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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第26話 千年に渡った呪い②

 ベルクが死んだ。

 彼の英雄も、灰になってしまえば蘇れないらしい。


呪いA「これがベルクの最後?」


呪いB「案外、あっけないんだね」


呪いC「…………」


 ベルクが死んだ?

 あの英雄が?


呪いC「少し、探すか……」


 私たちは、さまよう。

 英雄を探して。

 しかし、英雄を見つけることは叶わなかった。


呪いA「見つからなかったね」


呪いB「やっぱり、ベルクは死んだんだ」


呪いD「眠ろう。ベルクと共に」


 私たちは、ベルクのために作られた墓に向かう。


呪いA「ベルクいないね……」


呪いB「仕方ないよ。ベルクの死体は、燃やされちゃったから」


呪いD「灰は?」


呪いB「どっかに飛んでいちゃった」


呪いA「探しに行く?」


呪いB「さすがに見つからないよ」


 私たちは諦めた。

 空っぽの墓の中で、眠りについた。


呪いA「あれ? どこに行くの?」


呪いC「探しに行く……新たな英雄を」


 『私』は眠らなかった。

 『私』だけは諦めなかった。諦めきれなかった。


呪いA「ベルクの代わりなんているの?」


呪いC「いないなら、私が『英雄』になるだけだ」


呪いA「ふ~ん。じゃあ、英雄になれたら呼んでよ。君に憑りつくからさ」


呪いC「…………」


 私は返事をしなかった。

 ただ、無言で墓を飛び出した。

 それが私の千年に渡る旅の始まりだった。

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