷がさらに広がる。
逃げ場を潰す。
「これで終わりだ」
さらに出力を上げる。
電流が唸る。
だが――
「……まだです」
小さく。
だが確かに。
パティの身体が、わずかに動く。
「は?」
エレンの眉がひそむ。
凍結。
拘束。
電撃。
三重。
それでも。
「……力任せですが」
足に力を込める。
軋む。
氷がひび割れる。
「十分です」
踏み抜く。
砕く。
強引に。
同時に、ワイヤーを掴む。
電流がさらに走る。
だが離さない。
「マジかよ……!」
引く。
エレンを。
強制的に引き寄せる。
氷の上を滑らせるように。
距離が一気に消える。
至近距離。
「捕捉しました」
刃が振り上がる。
だが――
エレンの目が変わる。
「だから――甘い」
足元。
氷が一気に盛り上がる。
突き上げる。
パティの体勢が浮く。
「っ!」
その一瞬の浮き。
ワイヤーが再び絡む。
電流。
至近距離で叩き込む。
「終わりだ」
氷と電撃。
完全拘束。
だが――
刃は止まらない。
振り下ろされる。
寸前まで。
勝負は、まだ決していない。
「次は倒す」
エレンの目が細まる。
右手の炎が――消える。
代わりに。
空気が、冷える。
「切り替えだ」
低く呟く。
次の瞬間。
地面が白く染まる。
霜。
一瞬で広がる。
「……氷?」
パティの足元。
凍る。
逃げる間もなく。
両足ごと――地面に固定される。
「っ……!」
動かない。
力を込める。
だが砕けない。
その瞬間。
ワイヤー。
射出。
絡む。
腕へ。
胴へ。
完全拘束。
「これで――」
電流。
一気に流し込まれる。
「――っ!!」
今までとは違う。
逃げ場がない。
地面。
氷。
鎖帷子。
すべてが導体となる。
全身を、強制的に支配する電撃。
身体が跳ねる。
完全な硬直。
「動けないだろ」
エレンが距離を詰める。
足元の氷がさらに広がる。
逃げ場を潰す。
「これで終わりだ」
さらに出力を上げる。
電流が唸る。
だが――
「……まだです」
小さく。
だが確かに。
パティの身体が、わずかに動く。
「は?」
エレンの眉がひそむ。
凍結。
拘束。
電撃。
三重。
それでも。
「……力任せですが」
足に力を込める。
軋む。
氷がひび割れる。
「十分です」
踏み抜く。
砕く。
強引に。
同時に、ワイヤーを掴む。
電流がさらに走る。
だが離さない。
「マジかよ……!」
引く。
エレンを。
強制的に引き寄せる。
氷の上を滑らせるように。
距離が一気に消える。
至近距離。
「捕捉しました」
刃が振り上がる。
だが――
エレンの目が変わる。
「だから――甘い」
足元。
氷が一気に盛り上がる。
突き上げる。
パティの体勢が浮く。
「っ!」
その一瞬の浮き。
ワイヤーが再び絡む。
電流。
至近距離で叩き込む。
「終わりだ」
氷と電撃。
完全拘束。
だが――
刃は止まらない。
振り下ろされる。
寸前まで。
勝負は、まだ決していない。
マリーナVSアイリーン
再び、同時に動く――その直前。
「頼むわよ...姫神ー」
空気が、沈んだ。
「……?」
マリーナの足が、わずかに重くなる。
違和感。
視線を上げる。
アイリーンは無言のまま。
だが――その周囲。
空気が歪んでいる。
「重力……か」
低く吐く。
次の瞬間。
――圧。
見えない何かが、叩きつけられる。
「っ……!」
マリーナの身体が沈む。
地面が軋む。
膝がわずかに落ちる。
「くっ……!」
踏みとどまる。
雷を強める。
だが――
「逃がさない」
アイリーンが踏み込む。
同時に、重量波。
連続。
波のように重さが叩きつけられる。
一歩、動くたびに重くなる。
「……厄介だな」
マリーナが歯を食いしばる。
それでも動く。
足に雷を集中させる。
強引に加速。
だが完全ではない。
いつもの速度は出ない。
そこへ――
右腕。
機関銃。
発砲。
「っ……!」
回避が遅れる。
弾が掠める。
さらに。
左腕。
ナイフ。
踏み込み。
「――!」
マリーナはトンファーで受ける。
火花。
だが押し負ける。
重量。
単純な質量ではない。
全身にかかる負荷。
「はっ……!」
無理やり押し返す。
雷を爆ぜさせる。
一瞬だけ軽くなる。
その隙に距離を取る。
だが――
「無駄」
アイリーンの足元が沈む。
次の瞬間。
重量波。
直撃。
「っ……!」
マリーナの身体が地面に叩きつけられる。
膝がつく。
ヒールが砕ける。
「……!」
呼吸が乱れる。
だが倒れない。
顔を上げる。
「……いいな」
低く笑う。
全身に雷が走る。
無理やり、身体を起こす。
「それ、かなり効く」
立ち上がる。
重さを引きずりながら。
「でも――」
視線が鋭くなる。
雷がさらに強くなる。
空気が震える。
「潰される前に、潰すだけだ」
姿勢を落とす。
次の瞬間。
雷が爆ぜる。
強引な加速。
重量を無視するように突っ込む。
「来い」
アイリーンは無言。
重量波をさらに重ねる。
機関銃を構える。
ナイフを低く構える。
重さと火力。
速度と技巧。
真正面から――ぶつかる
ライン vs アベル2
⸻
拳銃を左手に構え、右手の高振動破砕腕を意識する。
振動が微かに指先から伝わる。
「これで行く」
低く呟く。
間合いを詰める。
アベルも同じく、右手を振り上げる。
高振動破砕腕。
振動が空気を震わせる。
地面の砂利が舞う。
「来い!」
ラインも踏み込む。
間合いは一瞬で消える。
右腕が振り下ろされる。
破砕の振動が地面を裂く。
拳銃が左手で狙いをつける。
「――っ!」
アベルの腕がぶつかる。
振動が伝わり、地面の砂が飛ぶ。
一撃で周囲が揺れる。
だが、ラインは止まらない。
体勢を低く保ちながら――
反対側の腕で、拳銃を構え直す。
「ここで止まるつもりはない!」
破砕腕を振り上げ、振動を増幅。
アベルの体が揺れる。
拳銃からは正確に弾丸が飛ぶ。
間合いの短縮。
至近距離。
「効くか……!」
アベルが叫ぶ。
振動の衝撃と弾丸が同時に襲う。
体勢を崩す。
「まだだ!」
ラインが踏み込む。
右腕の破砕腕が回転し、アベルの防御を押し潰す。
左手の拳銃も同時に狙いを外さない。
至近距離。
衝撃。
弾丸。
破砕の振動。
アベルが後退する。
「しぶとい……!」
振動で地面がひび割れる。
砂利が飛び散る。
それでもラインは息を整える暇もなく、前に進む。
「ここで決める!」
右腕の破砕腕が再び振り下ろされ、アベルの腕を弾き飛ばす。
左手の拳銃が肩越しに弾丸を撃ち込む。
至近距離での正確無比な二段攻撃。
アベルの体勢が大きく崩れ、砂煙の中に後退する姿が見える。
ラインは呼吸を整え、次の攻撃の間合いを詰める準備をする。
衝突の余韻が残る砂埃の中、戦いはまだ決して終わっていない。
アベルは左手の指輪に視線を落とす。
「姫神の指輪よ」
低く呟き、拳銃を腰にしまい込む。
指輪が淡く輝き、瞬く間に光が増していく。
次の瞬間――
全身が炎に包まれた。
熱気が周囲の空気を揺らす。
右手の高振動破砕腕に火炎が纏い、振るうたびに炎の波動が周囲を焼き払う。
「来い!」
振り下ろす。
破砕の振動と炎の熱が合わさり、地面の岩を粉砕する。
火柱が上がり、砂利や砂塵が巻き上がる。
ラインは間合いを読み、素早く身を翻す。
「……見切れるか?」
衝撃波が吹き荒れ、砂煙が視界を遮る。
炎の渦が周囲を押し流し、地面が裂ける。
アベルの攻撃は容赦なく、しかし計算され尽くした破壊力で戦場を支配する。
火炎高振動破砕腕が再び振り上げられ、次の衝撃波が間近に迫る。
ラインは一瞬、身を低くし、雷の力を集中させて反撃の機会を窺う。
炎と振動――アベルの姫神能力が、戦局を一気に激化させる。




