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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第70話 好敵手との出会い

?「ニノ! 無事か!」


 茂みを掻き分け、一人の男が我と少女の前に現れた。


少女 → ニノ「お父さん!」


 どうやら、男の正体は少女の父親だったようだ。


ワン(再会できて良かったな)


 我が呑気にそんなことを考えていると……


? → ニノの父「良かった……。叫び声が聞こえたから心配……」


 少女の父親が「ハッ」とした表情をして言葉を途中で止めた。


ワン(どうかしたのだろうか?)


 少女の父親の目は、我を見ているようだが……

 そこで気付いた。

 尻もちをついた少女の目からは涙が。

 そして少女の目の前にいる我の両手は血で真っ赤であった。

 つまり、少女の父親の目に我の姿は……


ニノの父「娘から離れろ!」


 少女の父親が刀を抜いて、我に襲い掛かった。

 やはり、我のことを娘を襲う不届き者だと勘違いしてしまったようだ。


ワン(倒れている魔物を見れば、我が少女を守ったことは察しがつきそうではあるが……)


 ブンッ。


 少女の父親は容赦なく、我に刀を振るった。

 我は後方に飛びのいて、それをかわす。


ワン(……頭に血が上って気付いてないようだな)


 戦いは避けられそうにない。


ワン(まあ、いいさ。我が名はワン。最強を目指す男)


 いかなる戦いも受け入れよう。

 我は戦闘態勢に入った。

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