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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第20章 教団編―救済―
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第17話 彼の名前

マイ「名前が……無い?」


 予想外の返答に私が驚く。


団員「あ~、言い方が悪かった。名前じゃなくて番号で呼ばれてるんだ」


 彼が補足する。


マイ「番号?」


団員「ああ。コードナンバー『03』――ってね。とてもじゃないが名前っぽくないだろ?」


マイ「ゼロ……サン……」


 私が彼の番号を呟く。


マイ「『レイさん』……って、呼んでもいい?」


 私が彼に聞いた。


団員「レイ……さん?」


 彼が疑問を浮かべた。


マイ「うん……。『ゼロ』で『レイ』……そっちの方が名前っぽいかなって」


レイさん(団員)「なるほどね……。『レイさん』……うん。いい名前だ」


 彼が私があげた名前を噛み締める。


レイさん「ありとう、マイ。凄く嬉しいよ」


 彼――レイさんが笑う。


マイ「……!」


 ドクン。


 その笑顔を見て私の心臓が跳ね上がった。

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