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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第9話 青年の仲間たち

青年「さあ、着いたよ。ここが俺たちのアジトだ」


男性「ん? 子供?」


少女「私と『スリー』と同い年くらいかしら?」


少年「ふ~ん。……もしかして、新入りか!!」


 青年に連れられてアジトに入った僕を出迎えたのは、青年と同い年くらいの男性と……僕と同じ子供(二人)だった。


青年「ああ、そうだよ。今日から俺たちの仲間になる……」


少女「ちょっと待った」


 少女が制止をかけた。


少女「リーダー。その手、どうしたの?」


 少女が青年のグルグル巻きになった手を見ながら言った。


リーダー(青年)「ああ、これか~。この子に切り落とされちゃってさ~」


 青年が笑いながら言った。


少女「馬鹿じゃないの!? 早く見せなさい!」


 少女が慌てて青年に駆け寄った。


男性「ほう……。リーダーに勝つとは、子供ながらにやるではないか」


少年「ひゃははは。これは面白い奴が入ってきたな!」


 少女とは対照的に男性と少年は、青年を心配する素振りは見せず、むしろ、その指を奪った僕の方に注目した。


少女「指が全部なくなってるじゃない!? 切り落とされた指は、どこやったの!?」


リーダー(青年)「えっ、置いてきたけど……」


少女「馬鹿!! ちゃんと、持って帰って来なさいよ! 一体、どうしたら……」


 青年の言葉に、少女が頭を抱えた。


?「あっ、指だったらここに」


 僕が切り落としてしまった青年の指を取り出す。


リーダー(青年)「持ってきてたの!?」


少女「アンタ、ナイスよ」


 バシッ。


 少女が大慌てで、僕の手から青年の指を奪い取った。


少女「『癒しよ!!!!』」


 その言葉と共に、切り落とされた指が青年の手にくっついた。


リーダー(青年)「おおーー!! くっついた!?」


 青年が驚きながら、くっついた指を動かす。


リーダー(青年)「凄いや。傷を治せるのは知ってたけど。まさか、切り落とされた指までくっつけられるなんて!」


少女「……はあ~。ほんと、指を持ってきてくれたソイツに感謝しなさいよ」


リーダー(青年)「いや~、本当に助かったよ。ありがとう」


 青年がお礼を言いながら、僕の手を握る。

 そして、そのまま上下にブンブンと動かした。


?「えっ、あ、うん。どういたしまして?」


 僕が戸惑いながら言った。


男性「指を切り落としたのは、その子供ではなかったのか?」


リーダー(青年)「そうだよ」


少年「あはは、とんだマッチポンプだ!」


 男性と青年のやりとりを聞いて、少年が腹を抱えて笑う。


少女「そういえば、そうだったわね……。よくも、リーダーの指を! 許さないわ!」


 怒った少女が僕を睨んだ。

 それを見て、僕は……


?「本当に申し訳ございませんでした!!」


 全力で謝った。

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