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03

とまぁメタ発言すればベタな展開でいけば窓ガラスが割れた音が鳴ったらもうそれはアレが侵入してくる合図だろう…。


割れた窓ガラスに怯える麗と美優だが、力を振り絞って確認しに行く麗。意外に度胸がある。


ちなみに美優は震えながらコアラのように麗の腰に後ろから顔をうずめしがみついており麗はそれを引きずっている。


…結局、ガラスが割れた廊下には、誰もおらず、一匹の猫がいた。


「え…?」


メタ発言的に言えば"アレ"ではなかった。


麗が目を丸くする。まさか猫がガラスを割って入ってきたとは考えにくい…だが否定はできない。


そんな猫を見つけた美優が反応する。


「あ!猫ちゃん!」


飛びつこうとするハムスター人間の美優を麗がガシッと首根っこを捕まえ止める。


「ぐえっ!」

「…」


麗は状況が理解できないので猫を観察するが傷ひとつない。


ただ実際この割れたガラス窓から入ってきた可能性が1%でもある。


猫は何事もないように自信の身体を毛づくろいして舐め回す。


麗は恐る恐る窓の外を確認するも違和感はない。


「ガラス割れちゃったしな…どうしよ…」


修理業者を呼ぶには管理人を務める敏腕キャバ嬢のクルミを呼ぶしかないが連絡先も知らないしいつ帰って来るかもわからない。


手元では猫を触りたい美優がジタバタしている。


しかし麗から見るとこの猫はどこか違和感がある。うまく言い表せられないが。


…とりあえず触らぬ神に祟りなしで美優の首根っこ(襟元)を掴みながら引きずって移動する。


「麗ちゃん!ねこ!ねこさわらせて!」


と騒ぐのを無視してとある部屋へ向かう。


恐らくいるであろう信頼できる人間…春香のもとへ。


猫の違和感と言うよりもガラスが割れた事への相談だ。










…猫の目が血に染まる



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