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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第20章 教団編―救済―
246/299

第9話 お腹が空いちゃって

ユナ「マイ! どこ?!」


 お母さんが私の名前を呼びながら食堂にやってきた。


マイ「お母さ~ん。こっちだよ~」


 私が立ち上がってお母さんを呼ぶ。


ユナ「……!」


 走ってきたお母さんが私を抱きしめた。


ユナ「マイ……急にいなくなったら駄目でしょ? 心配したんだから……」


 お母さんは泣いていた。

 すごく心配をかけちゃったみたい。


マイ「ごめんなさい。お母さん」


 私がお母さんを抱き返しながら謝る。


司祭「ユナ。お祈りをするのは素晴らしいですが、娘のマイをないがしろにするのは良くありません。彼女はとてもお腹を空かせていたのですよ」


ユナ「お腹を空かせ……?」


 司祭様の言葉にお母さんがきょとんとする。

 そして……


 グ~。


 お母さんのお腹が鳴った。


ユナ「あっ……、そっか私ご飯も食べずに……。ごめんね、マイ」


 お母さんが私に謝った。


ユナ「でも、一人でいなくなるのは絶対ダメ。次は私に声をかけることいいわね?」


マイ「声を掛けたけど、お母さん……お祈りに夢中で全然反応してくれなくて……」


 私が当時の状況を説明する。


ユナ「本当にごめんなさい! 今度は殴ってでも気づかせて!」


マイ「うん、分かった!」


 私が元気よく返事をした。


団員「はいはい。説教と謝罪はそこまで。ユナさんお腹が空いているんでしょ? 料理ならいっぱいあるから食べちゃって!」


 団員がテーブルの上に並んだ料理を見せつける。


ユナ「わ~、こんなにたくさん!」


 お母さんがテーブルの料理に手を伸ばしながら喜ぶ。


司祭「注文した料理が役に立って良かったです」


 もりもりご飯を食べるお母さんを見て、司祭様が嬉しそうに言った。

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