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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第20章 教団編―救済―
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第7話 分岐点<マイ>

ユナ「…………」


 私は声をあげなかった。

 ずっと地下に閉じ込められ、両親に魔法使いを産むための道具として扱われても。

 それでも意地汚く生きることを選んできた私には死のリスクをおかしてまでも助けを求める勇気は無かった。


ユナ(大丈夫。私たちは助かる)


 根拠のない希望論で自身を慰める。

 助けなど来るはずもないのに。

 私は選択を誤って……


マイ「……!」


 マイが唐突に立ち上がった。


ユナ「マイ?」


 私がマイの行為に驚く。

 急にどうしたというの?


マイ「お母さん! もう大丈夫だって!」


 マイが嬉しそうに声を出す。


ユナ「どうして、急にそんなことを……」


 マイは一体何を根拠に大丈夫と言っているのだろうか?


マイ「急にって……。ほら、聞こえるでしょ。この声が! 私たちを助けてくれるって!」


 そんな声は聞こえない。

 マイは何を言って……


マイ「ここだよー! 私たちはここにいるよ! だから、助けてーー!」


 マイが叫んで……


 ガタン。


 私たちを閉じ込めていた地下室の入口が開いた。

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