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第17話 彼の名前
マイ「名前が……無い?」
予想外の返答に私が驚く。
団員「あ~、言い方が悪かった。名前じゃなくて番号で呼ばれてるんだ」
彼が補足する。
マイ「番号?」
団員「ああ。コードナンバー『03』――ってね。とてもじゃないが名前っぽくないだろ?」
マイ「ゼロ……サン……」
私が彼の番号を呟く。
マイ「『レイさん』……って、呼んでもいい?」
私が彼に聞いた。
団員「レイ……さん?」
彼が疑問を浮かべた。
マイ「うん……。『ゼロ』で『レイ』……そっちの方が名前っぽいかなって」
レイさん(団員)「なるほどね……。『レイさん』……うん。いい名前だ」
彼が私があげた名前を噛み締める。
レイさん「ありとう、マイ。凄く嬉しいよ」
彼――レイさんが笑う。
マイ「……!」
ドクン。
その笑顔を見て私の心臓が跳ね上がった。




