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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第19話 二人の関係は?

ツー「ほら、スリー。こっち来て」


 一番の下っ端となってしまった、スリーは、ことあるごとにツーに呼び出され、こき使われていた。


スリー「どうして、こんなことに……」


 スリーは、現在の自分の状況を嘆いた。


リーダー「はは……。番号が若いほど、偉いなんてルールは無かったんだけどね」


 リーダーは、苦笑いしながら言う。


ワン「むむ、そうだったのか? 説得力があったから、信じてしまったぞ」


ゼロ「もしかして、それで僕が食べ終わるたびに、おかわりをよそってくれてたんですか?」


 おかげで、僕はいつもお腹いっぱいで苦しんでいた。


ワン「うむ。お前は我より番号が若いからな」


 そういうことだったのか……。

 『お前はまだ子供だからたくさん食え』――的なやつだと思ってた。


ゼロ「今後は自分で、よそうので大丈夫です……」


ワン「そうか。了解した」


 こうして、僕の悩みが一つ消えた。


ゼロ「でも……、じゃあ、スリーが言ったルールは、どこから……」


 僕は、疑問を口にした。


スリー「俺自身だよ……。新入りのくせに、生意気なお前への嫌がらせのつもりだったんだ……」


 ゲッソリとした表情で、スリーが言った。

 ツーに、こき使われる日々は、想像以上に過酷だったらしい。


ワン「その結果、自爆とは……。自業自得ではあるが、ご愁傷様だな」


 疲れ切ったスリーを見て、ワンが同情した。


ゼロ(生意気か……。僕の何が気に障ったんだろう?)


 敬語を使ったり、気を遣っていたつもりだったんだけど……。


ツー「まあ、いいじゃない。私といれる時間が増えて」


 ツーは自身の体を、スリーに密着させた。


スリー「……!」


 スリーの顔が、みるみる真っ赤に染まる。


ゼロ(前から思ってたけど、もしかして……)


 僕は、一つの答えに行きついていた。


ゼロ「ツーとスリーって、付き合ってるんですか?」


スリー「なっ!?」


 僕の言葉に、スリーが狼狽えた。

 それに対してツーは……


ツー「……(チラッ)」


 なぜか、ワンの方を見た。


ワン「ん?」


 ワンがツーの視線に気づいた。


ワン「そうだな……。スリーにならツーを任せてもいい――我をそう思っている」


 ワンがはっきりと言った。


ゼロ(人殺しのスリーと、不殺を掲げるワン……)


 水と油に思える二人だが、ワンの方はスリーに対して悪感情は抱いてないようだった。


ツー「…………」


 ツーが何かを思案する。

 そして……


ツー「あら、やだ~。そう見える?」


 バンッ。


 ツーが僕の背中を叩いた。

 その表情は笑顔だった。

 ワンの許しを得られたことが嬉しかったのだろうか?


 そんな僕らのやり取りを尻目に……


リーダー「スリーが……ツーを? あははっ、それは無いよ」


 リーダーは空気を読まずに言った。

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