02
何者かに追突の如く抱き着かれた麗はドアに衝突して衝撃にしゃがみ込む。
「あ…麗ちゃん!麗ちゃんごめんっ!」
と麗に抱き着いた犯人…小宮山美優(18)はとっさに麗から離れて背中をさする。
自身と年齢は離れてはいるが身長はほとんど変わらない麗にタックルした。
自分の力がそこまで及ぶとは思ってなかった美優。
美優はこのシェアハウスに1年以内に来たメンツで、
自身が麗と同じ大学に通っている事を知り、麗に仲間意識を募らせて姉のように見ていて妹のようにじゃれつくが、
一方の麗は、兄弟姉妹はおらずひとりっ子で育ちコミュ症なので美優の対応に困っている。
「麗ちゃんっ!ご飯食べよう!ご飯食べたら治るっ!!!」
「いやっ…ちょっ…美優ちゃんっ…!!」
しかしその困り具合さえも美優は気付かずにひたすら麗にうざがらみを当初から続けておりカオスだ。
美優は麗の腕を引っ張りシェアハウスに上がり込みリビングに麗を引っ張る。
そしてリビングで麗の腕を離しカバンから袋詰めされたマシュマロを大量に取り出し机に広げる。
「麗ちゃんっ…これを食べれば治るっ…」
美優…ベージュのロングヘアで麗と同じ小さい身長のハムスターのような華奢な女子がハムスターのようにマシュマロをむさぼり始める。
それを見ていた麗が美優の腕を掴み止める。
「美優ちゃん…野菜は?」
…とそれは人見知りの目でもコミュ症の目でもない。
…そう、麗は実は美優相手にはもう人見知りを発せず妹のように接しているし実は春香相手にも歴が長いのでスムーズなコミュニケーションが取れる。
麗自身、人見知りではあるものの、打ち解けた美優と春香がこのシェアハウスにいてくれるのは相当ありがたい存在だ。
「野菜食べてごはん食べてからマシュマロね…?」
美優は麗の言葉に苦笑いしながら汗を掻き新しいマシュマロを開けようとする手を止めた。
…その瞬間
バリィィィンッ!!!
と音がして入口付近の廊下の窓が割れた




