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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第38話 的外れ

スリー「『人殺し』を正義のために使うって……どういうことだ?」


 抵抗をやめたことで、青年から解放された俺が尋ねた。


リーダー「別に難しいことじゃない。ただ、殺す対象を『悪』に絞るだけさ。……簡単だろ?」


スリー「まあ、殺す対象にこだわりは無いから、別にいいけどよ……」


リーダー「やったー! よろしくね!」


 青年は、嬉しそうに俺の手を握ると、『ブンブン』と上下に動かした。


リーダー「よ~し、そうと決まったら、このままアジトに向かおう!」


 青年は、意気揚々と歩き出す。


スリー「ちょっと待ってくれ!」


 俺は、青年を呼び止めた。


リーダー「どうしたんだい?」


スリー「聞きたいことがあって……どうして、俺なんだ? もっと、大人の方が良かったんじゃ……」


 悪を殺す――戦力を求めているなら、わざわざ子供の俺を選ぶ必要は無かったはずだ。


リーダー「アハハハッ」


 青年は、おかしそうに笑う。


スリー「????」


 青年が、なぜ笑ったか分からず俺は混乱した。


リーダー「あ~、ごめん、ごめん。君があまりに『的外れ』なことを言うから、笑っちゃったよ」


スリー「的外れ?」


リーダー「うん。だって、もし君が『大人』だったとしたらさ――『殺してる』に決まってるじゃん」

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