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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第39話 人を救う素晴らしさ

リーダー「そんな驚かないでよ。人々を傷つけ、苦しめる『悪』を殺すのは当然のことだろ?」


 悪を殺す。

 青年の考えが、それで一貫していることは分かった。

 だからこそ、余計に分からなくなった。


スリー「でも、子供の『俺』は生かした。……なぜだ?」


 人殺しの俺は、青年の定義において『悪』ではないのか?


リーダー「子供は自分で生き方を選べない。悪いのは子供を悪に染めた『悪い大人』だ。だから、子供は殺さない」


スリー「違う!」


 俺は、青年の言葉を否定した。


スリー「俺は……自分の意思で『人殺し』になることを選んだんだ! 大人に染められたわけじゃない!」


 あの大人は俺をていのいい道具にするつもりだった。

 でも、俺は抵抗して殺した。

 俺は自分で選択したんだ――人殺し(にんげん)になることを。


リーダー「そうか、分かったよ。今は、それでいい。でも……」


 青年は、俺を見て笑う。


リーダー「俺が必ず君に……『人を救う素晴らしさ』を教えて見せるよ」

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