↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
313/335

第54話 恋愛相談<失敗>

ツー「……駄目ね。手応えが無いわ」


 僕らの元に戻ってきたツーが言った。


ワン「うーむ。話していた内容自体は悪くなかったと思うが……」


スリー「だな。正直、聞いてて少しドキッとしたぜ。なあ、ゼロ」


ゼロ「ええ、そうですね。さすが、ツーです」


 僕らは、ツーを褒めた。


ツー「ありがとう。でも、困ったわね。きっと、リーダーは、私たちに恋の相談をするつもりが無いわよ」


 それは、確かに困った。

 これじゃ、僕たちに打つ手は……


スリー「発想を逆転させるか……」


 スリーが、ボソッと呟いた。


ゼロ「スリー? 何か手があるんですか?」


スリー「まあな。じゃあ、ちょっと行ってくるぜ」


 スリーがリーダーの元へと向かう。


スリー「なあ、リーダー。実は俺、好きな人が出来たんだ。だからさ、相談に乗ってくれねーか?」


リーダー『ピクリッ』


 今まで無反応だったリーダーが少し反応した。


ワン「相談に乗るではなく、『相談する』とは、あやつ考えたな」


ゼロ「そうですね。リーダーの性格上、困っている人。特に子供は放っておけない……これはいけるかもしれません」


 スリーの恋愛相談の中で、リーダーも自身の『恋』について漏らすかもしれない。

 もし、上手くいったら――


スリー『じゃあ、お互いの恋を成就させるために協力しようぜ』


 ――と言った感じで話を進めることが出来る。

 そうなれば……


ツー「あれ? スリーが戻ってくるわ」


 ……えっ?

 馬鹿な、いくらなんでも早すぎる。

 失敗したのか?

 でも、なんで……


スリー「……恋愛マスターのワンに聞けだって」


ワン「ぬあっ!?」


 スリーの言葉にワンが驚く。


ツー「ワン! 何、足引っ張ってんのよ!」


 ツーは、勢いよくジャンプすると、手に持っていたフライパンをワンの頭に叩きつけた。

 ゴンッ、と鈍い音が響く。


ワン「す、すまん。まさか、こうなるとは……」


 ワンが叩かれた頭をさすりながら謝った。

 こうして、僕らの恋バナでリーダーの悩みを聞き出そう作戦は失敗に終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。