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第29話 千年に渡った呪い⑤
ユラユラ。
私は、ひとり、さまよう。
神(どこかに『ヒーロー』は、いないか?)
前の体が駄目になったので、新しい体を探していた。
ヒーロー「この組織の目的はズバリ『悪』から子供を、強いては人々を守ること!」
……次は、あの人間にしよう。
神(…………)
私は、人間の観測を始めた。
神(待っているぞ。お前が『正義』を失う――そのときを)
正義を失い、空っぽになった心を……。
神「神である私が救ってやろう」
血で汚れた美しい体も。
正義のために人殺しに染まった醜く気高い魂も。
平等に愛し、『正義』で満たす。
神「ああ、実に楽しみだ」
私は、いずれ訪れる未来に思いを馳せた。




